城崎温泉で外湯めぐりとグルメを満喫。一番の狙いは子供たちが文学と親しむこと

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2019年4月1日から2日にかけて、三人娘と一緒に城崎温泉を訪れました。

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外湯めぐりが楽しい城崎温泉

兵庫県豊岡市にの城崎温泉。コウノトリが傷を癒していた事により発見との伝説があり、1300年の歴史を誇ります。多くの文豪に愛され、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、「城崎温泉」が「寄り道をして訪れるべき場所」を意味する二つ星を獲得しています。

城崎温泉は「外湯めぐり」の発祥の地といわれ、温泉街には7つの外湯があります。街全体がひとつの温泉宿に見立てられているそうです。

外湯は、さとの湯はふれあいの湯、一の湯は開運招福の湯、御所の湯は美人の湯、まんだら湯は一生一願の湯、地蔵湯は衆生救いの湯、鴻の湯はしあわせを招く湯、柳湯は子授けの湯…などの特徴があります。……が、源泉は一元管理され、泉質に違いはありません。

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大人1,200円・小人600円の外湯めぐり券の購入で1日で全ての温泉を楽しめるほか、温泉街の旅館に宿泊すると外湯を追加料金なしで利用できます。

きっかけは三女のひとこと

城崎温泉を訪れることきっかけは、中1三女のひとことです。卒業記念の旅行について話していたとき、「落ち着いた温泉でゆっくりお風呂に入りたい」。そう、三女は温泉好きなのです。

それから「落ち着いた温泉」をチェック。古い建築物が好きな高3長女からは、「風情あるところがいい」と、銀山温泉(山形県)、渋温泉にある温泉旅館「金具屋」(長野県)などの候補が出ました。

そんなとき、三女が大好きなアニメ「名探偵コナン」で「こうのとりミステリーツアー」というタイトルを視聴しました。

舞台は城崎温泉です。美味しいものが多そうで、町並みもいい感じ。

「ここがいいのでは?」とチェックしてみたところ、長い歴史、古い建物と風情あの町並み、小規模な宿、コナンの舞台、城崎地ビール……と、今回の条件に文句なしの温泉地です。

長女は高校の国語で『城の崎にて』を習ったそうです。これはもう、決まりでしょう。

アニメとのタイアップやインフルエンサーマーケティングの威力を感じつつ、今回、実際に体験した城崎温泉をご紹介します。

城崎温泉の魅力

歴史と文学の香り漂う街並みの美しさ

城崎温泉の魅力は何と言ってもその街並みです。柳に縁取られた川のほとりに和風木造3階建ての温泉宿が軒を連ねています。

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夜にはさらに風情が増します。

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城崎温泉のほとんどの旅館では、寝間着の浴衣とは別に、温泉街を歩くための綺麗な浴衣も借りることができます。そのため浴衣で歩いている人たちが多くいらっしゃいます。街に風情をプラスしています。

また、『城の崎にて』の志賀直哉を始め、司馬遼太郎など多くの文人に愛され、桂小五郎が潜伏したこともあるなど、あちらこちらに歴史と文学の雰囲気を感じます。

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高校の教科書にものっている『城の崎にて』の舞台を巡ることで、文学に親しむ体験をもち、文学を人生の糧にする力を養いたいというのが、母たる私の一番の目的です。

食べ歩きグルメの充実

城崎温泉には、日本海の海の幸や但馬牛など、美味しい食材が集まります。また、城崎地ビールや地酒も楽しめます。

温泉旅館のあいだあいだには、飲食店や土産物屋遊技場などが連なります。多くの店では、ちょっとしたスナックも扱っています。

こちらは但馬牛コロッケと但馬牛の肉まん。「ゲンタくん」も訪れたお店で。55901914_2668421106564872_233975125202960384_n

城崎地ビールもあちこちで。「小五郎おじさん」も飲んでいました。

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とちおとめを使ったいちご大福

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野菜のスムージー

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但馬牛のハンバーガー、カニクリームコロッケ、はちみつソフトクリームなど、食べたいと思いながら食べ損ねた食べ歩きグルメもいくつもありました。

できればもう一泊して食べつくしたいと感じるほど、美味しそうなスナックがたくさんありました!

歓楽街がない?

スナックが点在するぐらいで、古い温泉街でよく見かけるストリップ劇場やキャバクラなどが連なる歓楽街エリア(「無料相談所」の看板がでかでかとあるあのエリア)が城崎にはないそうです。

では夜は、皆さんどんな遊びをするのかなと思ったら、射的など昭和感あふれる遊技場が健在でした。

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城崎温泉の「よくない」と感じられるかもしれないところ

天候が悪いと外湯めぐりがハード

外湯めぐりは天候が悪いと、ちょっとハードです。私達が訪れた日は4月にも関わらず雪が降り、浴衣と下駄では足元がかなり濡れて、冷たくかんじました。

また、外湯をマラソンのように次々とめぐり、混み合った更衣室で脱いだり着たり脱いだり着たりは、案外疲れました。

私たちが宿泊したお宿は内湯がとても綺麗だったので、城崎をまた訪れるなら外湯は巡らなくてもいいかもしれません。

源泉かけ流しの温泉が少ない

源泉を一箇所に集めて集中管理している城崎温泉では、源泉かけ流しのお風呂が少なく、扇屋など3箇所のみだそう。

その他は内湯も外湯も同じ泉質です。塩素の匂いも感じられたので、苦手な方はお気をつけください。

大規模なホテルや宴会場が少ない

壁を共有する商店街のような街並みが魅力の城崎温泉には、大規模な温泉旅館が少ないそうです。飲食店も小規模なところがほとんどのように見えました。

私は小さなお宿の方が、お部屋から浴場までの距離が近かったり、色々と融通がきいたりして好きですが、団体で訪れる方には不便かと思いました。

宿の内湯は小さめ

城崎温泉では、源泉を十分に活用するため、内湯の大きさに制限があります。そのため、どの宿も内湯は小さめとのことです。

歩行者天国ではない

外湯めぐりが名物で、川のほとりの柳の道が風情ある城崎温泉ですが、歩行者天国ではありません。

そのため、温泉街を歩いていても、自動車が傍らをすり抜けていきます。ある時には、みぞれ混じりの雪をタクシーに跳ねかけられました。

歩行者専用にしてくれたら、よりくつろげる温泉街になるのではないかと感じました。

まとめ

朝、ランニングしているときに、高3長女と高1次女の散歩に遭遇。「隣の宿には司馬遼太郎が泊まったらしい」「『竜馬がゆく』の取材らしいよ。面白いから読んでみたら」と自然に話題は歴史や文学ネタに。

一の湯の前では、「ここでネズミが…?」といった『城の崎にて』ネタも会話に現れました。

特に高3長女は、宿のライブラリでも志賀直哉の本をあれこれ読んだそう。「大学入試に『城の崎にて』がでたら、満点だと思う」と胸を張っていました。

もしも、『城の崎にて』が試験にでたら、城崎温泉にお礼参りとしてまた訪れたいと思います。

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