トライアスロンのスイムで溺れた私が、海で泳ぐ恐怖心を克服するまでにやったこと

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私は海で泳ぐのが大の苦手。特に1度溺れてからはプールでも顔をつけるのが怖いくらい、泳ぎが苦手になりました。

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【海で泳ぐ練習 2018年6月撮影】

海で泳ぐのが怖い理由

私は子供の頃からクロールが苦手です。

クロールが泳げるようになったのは、20歳のとき、大学の授業で泳ぎ方をキチンと習ってからです。

それでも、スイスイと泳げるわけではなく「ゆっくりなら長く泳げる」という程度です。

そのため、トライアスロンはスイムが一番気の重いパートです。

海が怖い理由はいくつもあります。

  • 足がつかない
  • 底が見えない
  • 水が濁っていると前も見えない
  • ウォーミングアップから時間がたっていると泳ぎ始め息が苦しい
  • 泳ぐのが遅い
  • ぶつかる
  • 蹴られる
  • 乗られる
  • 潮に流されて前に進まない
  • 息継ぎをしたら塩水を飲んだ
  • 進む方向が分からずコースからどんどん離れていた
  • 苦しくて顔を上げたら、折返しのブイがまだまだずっと先

これの先に自転車とランがある。だからなんとかダマシダマシ乗り切りたい…という気持ちでした。

何回かのレースは、それでもなんとか完走していましたが、とあるレースでついに失敗をしてしまいました。

スイムで痛恨のパニック&リタイア

そのレースは、2016年の村上・笹川流れ国際トライアスロン大会です。それまでに私が出場したことのない、選手の人数で、泳ぐ前から圧倒されていました。

そのレースで、泳ぎだして300~400mほどのところで、蹴られたり、乗られたりして、沈められてしまいました。

息をしたいのに、目線の上には海水がキラキラ。パニックに陥ってしまいました。

水面に浮かんでから、必死に息継ぎして、身体に酸素を取り込もうとするのですが、息が入ってきてくれません。

あまりの苦しさと怖さに、仰向けになって休もうとしました(ウェットスーツを着ていると、ラッコのように仰向けで浮かぶことができます)。しかし、仰向けになって浮かぶことすら怖い。

そこに、ボートにのったスタッフの方がやってきて

「かなり苦しそうですよ。棄権したほうがいい」

と勧められました。

「ゆっくりでいいから進ませてください」

と頼みましたが、

「毎年、海で命を落とす人がいるのですよ」

と諭され断念。

県外までやってきて、家族も応援しているのに……情けない気持ちで涙が止まりませんでした。

同じ大会で海への恐怖を克服

このパニックの後、私はしばらく泳げなくなってしまいました。プールで顔をつけるだけでも怖く、スイム練習を再開したのは、半年後のことです。

恐怖を克服することを目指して、溺れてから1年後、同じ村上・笹川流れ国際トライアスロン大会では、泳ぐことができました!

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海で泳げるようになるまでにやったこと

1年後の大会での復活を目指して、海が怖い私が、克服のためにやってみたことをご紹介します。

溺れた人のブログを読む

トライアスロンのスイムが苦手な人、海で溺れた人、途中で棄権した人は、私のほかにもたくさんいます。

まずは、そういった方々のブログを読み、

「あんなヘマをしたのは自分だけじゃないんだ」

と、自分を慰めることからはじめました。

そのなかには、克服のためにやったことを紹介している人もいました。

そこで得た情報は、恐怖克服のために、とても役立ちました。

プールで泳ぐ回数を増やす

海で泳ぐのがなぜそんなに苦手かというと、泳ぐことにそもそも慣れていないからというのもありました。

そこで、最寄りのスポーツクラブに入会し、プールを利用しやすい状況を作りました。

30分でも空き時間があったら、プールに行くようにしました。

プロに習う

上記のスポーツクラブに入会した理由のひとつが、オープンウォータースイムを教えられる人がいることでした。

「海で楽に泳ぐ」を目標にした泳ぎ方について、指導を何回か受け、フォームを直しました。

オーダーメイドのウェットスーツを買う

それまでは、レンタルのウェットスーツを利用していましたが、これを機に、自分のウェットスーツを購入することにしました。

東京のスポーツ店で既成品を試着してみて、スタッフの方の知識の少なさや接客に物足りなさを感じていたところに、日本初のトライアスロン専門店という「シロモト」さんの存在を知りました。

