2023年7月16日(日)に開催された第41回全日本トライアスロン皆生大会。初参加(DNF)レポートです。備忘録とこれから参加される方への参考になれば嬉しいです。
以下、大会レポートその4です!
スイムは陸沿い「コ」の字型
スイムコースはこちらからご覧いただけます。
スイムコースは「コ」の字型。砂浜から沖に出て、陸沿いに進み、また砂浜に戻って1.5km。いったん陸地が上がり、また戻ります。
大会公式コース図では、コースロープがありますが、実際はロープがなく、ブイが4つあるだけでした。
何度もぶつかられゴーグルが外れたけど、なんとか持ち直しました
40分の待ち時間が終わり、スタート前のセレモニーが始まりました。
皆生の変わったところといえば、スタート前の「ノーバトル宣言」。「誰かにぶつかったら譲りましょう」といったことをおっしゃっていたかと思います。
それからスタートのホーンがなりました。
まずはコースロープを左手に見ながら沖へと進みます。最初の曲がり角を左に折れたら、そこからはブイを右手に見ながらまっすぐ進みます。
私は前の人についていきたいので、後ろのほうからそっとスタート。で、左に折れたら……なんと、前の人たちが扇型に広がっていて、どこが進行方向か全くわかりません。
あとから他の参加者の方と話したところ、真ん中にコースロープがないせいで、本来のルートを外れた人たちがかなりいたもよう。
私はなるべくヘッドアップしない作戦でしたが仕方ないので、自分の目でブイを確認しながらまっすぐ泳ぐことにしました。
しかし、私は泳ぐのが速くはないので、周囲に泳ぎのスキルが低い人が多いことがあります。
今回はロープがなく、ブイも見えにくいかったいう声を何人からかうかがいました。
そんなこともあってか、蛇行している人が何度もぶつかってきます。平泳ぎの人の足も飛んできました。
最近は初心者が少ないミドルに出ることが増え、こんなにぶつかられ、叩かれることはありませんでした。
「どこがノーバトル宣言?!」と驚きつつ、少しでも当たられない場所を探します。
しかし、同じ男性に1回、2回、3回と叩かれ、よけようと頭をずらしたら、ゴーグルに手をぶつかりひっかかる感触!
しまった! ゴーグルが外れました!!
流されて大変!とゴーグルに手をやり、「お前~!」と思わず声が出る(すいません)。
普段からバトルを避ける私のゴーグルが外されたのは、これが初めてです。
顔を上げて着け直しますが、心臓がバクバク、息が苦しい、こんな乱暴なスイムを泳ぎきれるのか、怖い……やばい、やばい、やばい、やばい、パニックがやってくる予兆です!
かつて感じた恐怖がよみがえりました。
しかし、いつも人に言っている「パニックになりそうになったら背浮きで呼吸を整えるの。ライフセーバーのボードにつかまっても、ブイにつかまっても休めるよ」の言葉を思い出し、背浮きして目を閉じ、深呼吸しました。
そして一緒に練習してくれる仲間や娘たちの顔を思い浮かべます。
いーち、にー、さーん、しーとゆっくりゆっくり深呼吸。
「ああ、そうだ。私にはたくさん応援してくれる人がいる。たくさん練習もした。それなのに、あんな下手くそ(すいません)のために、リタイアしていいのか」
と自問自答。
そうだ、そうだ、ここでやめていいはずがない!
もう一度顔を水につけ、ゴーグルに水が入らないことを確認して、再度泳ぎだしました。
怖さやイライラから気がまぎれるよう、いつものコレを口ずさみます。
歌っているうちに、呼吸と心拍数が落ちついてきたのを感じました。
こうなれば、あとはイチニ、イチニの繰り返しです。
途中、第2ウェイブの速い方々にも追い抜かれ(速い方々はスキルが高いからか、そこまでぶつからない)ることもありましたが、ここは混乱なくOK。
そうしているうちに折り返しで、いったん陸に上がりました。給水して再度海に向かいます。
背浮きしていたのでもしかして最後かな? と心配していましたが、まだ後ろには人がいる様子。
再度、入水してまたブイを右に見ながら泳いでいきます。
私としてはブイを見ながらまっすぐ泳いだつもりでしたが、蹴られてよけたり、込み合ったところを避けたりしていたせいか、100mほど余分に泳いでいたようです。
ここでお願いごと。トライアスロンのエイジグループは一般的に、お年寄りも女性も一緒にスイムスタートします。
力が強い方やカラダが大きい方は、他人を叩いたり、蹴ったり、沈めたりしやすいので、スイムスキルを上げて、周囲の安全に配慮して泳いでください。
それなりにスイムに慣れれば、たとえ泳力が低くても、周りの人を何度も蹴ったり繰り返し叩いたり(さすがに3回は気づきますよね)、他人のゴーグルを引き下げたりしないと思います。
慣れれば、手がゴーグルにひっかかったら、引き下げないで力を緩める余裕も出てくるでしょう。
何度も何度も接触されたり、ゴーグルを外されたりすると、こちらも命の危機を感じます。ほんと、切実に、お願いです。
スイムは目標達成!
さて、スイムの結果です。
正式タイムは1時間17分21秒。スイムは718位(931人中)でした。
このタイムは決して速くはありませんが、目標の1時間20分をクリア。制限時間の9時まで40分ほど残すことができました。
海やプールでスイム練習をご一緒してくださった仲間に大感謝です! ありがとうございます!
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!