「もっと速く文章を書きたい」「入力スピードを速くしたい」……これは、文章書きを生業とする私にとって、生産性に大きく影響する問題です。音声入力も試してみましたが、入力方法そのものに着手することにしました。
【カフェで仕事するとき、音声入力は使えないし】
「親指シフト」とは
親指シフトとは、日本語を入力するためのキー配列です。
昔からある「かな入力」(最近、やってる人を見かけませんね……)や、私も中学生の頃から使っている「ローマ字入力」に対する入力方法です。
「親指シフト」の名の通り、親指のキーと別のキーをピアノの和音のように同時に押すことで、少ないキーで日本語のかなを打つことができる入力方法です。
例えば、「林原りか」と入力するとき、ローマ字入力だと「HAYASHIBARARIKA」と15回キーを押すところが、親指シフトだと「はやしばらりか」と7回で済みます。
この回数の少なさに加え、脳内でいちいちローマ字変換しないことから、スピードアップが生み出されるらしいです。
勝間和代さんで知った「親指シフト」
親指シフトの著名人といえば、経済評論家の勝間和代さんです。
私も勝間さんの著書で親指シフトの存在は知っていました。あの「効率化」マニアの勝間さんが採用されるくらいだから、きっとスピードが上がると思います。
しかし、いろいろ説明を見ても、なんだか難しそうなのです。ローマ字入力がそれなりに速いこともあり、自分には無理だと、手をつけずにおりました。
「親指シフト」導入を考えた理由とネック
親指シフトで入力されている方がよくいうように、ローマ字入力は、効率が悪いところもあるのは感じていました。
例えば、以下のようなことがあります。
・1文字打つのにキーボードを2回叩かないといけない
→私のように執筆を生業としていると、夕方には手がヘトヘトで、ミスタイプが多くなります。
このため、音声入力も取り入れていますが、正直なところ、使い勝手はいまひとつ。
・英単語の入力しやすさを考えた配列のため、使用頻度の高い「A」が小指にあるなど使いづらい
→英語を入力するときは、すごくスムーズです。さすが。
最近、「日本語がなめらかに入力できる」やら「指がしゃべるよう」やら、評判をよく見かけるようになりました。それでも導入をためらうのにも理由はありました。
導入をためらう理由はひとつしかありません。
44歳の私が、今から覚え直しできるのか
この心配を親指シフター(と呼ぶのか?)の方に、ぶつけてみました。
ブロガーの立花岳志さんに聴いてみた
質問に答えてくれたのは、ブロガーの立花岳志さんです。
【立花岳志さんと並んでみました。見よ、この身長差】
立花岳志さんは、作家、カウンセラー、イベントプロデューサー、歌手など、多岐にわたる活動をされているブロガーです。
会社員をしながらブログを始め、41歳でプロブロガーとして独立なさいました。
この立花さんは、親指シフトでブログや著書を書いていらっしゃるとのこと。親指シフトのスピードは?というと、1時間に7500文字近く文章を書けるそうです。
書いたことのある方ならおわかりいただけると思いますよね。すごいスピードです。
さあ、その立花さんに2つ質問しました。
Q1、親指シフトは40代からでも覚えられるのか
回答:もちろん可能です。そもそも親指シフトは記憶するものではなく、自転車の運転のように、身につけるものです。記憶力は関係ありません。
Q2、ローマ字入力から移行すると、混乱しませんか
回答:今でもローマ字入力もできますが、混乱はしません。英語を入力するときのような感覚です。ローマ字入力から親指シフトに変えることは、「自転車で進んでいたのが、自動車になった」くらいのスピード感です。
とのこと、私の心配は杞憂だと、おっしゃいます。となれば、やらない理由がなくなってしまいました。
目標は1日10分の練習
そこで、練習方法についても教えていただきました。
Q3、これから始めたい人は、何からスタートしたらいいですか
回答:自分のやり方はよくないかもしれないけれど、キーボードの配列表をパソコンの横に貼って、それを見ながら始めました。おそらく、毎日時間を何分と決めて、入力の練習をするほうが、早く身についたと思います。
とのこと。なるほど、なるほど、ならば1日10分から、始めてみます。
果たして、「親指シフト」を身につけることはできるのか?! 続報は、しばらくお待ちください。
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!