スワコ8ピークスミドルトライアスロン2022(諏訪湖トライアスロン)にJTU公認審判員として参加【大会審判員レポート】

2022年6月25日(土)に開催された「スワコ8ピークスミドルトライアスロン2022(諏訪湖トライアスロン)」にJTU公認審判員として参加してきました。県外の大会もミドルの審判員も初めての経験です。暑くて楽しい大会でした!

目次

トライアスロンにもルールがあって審判員もいます

「トライアスロンで審判員」というと、「トライアスロンに、審判員が見ないといけないルールって何かあるの?」と驚かれることがあります。

しかし、もちろん、トライアスロンにもルールがありますよ!

JTU(日本トライアスロン連合)では、公認の審判員認定も行っています。

審判員をする気がないアスリートの方にも、ルールを理解するために、審判員講習会はおすすめです。※審判員をしていると、ルールをご存知ない参加者の多さに驚きます。

私は数年前に第3種を取得しました。富山県内で開催されるショートの大会では審判員を務めたことがありましたが、今回は初めて、県外の大会かつミドルの大会に行ってきました。

SUWAKO 8PEAKS MIDDLE TRIATHLON 2022(スワコエイトピークス ミドルトライアスロン大会 2022)

今回参加したのは、諏訪湖周辺の6市町村を巡る初のトライアスロン大会「SUWAKO 8PEAKS MIDDLE TRIATHLON 2022(諏訪湖トライアスロン)」です。

開催日は6月25日(土)。9時30分に、下諏訪町漕艇場をスタートして、諏訪湖でスイム2キロ、八ヶ岳山麓でバイク78キロ、諏訪湖周からゴールの諏訪湖イベントホールまで20キロのラン。合計100キロのミドルトライアスロンです。

コロナの影響で昨年は延期となり、今年が初開催。約700人の選手が参加しました。

ホームページがとてもかっこよくて、とくにこのページ「トライアスロン大会の挑戦」はいいですね~。
大会への思いのほか、スポンサー企業もさりげなく、かっこよく紹介。見ていると大会に出場したくなりましたが、今はまだミドルに出られるほどトレーニングもできていないので、審判員で運営なども見てきたい!と考えたのでした。

大会前日はT1(トランジッション1)でバイク預託担当

長野には大会前日の午後に到着。まずは、メイン会場で審判員の受付を済ませます。

選手の受付もオープンしました。

検温からスタートするのは、コロナ下ならではですね。

今回はゴールが屋内。珍しいですね。

準備はまだ進んでいないよう。明日はどんな会場になるのでしょうか。

受付を済ませたら、担当場所であるT1(トランジッション1)へ移動します。

この大会は、スタートトランジッションが2箇所あります。ひとつはスタート地点そばのT1です。ここはスイム→バイクの乗り換えです。

もうひとつはゴールであるメイン会場(諏訪湖イベント広場)近くのヨットハーバーにT2(トランジッション2)があります。ここはバイク→ランですね。

つまり、スタートとT1、T2、ゴール(メイン会場)がすべて別の場所。一般的にはすべて同じ場所で行われることが多く、このパターンは私も初めてです。

メイン会場からスタートまでは5キロほどあり、徒歩移動はなかなか困難。自動車で移動する以外は、バイクでの自走、遊覧船などが交通機関として推奨されていました。私は自動車に乗り合わせて移動しました。

そしてこちらがT1です。

写真奥が自転車の出口となっています。スイムアップからT1まではけっこう距離があり、まるで第1ランのようです。

この日はここで19時までバイクを預かる受付を担当。夜中は警備員さんがバイクを見守ります。

すでに暑い中での立ち仕事にくたくたの私。翌日本番への英気を養おうと、諏訪湖名物の鰻をいただきました。

飲食店にはこんな看板を揚げているところもありました。

交通規制などご迷惑もおかけするスポーツイベント。地元の方々の歓迎の表明は、嬉しい限りです。

大会本番はT1からT2へ

大会当日は朝6時からT1担当です。到着するとすでに早い時間集合になっていた審判員とボランティアのみなさんが会場を準備されていました。

審判員はコースや会場を確認して、危険な箇所がないか、観客の導線が競技を邪魔しないかなどを確認。必要に応じてコーンやテープなどを設置するよう、スタッフさんにお願いします。

↑こういうコーンなどですね。

この日のお天気は晴天。遠くには富士山も見えることに感激し、忙しくなる前に記念撮影。

この日は長丁場になるで、日除けのアンダーウエアと長ズボンにしました。ちなみにポロシャツは規定のものを購入しましが、ズボンやシューズは自前です。黒色で、ジャージではなくブランドがわかりにくいものとされています。

いよいよ大会が始まりました!

準備が落ち着いてきたころにMCさんのトークがスタート。

MCは、ハワイ・アイアンマン世界選手権をはじめ数々の国際大会でMCを担当しているMr.ウィット・レイモンドと、2019年IRONMAN台湾で女子総合優勝を果たした孫崎虹奈選手。

お二人ともトライアスロンに詳しい方なので、お話が的を射ていて楽しい!

