「自分のため」の商品・サービスだと感じてもらう切り口はいろいろ。ブランディングやセールスコピーづくりで考えること

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同じ商品やサービスでも、紹介する切り口によって誰に響くか、その人が欲しくなるかは大きく異なります。その違いは「自分のための商品・サービスだ」と感じてもらえるか、否か。その「切り口」や伝える情報の内容を考え訴えるのが、ブランドプロデューサーやセールスコピーライターの仕事です。

自分のための商品だと思ったら欲しくなる

私たちは商品を購入したり、サービスを利用したりするのはどんな時でしょう。

何かしらの問題を解決したり、願望を叶えたりしたい時ではないでしょうか。

その「問題」や「願望」を的確に捉え、「こうなるといいですよね」と理想ドンピシャリの将来を示された時に、相手は

「これは自分のための商品・サービスだ。これを利用するとこんな風になれるんだ!」

と期待し、商品・サービスの購入にいたります。

ブランドプロデューサーやセールスコピーライターの仕事

ブランドプロデューサーやセールスコピーライターは、商品やサービスの特徴や世の中の風潮、売り手の思いなどを考慮しながら、どんな切り口で訴えるかを企画します。

例えば、チラシや販売サイトなどで紹介するときはには……

  • 商品の特性
  • 商品の特性が生むベネフィット(付加価値)

を分析し、

  • こうした特性とベネフィットに関心を持つ人はどんな人か
  • その人が見そうな媒体や集まる場所

を予測し、

  • その人の「問題」を解決し、「願望」を叶える

ことが伝わるように、文章や画像・動画をつくります。

同じ特性をもつ商品・サービスを扱うとしても、「ベネフィット」以下をどう想定するかで、媒体も文章もデザインも変わります。

何かを購入する時に、「自分で選んだ」と感じている人は、その商品や情報などに対しての満足度が高いと言われています。

その点でも、いかにも「自分のため」の商品・サービスを「見つけて、選んで、購入した」と感じてもらえる見せ方「ブランディング」が大切です。

「自分のためのものだ!」で印象が変化した体験

私自身、同じものが別の切り口で見えた瞬間に、「私のためのものだ」と感じて、大好きになってしまったものがありました。

それは「デイドリームビリーバー」という楽曲です。

原題は「Daydream Believer」といい、アメリカのバンド・モンキーズが1967年に発表したシングルです。

1989年に、忌野清志郎がカバーした日本語版「デイドリームビリーバー」は、セブンイレブンのCMソングとして知られていますよね。

モンキーズの「Daydream Believer」の歌詞は、「人気者の女の子と結婚した自分がまだ夢の中にいるよう」といった風情。

You once thought of me
As a white knight on a steed.
Now you know how happy I can be.
Oh, and our good times start and end
Without dollar one to spend.
But how much, baby, do we really need.

( 君はかつて僕のことを白馬の騎士だと思っていた。
今、君はぼくがどんなに幸せになれるか知っている。
ああ、僕たちの楽しい時間がお金を1ドルも使わずに始まって終わる。
でも、僕たちは、本当はお金が必要だよね)

と「僕の幸せになれる方法」を知るようになった彼女とお金を使わずにできるいい時間を過ごしたあと、「幸せでけど、やっぱりお金は必要だよなあ」と考えている…なんだか「将来、大丈夫ですか」と心配になりそうな、若い夫の心境を歌っています。

この歌詞を知っていたので、忌野清志郎さんの「デイドリームビリーバー」のことは、CMなどで歌詞を聞きかじって「その人気者の彼女が死んだ後の歌かな」くらいに思っていました。

ところがある日、日本語の歌詞は、「忌野清志郎さんが、亡くなった『お母さん』のことを歌っている」という記事を読んだところで、この歌の見方がガラリと変わりました。

というのは、長女が高校3年生の我が家。長女は来年から家を出ることを希望しているため、三姉妹が揃って私と一緒に暮らすのは、今年が最後です。

そのことに一抹の寂しさを覚えている私にとって、「デイドリームビリーバー」は、まるで私が死んだ後の娘の想いを歌っているように感じられたのです。

特に、映画「ひるね姫」のテーマソングとして高畑充希さんが歌っているバージョンは、娘たちを連想させる若い女性の声ということもあって特に心に染み、大好きの1曲になりました。

商品・サービスの切り口は様々

このように、同じ商品サービスであっても「これは自分のためのものだ」と感じた時に、人は大きく心を動かされます。

同じ商品・サービスであっても、「誰のどんな問題をどう解決するか」という切り口は実は様々です。

もしも、商品やサービスがいいのになぜか売れない……というお悩みがある場合は、商品・サービスの切り口を変えて、売り出してみてはいかがでしょうか。

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