2023年5月28日(日)に開催された長良川ミドルトライアスロン102に初参加したレポートです。備忘録と、これから参加される方への参考になれば嬉しいです!
長良川ミドルトライアスロン102概要
まず、長良川ミドルトライアスロン102の概要をご紹介します。
競技内容は、ミドルディスタンストライアスロン。スイム2km(2周)、バイク84km(7周)、ラン20km(5周)の合計距離106kmです。
※バイクは10kmコースより先の路面状況が芳しくなかったため、10kmのバイクコースを8周回(80km)となりました。
制限時間は、スイムスタートから……
- スイム終了 1時間10分
- バイク終了 5時間00分
- ラン終了 7時間30分
となっています。
大会会場は、岐阜県海津市の国営木曽三川公園内の特設トライアスロンコースです。
国営木曽三川公園はとても広大な公園です。場所をGoogleマップなどで確認するときは「長良川サービスセンター」で探すと分かりやすいかと思います。
コース図はこちらで確認できます。
これまでのお話はこちらから。
では、以下から、参戦レポートその4です。
スイムはコースロープと他のスイマーに注意
さあ、いよいよ、私たち第5WAVEのスタートです!
スイムはフローティングスタートで片道500mを2往復。1往復終わったらいったん上がってブイを回って再度入水(飛び込み禁止)するスタイルです。
スイムコースの特徴はなんといっても「川」だということ。気温がある程度上がっても、川の水は冷たいことが多いようなので、低水温対策をまずしておきましょう。
対策についてはこちらでご紹介しました。
そして今回は私にとって初めてのフローティングスタート。立ち泳ぎでスタートを待ちます。低水温のときはこの時間も寒いんですよね……。
私はゆっくり後ろのほうから泳ぎはじめました。
私は以前、スイムで他の選手に押し沈められたことをきっかけにパニック&棄権したことがあり、今もスイムはちょっと怖いんです。
ミドルやロングで私は「スイムはウォーミングアップ」と位置付け、心拍数が上がってパニックになりやすい500mまでは無理をしないことを特に心掛けています。
大きく呼吸をしながら、ブイやコースロープと自分の位置を確認しながら進みます。
19度の水温は思ったほど冷たくなく、カラダは普通に動きました。
また、初めての川でしたが、流れはほとんどなく、海に比べてカラダが浮かないことへの不具合も感じません。
水の透明度は伸ばした先の手が見えないくらいではありましたが、ゴミも臭いもなく、きれいなものです。
コース幅が狭くとってあるため、コースを大きく外れる心配はほとんどなく、前の人についていけばいい感じです。
ただし、私が曲がるのか、コースロープが曲がっているのか、コースロープに何回かぶつかってしまいました。
周回コースでWAVEスタートならではの注意点は、早くスタートしたWAVEの速い選手に追いつかれるなど、速い選手と遅い選手が混ざって泳ぐことです。
追い越しがあちこちで発生するため、そのときわちゃわちゃすることがあるので注意しましょう。
とはいっても、長良川の選手の方々のマナーはよく、ぶつかってくる人、乗っかってくる人、叩いてくる人など「なんよ(怒)?!」となるような方はいなくて、とても泳ぎやすく1周終わりました。
陸に上がる際は、設置された階段で岸に上ります。
水中の下のほうまでは階段がないため、少し上りにくいのでご注意ください。
1周終われば、心拍数も安定。環境にも慣れてひと安心。もう1周もたんたんと泳いでスイムを終了しました。※2周目のほうが速くなりました。
しかし、今回はちょっとした異変。2周目の終わりごろ、左足にピクっとつる予兆を感じました。※私は椎間板ヘルニアによる坐骨神経の不具合で、左足がつりやすいのです。
なるべく足を動かさないようになんとなくごまかしながら、スイムが終了しました。
スイムは、0:48:51。全体では257位です。
1~3WAVEは30分ほど前にスタートしているため、自分が速いのか遅いのか、さっぱり分かりませんでした。
足がつったことに気をとられ、日焼け止めを忘れる…
スイムアップしてトランジションに戻ると、第5WAVEのラックには、まだたくさんバイクがありました。よかった! そんなに遅くなかったんだ!
バイクウェアを身に着け、つる予兆を感じた左足を伸ばしてストレッチとそこで……ぴきん! つ、つりました~~~~!
私は今まで、大会中につったことはほとんどありません。
しかし、椎間板ヘルニアによる坐骨神経の圧迫&麻痺で、左足の神経信号が筋肉に伝わりにくく誤作動するようになってしまったようで、最近はたびたび足がつります。
深呼吸をしてつったふくらはぎを伸ばし、深呼吸します。
それから補給食とドリンクを飲んで、バイクパートへと移りました。
脚のつりを伸ばしていたせいで、T1(トランジション1)は06:24かかってしまいました。
ちなみに、このとき大切なことを忘れてしまいました。
そう、日焼け止めを左のランニング用品と一緒に置いたため、日焼け止めを塗り忘れてしまったんです。
しかし、脚のつりとトランジションの焦りでいっぱいいっぱいの私。
日焼け止めの塗り忘れに気づいたのは、レース終了後のことでした。
バイクは道幅が狭く、道路状況が悪い時も。スピードの出し過ぎと追い越しに注意!