そうこうしているうちに、選手や観客を載せた遊覧船が到着しました。ボランティアのみなさんがお出迎え。

到着した選手はT1に荷物をセットし、GPSやアンクルベルトを受け取り、スタート前の荷物を預けてから、スイムスタート会場へと移動します。

審判員はバイクラックに正しくバイクがセットされているか、禁止されているペットボトルを使っている人はいないか、競技と関係ないものを持ち込んでいる人がいないかなどをチェックします。

またトランジッションエリアには選手以外の人が入ることはできないのでご注意ください。

スイムスタート!

さあ! スイムが始まりました! 今回は4つのグループに分かれたWAVEスタートです。

泳ぎ終わった選手は、青いカーペットの上を走って、バイクをおいたT1へとやってきます。もう写真を撮っている場合ではありませんよ!

審判員は観客の走路妨害を防いだり、T1からバイクへと移動する選手の乗車位置などを確認します。

ちなみに、基本的にコースやバイクの場所を見つけるのは選手本人です。※審判員は「教える係」ではありません。

すべての選手がバイクに移動したら、お次は荷物の積み込みです。そう、今回はスタート、ゴール、T1,T2とすべて別々のため、スイムで使用した荷物は指定された袋にすべて入れてもらい、その袋をゴールで渡すことになっているのです。

ボランティアスタッフのみなさんと一緒に、約700袋をトラックに積み込んで、ここでのお仕事は終了! 会場を片付けてゴミ拾いもしてから、T2に移動です。※ここでおにぎりもぐもぐ

自転車→ランのT2にハプニング

T2に移動してしばらくすると、バイクの選手たちが帰ってきました。慣れた選手はバイクの上でシューズを脱いで、シューズはペダルにつけたまま裸足で走って来る方もいます。

が、今回は焼けたアスファルトが相当熱かった様子です。※後から「足裏を火傷した」という話も伺いました。

私はここでは、トランジッション真ん中あたりでランコースのスタートへと誘導する係です。

ここでリタイアするという選手からは、アンクルベルトとGPSを受け取り報告します。

バイクの関門を突破した選手がT2からランニングに向かうと、T2担当審判員はしばしの休息。次はゴールした選手がバイクを取りに戻るまで、しばらくやることはありません。木陰で水分を補給しました。

今回はバイクの関門が厳しく、多くの選手が足切りにあったと聞きました。

関門を通過できなかった選手はバスで、バイクはトラックで運ばれてきます。運ばれたバイクは該当のバイクラックに戻さないといけません。数十台のバイクを1台、1台、番号を確認してラックにかけていきます。

そのうち、競技を終了された選手が荷物を取りにもどってこられました。

ここで審判員は、ゼッケンナンバーと自転車やヘルメット、荷物の番号があっているか確認して持ち出しを許可します。

ここで私のお役目は終了。帰りに審判員受付に戻り、メイン会場のゴールも見てきました。歩いていると、選手の皆さんが次々と「お疲れさまでした」「お世話になりました」と声をかけてくださいます。

トライアスリートはみなさん、爽やか♪ 一昨日からの疲れも、ちょっと軽くなるようです。

で、会場はもう片付け中。

おお~、こんな感じになったんですね。

その場にいる審判員で集まり審判長から挨拶。審判員は後日、気づいたことを書いたレポートを提出します。そのことを伝えられ、最後はお互いの労を称えて一本締めで終わりました。

締めは湖上花火!

大会中、「大会終了後には花火があるらしい」と噂で聞いていました。夜、花火があるのかしら…と気になっていたら……

この通り上がりました! 

20時30分から、10分間ほど、華やかな花火が空を彩りました。近隣に宿泊中の方々も出てこられて、花火を楽しみました。※前日も音しか聞いていませんが、花火があったようですよ。

選手でなくても体力がいるトライアスロン

今回は審判として参加したミドルトライアスロン。

ミドルには、選手として参加したこともありますが、審判員やボランティアスタッフも拘束時間は選手より長かったり、炎天下に立ちっぱなしだったりと、選手に負けないくらいハードでした。※ショートやスプリントなら、そこまで時間は長くありません。昼食も大会終了後に座って語らいながら楽しくいただけます。

そして今回、審判員として参加して感じたこと。

大会を開催するのは、運営される方、スタッフの方、審判員の方、各種業者のみなさま、スポンサーや役所や警察、交通規制に協力くださる地元住民や観光客のみなさまなどなど多くの方の力が集まって初めて実現するのだと、つくづく実感しました。

富山でも、全国からトライアスリートが集まり、地元の方々に愛されて長く続くトライアスロン大会ができたらいいなと感じました。そのときがもし実現したらぜひぜひ、ご参加ください。

審判員をやってみよう!

なお、トライアスロンをやっている人もやっていない人も、審判員になることはできます。

全国で、審判員講習会が行われています。お住まいの地域のトライアスロン団体やJTUのホームページなどでご確認ださい。

審判員として大会に参加するのも楽しいものです。また、どこかの大会でお会いしましょう!

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