インタビュー初心者に指導してきた元編集長として。「とりあえずコレで不安解消!」という5つのコツ

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「社内の広報担当になり、お客さまのインタビューをすることになった」など、インタビューやライティングの機会が増えています。広報担当になったばかりのあなたが、失礼なくインタビューを成功させ、いい記事をつくりたいとき、どんなことに気を付けたらいいのでしょうか。

新聞記者や編集者・ライターとして900人近くお話を伺い、雑誌編集長やフリー編集者として30人以上の初心者ライターを指導した経験から「始めにコレ!」というコツを5つご紹介します。

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【森雅志富山市長のインタビューのあとに記念撮影 2014年1月7日】

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目次

記事の大枠を想定する

私が新聞記者になったときに、とても困ったのが、コレです。

編集長になってから新人ライターを記事の作り方を指導するときに、かつて私が先輩に言ったのと同じ反論を聴きました。

「取材前でまだ話も聴いていないのに、内容を想定することなんてできません!」

その気持、すごく分かります。

でも今になれば、先輩の言うことも理解できます。というのは、「おおまか」な想定はできるはずだからです。

例えば以下のようなことはどうでしょうか。

  • 読者はどんな人か
  • 読者にどんな感情を持ってもらったり、行動をしてもらったりしたいのか
  • 記事のテーマ
  • 文字数
  • 写真点数
  • メインとする内容…「人物の思い」「作品や商品」がメインかによって、得るべき情報が違います
  • 記事の構成…「起承転結」「序論、本論、結論」「背景、判断、行動、結果」など、その記事内容にふさわしい組み立てを考えておきましょう。

 

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質問を考えておく

記事の大枠が想定できたら、それに合わせて質問を考えます。記事の構成に沿って、必要な情報を引き出すための質問をリストアップしましょう。

この質問はあまり細かくなくてもOKです。話の細かい流れは、それこそ想定できないからです。

質問のなかでも「絶対に聴くこと」「時間があれば聴くこと」を分けておくと、取材時間が足りないときなどに対応しやすくなります。

事前に見てもらえるなら、質問を送っておくのもよいでしょう。

なぜなら、質問に答えるために必要な資料を用意しておきたい場合もあります。また、とっさに答えられず、あとから「ああ、こういうこともいいたかった」などと取材相手が悔やむこともあるからです。

安心して取材を受けてもらうために

いいお話が聴けるかどうかは、相手がどのくらいリラックスして心を開いてくださるかにも影響されます。そこで、顔を合わせてから質問前に気をつけたいことがあります。

落ち着いて話せる環境か

取材の前に相手にとって落ち着いた状況かをチェックしましょう。

例えば、

  • 時間は大丈夫か…次のアポがあって急ぐ、多少時間が伸びてもよいなど
  • 暑い、寒いなど不快ではないか
  • 座る場所はOKか…人によっては「右側がいい」とか「向かい合うのが嫌い」ということもあります
  • トイレは大丈夫か…直接質問するのは失礼にあたることもありますが、時間に遅れまいと急いでこられた場合、話す前にトイレに行きたいこともあります。女性だと撮影前にメイク直しをしたいということも。

私、アヤシイものではございません

インタビューはするこちらも緊張しています。が、よほど慣れた方でない限り、受ける方も「何を聴かれるかしら」「どんな風に書かれるだろう」と身構えるものです。

緊張を解いていただけるよう、自分の身元などを自己紹介したり、記事の主旨、いつ掲載されるか、今後のチェックのスケジュールなどを説明したりと、アイスブレイクの雑談を兼ねてお話するといいですね。

写真撮影は、可能ならインタビュー後半またはあとのほうが、リラックスした表情を捉えられるのでオススメです。その際は、時間が足りなくならないよう、時間配分に気を付けましょう。

話は詳しく具体的に

取材では、普段よりも突っ込んで、詳しく、具体的に話してもらうよう心がけましょう。というのは、普段の会話は、私たちが思っている以上に曖昧だからです。

「あのときは、すごく大変だったんですよ」

と言われて

「へえ、大変だったんですか」

と相づちを打って、

「すごく大変でした」

と原稿を書いて、

「そうおっしゃいましたので、言ったとおりに書きました」

では、いただけません。

ひとつの質問に答えていただいたら、「オープン・クエスチョン」で話をさらに具体的に引き出していきましょう。

オープンクエスチョンとは、「5W1H」のような「はい・いいえ」で答えない質問です。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように、どれくらい)

例えば、

「どんなことが大変だったんですか」

「どう大変だったんですか」

「どこでそれをやったんですか」

「いくらかかりました?」

「期間は?」

「それ、正式な呼び方は何というのですか」

「協力してくれた人はだれかいましたか」

「そのとき、どんな気持ちでしたか」

などの質問が考えられます。

 

その質問から引き出された「具体的な事柄」を読んだ人が

「そりゃあ、大変だったんだなあ」

と感じてもらえるのがいいですね。

 

つまり、「大変だった」出来事を「大変」という単語を使わず書くということです。

その人ならではの言葉や、自分が初めて書く情報を引き出せるよう、ぜひトライしてみましょう。

ちなみに、練習方法としては、

「何か食べたら『おいしい』を使わずに、おいしさを文章で表現してみる」

で、表現力が鍛えられます。

録音すると安心

インタビュー音声は録音すると安心感が違います。記憶は時間とともに薄れていくため、メモだけだとどうしても、忘れることが出てくるからです。

今はスマホのアプリでも、手軽に録音できますね。

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メモは最小限に押さえて、自然な会話同様、気になったこと、面白いと思ったことを突っ込んでいくとよいでしょう。自分が気になること、面白いことは、読者もきっと同じです。

録音はメモ代わりに役立つのはもちろん、慣れない広報担当者が「どうしても書けない!」となったときに、上司や同僚、外部のライターに音声を渡して書いてもらうこともできます。

できれば避けたい事態ですが、保険代わりですね。

なお、インタビューは最悪、あとから電話で追加取材という手があります(注:相手によっては使えない方法ですが)。ただ、写真はそのとき撮影完了したいところです(私は新人記者時代、写真を撮り直しに再訪というダメダメな仕事もしたことがあります涙)……。

あとは気持ちをラクにして

ガチガチに緊張した不安そうな人が話を聴きに来たら、取材される方もちょっと気を使ってしまいます。

事前にできる準備をしたら、「あとはなんとかなる!」と、大らかな気持ちでインタビューにトライしてみてはいかがでしょうか。

なんだかんだで、一番のポイントは相手に敬意と好感と興味をもって、お話を伺わせていただくことです。

「こんな話をしたのは初めて」

「こちらばかり気持ちよく話してしまいました」

「こういうこと考えてたんだと、久しぶりに思い出しました」

「聞いていただき、ありがとうございます」

「楽しい時間でした」

などの感想をいただけたら、インタビューはきっと大成功です!

商店雑記

とある団体のアドバイザーを務めさせていただくことになり、昨日は初回の打ち合わせ。

その最中、娘の体調不良の連絡が入りました。

娘をピックアップしたら、そのまま病院に向かい、待合のベッドで娘を寝かせてもらいました。

学校へ向かう車の中では、見る予定だったセミナー動画をスマホでを聞き耳。

診察を待つ娘の傍らで、資料の確認、スマホで見積やスケジュールの確認。

スマホのおかげで、育児と仕事の同時進行がラクになったなあとつくづく感じます。

娘のほうは大したことなく、薬をいただいて帰宅しました。

GOOD&NEW

食パン5さんの玄米パン。

フンワリしていてほんのり甘め。おいしゅうございました。

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