コースの特徴
バイクは河川敷の中の道路10kmを8周します。
坂はなくずっとフラットです。信号もなく、80kmをひたすらこぎ続けます。
まるでローラーを回し続けているようなコースですね。
平地のみのコースも良し悪しで、上り坂でひーひー言うことがない反面、下り坂で休むこともできません。
この日の風速は4m。行きが追い風で、帰りが向かい風でした。4mあると、帰りは向かい風がけっこう辛く感じられました。
今回は河川敷で車や歩行者もいないため、DHバーを練習するチャンス!とつけてきました。
向かい風の区間では、そのDHバーをもって、ひたすら小さくなって進むことにしました。
全8周のうち、終わり3周は明らかにスピードが落ちてしまいました。バイクの持久力向上は私の大きな課題です。
安全面の注意
安全面の注意点は、まず道路の幅が狭いことです。
3人並列はできないくらいの道幅なうえ、周回コースはスイム同様にさまざまな速度の人が入り乱れて走ります。
そのため、前の人を追い越すときには、後方から抜こうとしている人がいないかを確認してからにしましょう。
実際に私の前では数回、後方確認なしで追い越そうとして、後ろから来たすごく速い方がよけたり減速したりするシーンがありました。
また、道幅が狭いうえに直角カーブが何か所かあります。スピードに乗ったところで曲がり切れずに落車する方もいらっしゃいました。
折り返し地点のUターンも急で道幅が狭いので、しっかりと減速してからカーブに入りましょう。
さらに、河川敷の道ということで、砂や草、水たまりも時々ありました。路面状態には注意が必要です。
ドラフティングルールはありますが、この細い道を周回で走っていると、守るのがなかなか難しく、ときどき集団になってしまっている人たちも見かけました。
心拍数管理と補給食
バイクでは、心拍数の管理を始めます。今回は、マークアレンさんのこの記事の教えに従い、145bptあたりを目標にしました。
また、私はバイクを「もぐもぐタイム」と位置付けています。補給食はたっぷりと持参。
今回は、苦手なバイクの補給食の練習のつもりもありました。
意識していたのは、1時間に消化できる150kcal程度をとること。水分も1周10kmおきに必ずとることです。
私はバイクでよく吐いてしまうのですが、今回は心拍数と補給量と頻度に気を付けたせいか、吐き戻さずにバイクを終えることができました。
トランジションに戻ると、スイムが終わったときと同じくらいたくさんのバイクがラックにありました。
バイクですっかり抜かれてしまったようで、ちょっとがっかり。
バイクは、2:55:12で319位でした。スイムが257位だったので、全体で62人に抜かれたことになります。とほほ~。
ランへの切り替えは素早く!
脚のつりの予兆は、バイク中もぴくぴくと続いていました。しかし、もう気にしないことにします。
ランシューズに履き替え、キャップとサングラスもラン用に付け替え、いってきま~す!
T2は0:03:00で通過しました!
平地を往復するランコース
コースの特徴
ランも河川敷の中の道路を走ります。片道2kmのフラットなコースを5往復して20キロです。
給水はトランジションの出口に1か所、折り返しの近くに1か所あり、2キロおきに給水できます。
またトランジションの中を通るコースになっており、自分の補給食を取りによることも可能です。
注意点
ランコースはずっと平坦で、走りやすいコースです。※ただし、日陰がありません。
往復のため、顔見知りの選手と声を掛け合うこともできます。ひらめさんやセンパイ方の軽やか&力強い走りを見ることができるのも、周回コースならではのお楽しみでした。
注意点は気温。このころになると気温が上がり、だいぶ暑くなってきました。
私も頭が熱くなり、3周目からは水を頭にかけてもらって走っていました。
このときシューズを濡らしてしまったせいか、足裏に水膨れを作ってしまい足が痛んだのは反省点です。
心拍数管理
私のランの位置づけは「ジョギング」です。
心拍数は150bptあたりをキープし、160を超えないように心がけました。体感は「ちょっときついけど気持ちいい」くらいです4周目まで。後半に向けてだんだん速くなるペース配分にしました。
ラストの5周目はあと4キロ!ということで、心拍数は気にせず、できるだけ速くを意識しました。
沿道の方々や審判員の皆さまからの声掛けが疲れたカラダにしみます……。
ゴール! ランは2:16:19で287位。32人を抜きました。
椎間板ヘルニア以降、走るのは遅くなりましたが、それでも3種目ではバイクの順位が下がります。うーん、バイクが特に課題です。
次回はレースその後談をご紹介します。お疲れ様でした~!
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!