「ファーストペンギン」になることを恐れない。気にしない。

「ファーストペンギン」という言葉をご存知でしょうか? ペンギンの群れの中で、天敵がいるかもしれない海へ最初に飛びこむ、勇気ある1羽目のペンギンのことをこう呼びます。

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目次

誰もやろうとしないことをやるのは怖い?

「誰もいこうとしない、天敵のいる海に、自分が率先して飛び込む」というファーストペンギン。ベンチャービジネスの世界のあるべき姿として、よく引き合いのだされます。

しかし、ベンチャービジネスでなくとも、ファーストペンギンのような勇気を試される場は、案外あるのではないでしょうか。

みんなと違っていることを恐れない勇気

それは、「みんながやっている」「みんながやっていない」に流されないことです。

例えば、私が中学生のときは、女子が生徒会長に立候補すると言ったら「女子は『副』に決まっている。女子の会長なんてきいたことがない」と先生から注意されました。

同じく、中学のとき「おかしい!」と私が言った「男子全員丸刈り強制」は今やありえない話。誰かが、「自分は丸刈りやめます」と最初に言ったのでしょうね。

惰性で続いている団体の組織やイベントの進め方に「こうしたら?」と提案する、学校のやり方に「おかしいのでは?」と問い合せしてみること、新しい商品を提案してみること、お姑さんのやり方がやりにくいということ……私たちが暮らす中では小さなペンギンを見かけることがしばしばです。

違うこと、目立つことは、そんなに悪いのか

娘の学校には、女子にもスラックス制服がありますが、履く女子はまだ少ないそうです。入学前に学校でサイズ計測して購入するとき、娘はスラックスを買うつもりでしたが、制服やさんの女性スタッフに

「履いている人はいませんよ。みんなと違うと目立っていいんですね」

と確認されて、ひるんでしまい、買うのをやめてしまいました。

しかし、冬になって自転車通学は寒い。ズボンを履きたい。やはりスカートしか履かないほうが不自然ではないか?と感じるようになりました。

「なぜ、ほかの人と違って目立ってはいけないのか」

「娘たちが大人になる頃は、女子のスラックス制服も当たり前になるのでは?」

などと一緒に考え、スラックスを買うことにしました。

「自分が履けば、周りの子たちも履きやすくなるだろう」

とファーストペンギンの道を選んだ娘を誇りに思います。

違和感から新しい商品・サービスは生まれる

今の時代、「前からこうだから」「みんながやっているから」という理由で、自分の頭で考えることもせず、無批判でいうことをきくような人の価値はどんどん下がっています。

思考なしに、決められたことをやるだけなら、プログラミングやAIがやってくれます。

人間の価値は「こうしたほうがいい」と改善やバージョンアップの必要に着目したり、その方法を考えること。同じことをやるにしても「なぜ、こうすることがよいのか」の理由を説明できることです。

生産性を上げるための効率化も、新しい商品・サービスを考えることも、「これって変じゃない?」を感じ、自分にとっての快適性や最適さを尊重し、周りが「当たり前」だと思っていることに異を唱えることから始まります。

リスクを恐れない姿勢を育む

学生生活やプライベートで「多少不便でも、みんなと同じほうか安心」という思考が染み付いてしまうとどうなるでしょうか。

ビジネスでも発見力や改善力を発揮できなくなってしまうことでしょう。多少、理不尽な扱いを受けていても、それを無批判に受け入れて、しんどい生活を続け、健康を害するかもしれません。

こうしたことを防ぐには、子供のときから、普段の生活から「目立つ」ことを気にしないよう慣れておくのがよいと感じます。

起業して成功したり、会社の中で頭角を現したりするのだって、目立つことを恐れていてはできません。

もちろん、目立つことにはリスクがあります。

「これって変じゃない?」とか「こうしたほうがいい」と最初に言うのは「何いってんのバカじゃない?」と言い返されるリスクを伴います。波風を立てるリスクを伴います。

とはいえ、命をなくすようなリスクではありません。目立つことで、賛同者も集まります。

私たちも、はじめに海に飛び込むペンギンの勇気を見習いたいものです。

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