「セミナー講師になりたい」「セミナー講師を頼まれた」でも、どうやって話すことを考えたらいいかがわからない…そんな方へのアドバイスです。
「参加者の役に立つ」内容を考える
セミナーの内容を考えるときは、「参加者のどんな悩みを解決するか」をまず考えましょう。
主催者や依頼主から参加者の属性や悩みを確認したり、自分が考える対象が持っている課題を想定します。
そして、そのお悩み・課題を解決できる内容にしましょう。
「参加者のレベル」を想定する
内容については、あれもこれもとたくさんのノウハウを持っていたとしても、一度に伝えられること、受け止められる情報はさほど多くはありません。
そこで参加者のレベルを想定しておきます。初心者・中級者・上級者と分けて考えると、その内容が今回にふさわしいかが判断できることでしょう。
話す内容を組み立てる
テーマが決まったら、具体的な内容を考えていきましょう。
セミナー時間が90分とか120分ですと、セミナーをしたことがない人にとっては、とてつもなく長い時間に感じられるのではないでしょうか。
90分をひとまとめと考えると大変です。いくつかに分けてみましょう。
例えば、以下のように4つに分けるのはどうでしょうか。
- 導入…アイスブレイクや自己紹介で、参加者に聞く準備をしてもらいます。自己紹介を通じて信頼感をもってもらいたいところです。自分の緊張もここでほぐしておきたいですね。
- 課題とゴールの確認…これからの話題について、何が問題なのか、何を解説する話を始めるのか、このセミナーで何を学びたいのか、何を持ち帰ってもらうのかなどを確認します。
- 解決策の提示…前に確認した課題について、具体的な方法などをいくつか説明します。自分ごととして考えてもらうワークを入れるとメリハリが生まれ、居眠り防止にも。
- まとめ・質問…この日話した内容を振り返ります。長い話は終わる頃になると、始めの話を忘れていることが多いもの。一度振り返りましょう。また質問を受け付けます。
どのくらいの情報を話せるか
時間あたりで話せる内容量は、1分間でおよそ300字(音)が目安。3分間スピーチなら900文字(原稿用紙2枚弱) 5分間スピーチは1500文字(原稿用紙4枚弱)を目安に考えればイメージつきやすいでしょうか。
5分間で話すネタをいくつももっておき、それを並べると、90分でも120分でも話せますね。並べるときは文章の型を意識すると考えやすくなります。
ちなみに私は初めての講演では、恥ずかしながらト書き入りの原稿を書いて、チラ見しながら話していました…汗
足りなくなった&時間が余ったときの対処法
セミナー講師に慣れていないと、時間が余って「しーん」となるのが怖いもの。伝えたいことがたくさんあることも手伝って、アレもこれもと内容を詰め込みすぎになりがちです。
すると本番では、最後に時間がたりなくなって早口の駆け足になってしまうことがよくあります。しかし、最後が駆け足って、終わったときの印象が悪くなり、もったいないのです。
私もよくやる失敗です……
そこでオススメは、内容を少し少ないかな?くらいにしておくこと。
時間が余ったときに話すネタを3つくらい用意しておいて、時間があまればそれを話せばOKです。または、質問タイムにして聴かれたことに答えても、時間は埋まるから大丈夫です。
「突然聴かれて、分からないことだったらどうしよう…」と不安かもしれませんが、そのときはまず自分の知識と経験の範囲で答えられることを答えます。知ったかぶりはNG。どうしても答えられないときは、「確認してから後日回答させてください。で大丈夫です」※今まで私は経験ありません
初めてのセミナーから9年
ちなみに、私が初めて社外セミナーの講師になったのは、会社員編集者だった2012年8月24日です。
射水青年会議所の「いみず発信委員会」にお邪魔し、「広報紙づくりのコツ」についてお話しさせていただきました。
これをきっかけに、いろんな団体さまからお声がけいただくようになりました。
セミナー講師業を掲げていなかったのに、編集やライティング、企画やブランディング、ときには生き方についてまで、お話をさせていただけるようになったのは、ほんとうにありがたいことです。
「あのとき聴いたお話のおかげで○○ができました!」のように後日お声がけいただくのは、ものすごく嬉しいことです。もしも講師を頼まれることがあったら、またはやってみたいと思ったら、ぜひトライしてみてください。
ひとりで不安だったら、内容を考えたり、話し方についてもコーチング&コンサルさせていただきます。ぜひご依頼フォームからご連絡くださいませ!
これでいいのか自信がない……迷ったときは「言語化コーチング」
自分ではうまく言えない、うまく書けない……そんなときは、林原商店の言語化コーチングがオススメです!
お話を伺いながら、漠然とした想いやうまく言えないお考えを質問で引き出し、整理することからスタート。
ビジョン・ミッション、コンセプトなどを自分らしい言葉にしたり、ビジネスプラン・商品・サービスの企画をお手伝い。
理想に向かうための言葉やコンテンツづくり、オウンドメディア(自社媒体)やSNSの運用についてもアドアイスさせていただきます。
また、コピーライティングや読み物記事、理念と独自性を伝えるHP制作などを、ワンストップでお引き受けすることも可能です。
お申し込みはご連絡フォームからどうぞ! 精一杯サポートさせていただきます!
お仕事のご依頼
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!