【東日本大震災から10年】悲しいことがあったら、それをきっかけにより良い世界を作ろう。私は「自宅しごと」を目指しました

東日本大震災から10年がたちました。私が自宅で、子供たちのそばで働ける環境づくりを始めたきっかけは東日本大震災でした。悲しい出来事があったときは、それをバネにより良い 世界を作るよう努めていきましょう。

2011年5月 いわき市にて 当時小4の長女】

目次

東日本大震災の日も残業

10年前の東日本大震災の日。

当時は自宅に帰るとPC内のデータが異なったり、仕事のメールが見れなかったりするため、土日にしっかり休むためには金曜日の夜に「ここまで」と決めたところまで進める必要がありました。

そのため、当時の私は金曜日に帰宅が23時を超えることもしばしば。※会社から強制されたわけではありません。

東日本大震災はそんな金曜日の出来事でした。

この日もテレビでは地震のニュースしかないような状況のなか、私は自宅から20キロ以上離れ会社で、21時30分まで残業していました。

ニュースでは、夜になって火災があちこちで起こっていること、小学校などの屋上に取り残された人たちが大勢いることを伝えていました。

福島県郡山市に住む姉とは、電話でもメールでも連絡がつきません。子どもたちと離れたまま、不安な気持ちを抱えたまま、泣きたいような気持ちで、私は残業を続けていました。

震災をきっかけに自宅で働ける環境づくりに取り組む

私は東日本大震災をきっかけに、子供たちのそばにいたいとき、いなければいけないときにいられる働き方を模索し始めました。

2012年にはクラウドを活用して業務を効率化しよう、というセミナーにも自分で参加しています。

この講座では、Googleと当時流行り始めていたFacebookを使って、会社以外の場でも働く方法を学びました。

そのころはGmailもFacebookも使わずに仕事をしていたんです。「メール確認のために帰社する」が当たり前でしたね……(遠い目)

講座のあと早速、GoogleとFacebookのアカウントを作り、今でいう「リモートワーク」が実践できるよう社内の仕組みづくりを進めました。

上司や同僚にも説明し、社内ではGoogleドキュメントなどクラウドストレージを利用してどこにいてもデータ共有ができるようにしたり、メールをGmailに転送して自宅のPCでも確認できるようにしたりしました。

対外的には、 Facebook でコメントしたり、グループや Messenger を活用して、新たに知り合った方々と親交を深めたり、営業の提案をするなどコミュニケーションに活用しました。

こうしたITツールは、当時まだ娘たちが小さくて、夜の内勤を前提とした日中の営業回りや夜の飲みニケーションなどに行けなかった私にとって、そのハンディキャップを埋めてくれるツールとなりました。

おかげで1年たつ頃には、子供が熱を出した時なども出勤なしで自宅から、メールやクラウドストレージを使ったり、サポートスタッフに指示を出したりしながら、遠隔で仕事を進められるようになりました。

私が編集長をしていた育児情報誌の編集部は、スタッフのほぼ全員が小さい子どもを育てるママたち。彼女らが出勤する頻度も減らせるようになりました。

また、SNS やブログを通してお問い合わせを頂いたり、仕事を発注していただいたり、県外のお客様から問い合わせいただくことも増えました。

独立し自宅事務所で働くスタイルにつながる

こうした延長線上に今の働き方があります。

今は独立して自宅内の事務所で、子供のケアや家事とごく近い環境で、仕事しています。

「必要なときに子供の近くに行ける状態」とは、つまり「どこにいても働ける状態」です。

お客様ごとに、外部のフリーランスや企業らと連携して、ブランディングやコミュニケーションツールづくりに取り組んでおり、そのときの連絡はほぼメールやLINEです。

これは、子育てに有効だっただけでなく、結果的に、単純に働き方として自由度が高く効率的でした。

この働き方だったおかげで、昨年から新型コロナが流行し、子供たちの学校が休校になったり、外出自粛が求められても、子供の在宅(学習サポート・昼食作りなど)と仕事を両立することができました。

また、自宅の外でも仕事ができるようになったため、旅に出ても仕事ができるようになりました。
※旅先にも仕事が追いかけてくることは、賛否あると思いますが、仕事を理由に旅を諦めることはなくなりました。

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不便・不自由を良い世界をつくるきっかけにしよう

「必要は発明の母」とはよく言ったものです。新しい発明は必要に迫られるからこそ生まれます。 

現在は、新型コロナ流行の影響で、今までにない様々な不具合や不便が出てきています。

パートやフリーランスの仕事ができなくなった…などの話もテレビなどで見聞きします。子供の休校への対応に四苦八苦したご家庭も多いことでしょう。

こんなときこそ、文句を言うばかりでなく、それを解決する方法を考えてみませんか。必要は発明の母です。

どうしたら、それでも収入を得られると思いますか。

どうしたら、子供と一緒にいられると思いますか。

そのために、何から始めたらいいと思いますか。

その答えを考え、近づくために工夫していきましょう。以前よりもっと快適に、無理なく、暮らしたり、働いたりできるようになっていきましょう。

今日より明日の方が楽になる、楽しくなると想像したら、 気分も前向きに明るくなれますよね。

悲しいことがあったら、それをきっかけにより良い世界を作っていきましょう!

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