2023年9月3日(日)に新潟県佐渡市で開催された佐渡国際トライアスロン大会のAタイプ(スイム 4.0km、バイク 190km、ラン 42.2km)を完走し、アストロマンになりました! 「ガンガン練習しているイメージもないのに、そんな大会を完走したとは…!?」という驚きのお声もいただいたため、今回は大会にむけた経緯や戦略、練習内容も含めてご紹介。「林原ができるなら、自分もできそう!」と思っていただけると幸いです。

暑すぎて大会が開けない?
前回までは大会までの戦略立案や練習の進め方やコンディショニングについてご紹介してきました。
そうして準備を進めてきた8月27日、大会ホームページにこんな記事がアップされました。
大会当日朝、競技実施検討委員会において、競技実施の判断を行う予定でおりましたが、連日、熱中症警戒アラートが発令されており、大会実施日も酷暑が予想されることから、8月30日㈬に緊急の競技実施検討委員会を開催し、決定事項については31日㈭9時に大会HPにて発表します
http://www.scsf.jp/triathlon/
なんと……大会が開催されない? または距離短縮でしょうか??
正直、ちょっとショックでした……。
せっかくやるなら、日本一長いアストロマンにチャレンジしたい。というのは、参加者全員が考えたのではないでしょうか。
暑いから距離が短くなってラッキー!なんて人は、いないと思います。
しかし、この連日の猛暑のなか、心配なのはむしろ審判員やボランティアスタッフの方々。私たち選手は暑熱順化など対策をとってきていますし、給水でがぶがぶ水分をとることや氷水をかぶるなどさせてもらえますが、働き続けるスタッフや審判員の皆さんはそんなわけにもいきませんもんね。
スタッフの皆さんの熱中症対策を万全にすることで、開催されますように…と祈っていました。
実はこのころ、大会の事務局にフロントライトが必要かどうかのお問い合わせのため電話をしました。
そのとき、対応くださったスタッフの方に「皆さん大変だとは思いますが、選手のほうは暑さを覚悟して練習してきていますし、辛かったら勝手にリタイアします。スタッフの方の対策を万全にして、ぜひ距離そのままで開催していただきたいと思っています」と希望をお伝えしました。
すると、スタッフの方は「同様のお声がたくさん寄せられてますよ」とのこと。やはりみんな同じ気持ちですよね……。
そして、31日には次の発表がなされました。
8月30日㈬に開催した競技実施検討委員会において、9月2日㈯開催の佐渡ジュニアトライアスロン大会については、大会当日も暑熱環境が予測されることから開催中止を決定いたしました。
9月3日㈰開催の佐渡国際トライアスロン大会については、大会当日朝4時から再度、実施検討委員会を開催し、実施内容を検討いたします。
http://www.scsf.jp/triathlon/
当日4時から検討……私たちはもう会場に入っている時間です。そこで中止発表なんてこともありうるのでしょうか。
もうどうなるかは分かりませんが、主催側の判断に従い、許された環境で全力を尽くすしかありません。
フェリーも宿も予約済みですし、もしも中止になったら、島1周グルメライドとか、観光して帰ればいいさ、と予定通り佐渡に向かうことにしました。
1日目の楽しみは島祭りParty!
今回の佐渡への旅は3泊4日。1日(金)に佐渡に入り、4日(月)に帰る計画です。
行程1日目となる9月1日(金)の日程は以下の通りです。
- 4時30分 自宅出発(自動車)
- 8時30分 新潟港着
- 9時25分 新潟港出港
- 11時55分 両津港着
- 13時〜16時30分 選手登録受付
- 17時〜19時 島祭りParty
なお、競技説明会は開催されず、事前にホームページで公開された「アスリートガイド」と「競技説明動画」を各自で確認する必要があります。
また、競技説明動画の内容に沿ったWEBテストを受けることが必須となっており、正解すると受付QRコードを取得できる仕組みです。※これ、とてもよい方法ですね!
それから、昨年はなかった島祭りPartyが今年は開催されるということで、とても楽しみにしていました!
後述しますが、島祭りPartyはすごくいいイベントです。事情が許せば、ここからフル参加がオススメですよ!
タカの群れに囲まれて佐渡島へ
さて、まずは佐渡への移動です。
1日は早朝に自宅を自動車で出発し、新潟港の佐渡フェリーターミナルに向かいました。
出港時刻は9時25分。乗船手続きがあるため、約1時間前の8時30分ごろ新潟港に着くようにしました。
駐車場にはすでにたくさんの自動車が止まっています。

さっそく乗船手続きへ。窓口も歓迎ムードです。

手続きを済ませたら、自動車の移動を案内されるまではフリータイム。ぶらぶら散歩していると、周りはトライアスリートっぽい人ばかりです。
それも佐渡国際トライアスロンは参加者約2,000人のうち女性は1割程度。周囲も当然、男性率高し。

