練習のスケジュールと時間の確保はどうする? 「佐渡国際トライアスロンAタイプ・ギリギリ完走」への道【2023佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ参加レポート3】

ある日のロングラン

2023年9月3日(日)に新潟県佐渡市で開催された佐渡国際トライアスロン大会のAタイプ(スイム 4.0km、バイク 190km、ラン 42.2km)を完走し、アストロマンになりました! 「ガンガン練習しているイメージもないのに、そんな大会を完走したとは…!?」という驚きのお声もいただいたため、今回は大会にむけた経緯や戦略、練習内容も含めてご紹介。「林原ができるなら、自分もできそう!」と思っていただけると幸いです。

目次

長期的な練習計画

前回では、佐渡までにどんなことをする必要があるかを具体的に揚げました。

やることが決まったら、次はいつやるかを決めます。

「いつ」がない目標は、達成しにくいもの。日常の雑事に流されて、後回しになってしまいがちなんですよね。

しかし、スケジュールや締め切りの管理は、編集者や制作ディレクション、ブランディングコンサルを生業とする私にとって、いわば専門分野。※私に管理されたい方のご用命は、メニュー欄「ご依頼フォーム」からどうぞ(笑)

また、私の性格的にも、計画を立てたほうが見通しが立って安心できます。行き当たりばったりは苦手なんですよね。

と、いうわけでまずはゴールを確認しましょう。

佐渡国際トライアスロンは9月3日(日)です。

次に練習計画です。

私の住む富山県の冬は降雪や悪天候も多く、屋外での本格的な練習は春から。

そこで、春以降の練習計画を大まかに立てました。

以下、「日付」「位置づけ」「中心的内容(ランの場合)」です。

  • ~4月16日 基礎・体力づくり……筋トレ、いろんなスポーツ、LSD(LT以下)
  • 4月17日~ 持久力アップ……距離走・時間走(LTレベル)
  • 6月11日~ レースペース……ペース走(LTの上の方)
  • 7月24日~ スピード+持久力……インターバル・ペース走・ビルドアップ・変化走等(LTの上の方)
  • 8月21日~~9月2日 調整(テーパー)……強度は下げずに練習時間を短くして疲労を抜く。

この間、練習試合の位置づけで、5月に長良川ミドルトライアスロン……

7月に皆生トライアスロンにエントリーしました。

この練習の流れは、アスロニアの「トライアスロンコーチ養成オンライン講習会」で、中島靖弘ディレクター兼ヘッドコーチが作成された練習スケジュールを参考にさせていただきました。

ひとさまに間違ったことをお伝えしないよう、トレーニング理論の勉強もしています

まずはLSDや筋トレでカラダの土台をつくり、そのだんだんと強度と量をだんだんと増やしていきます。

なお、練習は4週間1クールで考え、3週間きつめの練習をしたら、1週間ゆるめに過ごす「adaptation」の週を設けるようにしました。

疲労がたまりすぎて、ケガや体調不良に陥ったり、仕事や家事に支障をきたしたりしないためです。

また、「LT」とあるのは、乳酸性作業閾値のこと。事前に計測して正確な値を知っておくと安心です。

私はLT閾値のとき、速度は6分15秒/km~5分15秒/km。このときの心拍数は160拍/分前後です。

これを目安に、LSDやペース走、インターバルなどの強度を設定します。

心拍数を管理することで、追い込みすぎ(=身体の酷使&仕事や家事に疲れを引きずること)を防ぎ、もっとも効率よく心肺機能や持久力を高める練習を目指しました。

効率のよい内容で練習時間を短縮するには、専門家にアドバイスを受けることも効果的だと思います。

1週間の基本的な練習スケジュール

また、1週間の基本的な練習スケジュールも決めておくと、「今日は何しようかしら」と迷う時間を節約できます。

メニューの立て方は、以下の記事を参考にしました。

ホントよい記事なので、ミドル・ロングに挑戦する人はぜひお読みになることをオススメします。

この記事を参考に私の実情に合わせ、1週間の大まかなスケジュールを以下のようにしました。

  • 月 スイム(ドリル中心)
  • 火 スピードライド
  • 水 スピードラン(主にランニングクラブに参加)
  • 木 休み
  • 金 ロングスイム
  • 土 ロングライド+ラン(短時間)のブリックラン
  • 日 ロングラン

スイムにスピード練習がないのは、「スイムは速くなくてもリタイアしなければOK」と考えたためです。

月・火・水の練習は1時間程度に抑え、時間的・疲労的に仕事や家事に支障をきたさないよう心掛けました。

1時間では何もできない…と感じるかもしれませんが、例えば「LT走」として「アップのjog5分、体操5分、LT閾値の上のほう(私なら心拍数160、主観的運動強度『きつい』30分、ダウンjog5分)」なら、1時間かかりません。

バイクも「土手まで5分のんびり向かう、全速力(主観的運動強度『きつい』)で40分こぐ、土手から5分のんびり帰る」なら1時間未満。

雨天なら、筋トレ動画を見て動けば、1時間もなくてもくたくたです。

筋トレ動画はこちらのチャンネルがお気に入りです。前後に勧められているストレッチをやっても35分です。

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