こちらのウェットスーツは、「世界ナンバー1のフルオーダーウェットスーツ」をうたっています。

電話でお問い合わせしたところ、ご主人が「うちのウエットスーツを着たら絶対に泳げる」と力強く断言。

私のように泳ぎが苦手で下半身がさがるような初心者には、足の生地を厚くして浮力を補うなど、サイズだけでなく機能的にもそのひとの状況に合わせて調整してくださるなど、かゆいところに手が届くご対応でした。

着て泳ぐと、下半身は浮き、腕は動かしやすく、胸や首は楽で、とても泳ぎやすくなりました。

何より「絶対に泳げる」と言い切ってくださったことが、安心に繋がりました。泳いでいる最中も、怖くなりそうなとき、

「シロモトさんが絶対に泳げると言っていた」

と自分を励ましたました。

海で泳ぐ回数を増やす

海とプールでは同じ泳ぐでも、ウェットスーツの有無など条件がいろいろ違います。海で泳ぐ機会は多いほうがいいに決まっています。

そこで、子供たちと海に何度もでかけました。そのとき、私はウェットスーツを持っていき、海水浴客にまざって泳ぐ練習をしておりました。

距離が短い大会や海が穏やかな大会に出る

シーズンはじめのうちに、スイムの距離が短い大会や海が穏やかな大会にエントリーしました。

前者は、みなと酒田トライアスロンおしんレースのスプリントの部(Swim 400m / Bike 14.5km / Run 3.4km)でした。

この大会は海岸に沿って平行方向に泳ぐもの。足がつく深さだったため、うまく泳げないときは、立って凌ぐことができました。

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後者は、のとじまトライアスロンです。

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「内海なため、波が穏やかで泳ぎやすいんですよ」と勧められて参加しました。
大会の規模はほどほどで、スタッフの方々も親切。参加して正解でした。

前日は同じ場所で泳ぐ

大会前日には、会場で短い時間でも泳ぎます。慣れた方がパニックを防ぎやすいからです。

できれば同じ時間に泳ぐと、潮の流れや太陽の位置が分かってよいそうです。

時間にゆとりを持って会場入りする

当日は焦らずに、準備できるように、早めに会場入りしましょう。そして、ウォーミングアップは必ずして、一度心拍数を上げておきましょう。レース前の泳げる時間には、かならず泳ぎましょう。

ちなみに、会場までの車中、私はディズニー映画「モアナと伝説の海」の主題歌をかけ、

光る海が私を呼んでる~♪

と大きな声で歌って、気持ちを高めておりました。

周りの人と話す

緊張が和らぐので、知り合いを見つけたら、声をかけます。

いなければ、同じように心配そうな顔をしている人(ここ大事)に話しかけます。「頑張りましょうね」などと励ましあっていると、落ち着いてきます。

後ろからスタートする

いざスタートしたら、落ち着いて歩いて入水していきましょう。そして、周りが混み合っておらず、気持ちが落ち着いたところで泳ぎ出しましょう。

それもいきなりがむしゃらに泳ぎだすのではなく、最初は浮いたり、周りをキョロキョロしたりして、さらに気持ちを落ち着けてから、泳ぎだすといいでしょう。

周りを見るのは、他の選手に近づきすぎて蹴られるのを防ぐためです。

なお、最後尾からいくと、自分以上にスイムが苦手な方を追い抜くことがあります。このとき、平泳ぎキックなどで蹴られたり、ブイ代わりにつかまれたり、激突されたり(向こうが全く周りを見ていない)しないよう気をつけましょう。冷静に避けてください。

今までの経験ではオリンピックディスタンス(ショート)だと、300~450mあたりが遅い人と絡みやすいと感じています。前回、沈められてパニックを起こしたのも、このあたりでした。

まとめ

今でも泳ぎは苦手ですが、以前のように「怖い」とは感じなくなりました。

それは、足がつかなくても底が見えなくても、安心できるウエットスーツを着るようになったことのようにツールで解決できることもあります。

「あの辺りが要注意」などと心の準備ができるようになったという慣れの問題もあります。泳ぐスキルをつけて解決 することもあります。

自分なりの解決法を見つけて、海で泳ぐ恐怖をぜひ克服しましょう!

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