すね毛のない黒いムキムキの足の男性たちは、とても強そう……私はまるでタカの群れ囲まれたスズメのような、ランドクルーザーの中に混ざったN-BOXのような、場違いで、頼りない心持ちを感じていました。
船に乗っても自由席に入っても、周りは強そうな男性だらけ。

私、ほんとうにこの人たちとおんなじレースに出るのかしら……と、心細さは募ります。
その不安を一緒にいた毒キノコ連合(←トライアスロンチームの名前です)のイエロー先生にこぼしたところ「りかさんは、スズメというより白鳥ですよ。いつも優雅だから……」とにっこり。
そう、私はいつものんびり泳いでいるので、毒キノコの黒澤コーチからも「りかさんは、今日も優雅ですね~」とよく声をかけていただくのです。
日に焼けた肌がトレードマークのイエロー先生に「では、あなたはさしづめ黒鳥ですね」と返したら、「僕はそんな優雅じゃなくて、カラスです。ガアガア、ガシガシやかましいだけ」と笑わせてくれました。
ちょっと気持ちが楽になり、少しでもカラダを休めようと横になりました。

客室内のクーラーはけっこうきつめ。毛布を持参するとよいかと思います(有料貸出もあり)。
朝が早かったこともあり、少し眠りました。目が覚めて、気分も落ち着いたことろで、甲板にも出てみました。
通路のあちこちにロードバイクが並んでいます。

外に出るとたくさんのカモメ! かっぱえびせんか何か、エサを持ってこればよかった!

湿気があるものの甲板の風は心地よく、外の椅子で過ごしている方もたくさんいらっしゃいました。
海はどんどん青くなり、いよいよ佐渡が近づいてきました!
新鮮な海の幸で腹ごしらえ
佐渡の両津港についたのは11時55分。ちょうどお昼時ということで、まずは腹ごしらえのため、両津港近くの「キッチンよろこんで」さんに立ち寄りました。
私が大好きな佐渡名物・ぶりカツ丼がありました!

佐渡といえば新鮮なお魚!ということで、刺身定食も頼んでシェア!

やっぱり佐渡の魚は美味しい。おまけにお手頃価格!
佐渡に着いたことをお腹で実感して、会場の下見に向かいました。
トランジションの下見
佐和田海水浴場に着くと、会場の設営中でした。道路が一部封鎖されていて、最寄りの駐車場には入れず、少し離れた場所の駐車場に車を止めて歩きました。
まずはスイム会場をチェック。

海は午後のせいか波がけっこう高く、本番がこれだったら、ちょっと怖気づきそうなレベルです。

この波のせいか、試泳している人は誰もいませんでした。
次はトランジションを確認。私は端の方で、分かりやすい場所です。

なお、このオレンジ色のは、JA佐渡の収穫かご。トランジションの荷物はこのかごに納めるのが、佐渡大会のローカルルールです。
スイムアップからバイク、バイクからのラン……と動線を確認。トイレや更衣室もチェックして、次は選手登録受付に向かいました。
選手受付でアンクルバンドを受け取る
選手登録の受付会場であるアミューズメント佐渡は、佐和田海水浴場から車で数分の場所にあります。

中に入るには、身分証明書と事前にWebテストを受けて表示するQRコードの提示が必要です。

受付は、タイプ・性別ごとに分かれています。

こちらでトラバッグやレースナンバーなどを受け取り、名前が書かれたリストバンドを手首につけます。
例年と異なるのは、ここでアンクルバンドが渡されることです。
以前は当日朝の受付時に配布されていましたが、今年はここで、なんですね。
アンクルバンドをなくすと大変なので、どこに入れて置いておくか、決めておいたほうがよいかと思います。
トライアスロングッズに直接触れるチャンス
受付の後はまだ島祭りPartyまで時間がありますが、宿にチェックインするには時間が足りない……ということで、販売ブースをぶらぶらすることに。

こうしたブースではウェアやナンバーベルト、ゴーグルなどのアイテムやジェルなどを販売。
富山のような地方では売っていない商品に直接触れられる貴重な機会です。ランニングシューズ以外は、たいていのアイテムが並んでいるのではないかと思います。
それからメカニックもいるので、バイクの整備に不安があれば、見てもらうことも可能です。
私はここで、以前から気になっていたエネモチを発見!
試食を試してみたら、普通の食べ物としても美味しいレベルだったので、さっそく購入しました。
ジェルのテクスチャも味もあまり得意でない私としては、よいものがゲットできました!とルンルン。
そうこうしているうちに、お腹も減ってきました。夕方の島祭りPartyの時間が近づいてきましたよ!
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次回は島祭りPartyの様子をご紹介します!
これでいいのか自信がない……迷ったときは「言語化コーチング」
自分ではうまく言えない、うまく書けない……そんなときは、林原商店の言語化コーチングがオススメです!
お話を伺いながら、漠然とした想いやうまく言えないお考えを質問で引き出し、整理することからスタート。
ビジョン・ミッション、コンセプトなどを自分らしい言葉にしたり、ビジネスプラン・商品・サービスの企画をお手伝い。
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