活動のあとはしっかり休むことを意識しています
自分の性質やおかれた状況を漠然と抱えていると、漠然ととらえると「不具合」は不安や劣等感につながりがちです。そこでオススメは「漠然と」を「具体的な言葉で」とらえることです。
自分の心配ごとや解決策を言葉にできますか
あなたは、自分のことをどのくらいご存じでしょうか。
置かれた状況や自分の性質、不安や心配事を具体的に言語化することができているでしょうか。
例えば「将来が心配」「お金がない」などといった心配事について、どのくらい具体的に話すことができますか。
こう質問すると案外「漠然と」「なんとなく」という認識の方が多いものです。
問題が漠然と、なんとなくですと、解決方法もあんまりよく分からず、なんとなく焦ったり、怖くなったりしてしまいがちです。
引け目を感じていた自分の体質
私にもそういうことがありました。
それは自分の体力のなさについてです。
実は私は子供のころから疲れやすくて、土日を活動的に過ごした翌月曜日などは、恥ずかしながらけっこうぐったりしています。
小学生の頃は遠足や運動会といった行事のあとに熱が出るし、新卒で勤めた新聞記者の仕事も体力がついていかなかった……。
トライアスロンやマラソンは大会後に布団からでられないほどの疲労に襲われたり、風邪やインフルエンザにかかることもあるため、会社員時代はとくに大会にはあまり頻繁に参加しないほどでした。
こうした私をみて、「女は弱くて使えない」みたいに言われたこともあります。
「いえいえ女性がみんな私のように体力がないわけではないんです」と女性全体の名誉を損ねているようで気兼ねしていました。
あるいは「トライアスロンなんてやる人が体力ないわけないでょう」と言われることも多く、「それとこれとは話が別なんですが……」とうまく説明できずにモヤモヤとしていました。
自分を説明する言葉を発見し自己理解が深まる
そんなモヤモヤな私が、最近知ったのが「防御体力」という言葉です。
「防御体力」とは、身体の免疫力や恒常性、適応性など健康を維持する体力のこと。
私たちがよく「体力」と呼ぶ「身体を動かして活動する能力」は「行動体力」というそうです。
生まれつき「行動体力」に優れたいわゆる「運動神経抜群」の人がいる一方、「防御体力」にも生まれつき強い人、弱い人がいるというわけですね。
「行動体力」が比較的優れていて「防御体力」が弱い人は、スポーツなどそつなくやりこなしヤッホー!と元気。それなのに、活動時間が終わるととたんにバタンキュー……あ、それ分かる、分かる!
そっか、私はそういう体質の人だったんだ……と、「防御体力」という言葉を知ったことで、自分のことがひとつ理解できました。
言語化した課題は解決策を立てられる
コンサルをしていても感じていることですが、なにか不都合、不具合があっても、それが漠然としていたり、「なんとなく」では、解決方法の考えようがありません。
までは状況を正しく把握する必要があります。そのとき必要なのが言語化です。
言語化して把握すると「課題」となり、解決策も立てられます。
例えば私の場合、「防御体力が弱い」私は、免疫が低下しやすく、疲労回復しにくいのだから、「たくさん活動したあとは、普通の人よりたくさん休憩すればOK」と対策が立てられます。
対策が分かれば、「どうして私は他の人のように元気に活動し続けられないのだろう……」という悩みや劣等感はなくなり、「休むことも含めてスケジュールを立てれば問題ない!」と気持ちがラクになります。
言語化する方法
では、どうしたら漠然としたものを言語化できるようになるのでしょうか。
オススメの第一位は「本で調べる」こと。ネットでブログなどの情報発信されている方からヒントを得ることもできるでしょう。この方法は、お金もあまりかからず、相手もいりません。
また、信頼できる人に相談することもいいでしょう。自分では気づかない切り口で状況を把握し、伝えてくれれば、言語化の幅も広がります。
さらに、その分野の専門家なら、自分の知らない視点や高い解像度で状況を指摘してくれることでしょう。※今回の私の場合は専門家からのご指摘いただきました
不具合が解決し、心配ごとへの対策が分かっていると、生きるのが断然ラクになります。
というわけで、普段からお悩みごとは、言葉で具体的に認識することを意識するようオススメします!
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