経営理念を作るメリットと、伝わる・役立つ経営理念の作り方

目次

企業の基本姿勢と方向性を示す「経営理念」

経営理念は、企業の基本的な考え方と活動の方向性を示すものです。

また、会社の将来像をより具体的に示すものは「ビジョン」と言います。

ほかにも関連語句に、「志」「使命」を示す「ミッション」、価値観や判断基準を示す「バリュー」、存在価値を表す「パーパス」「企業理念」、行動指針を表す「ウェイ」「クレド」などがありますね。

これらの言葉は、いろんな意味で使われていることがあります。

社内外の複数人で話合うときは、それぞれの言葉の定義を確認してから始めると、行き違いを防ぐことができます。

経営理念をつくるメリット

よい経営理念を定めておくと、日々の経営において判断基準や行動指針となるため、ブレや迷う時間などの無駄を減らすことができます。

また、社員や取引先など社内外で共通認識をもち、賛同・協力してもらいやすくなります。

好感をもってくれるお客さまや就職希望者を引き寄せることにもつながります。

では、そうした伝わる「経営理念」を作るにはどうしたらよいのでしょうか。

経営理念の作り方

ありたい姿・やりたいことをリストアップする

経営理念!といきなり文章を考えるのではなく、その前に言葉の前提や背景となる思想を確認しましょう。

まずは、会社のありたい姿や実現したい事柄を考えます。

ひとり社長や少人数の会社の場合は、個人的な夢やどんなことに喜びを感じるかをリストアップして語り合うのもいいですね。

ありたい姿ややりたいことのリストアップは、売上目標を考えるときにも役立ちます。

「月商7桁」とか「年商1億」などと目標を掲げるのをよく見かけます。その数字の根拠が「みんながそういうから」という方もよくいらっしゃいます。

根拠があるとその数字に必然性が生まれ、数字を目指すモチベーションが出てきます。

また、目標以上に頑張りすぎて仕事以外の大切なことを犠牲にしてしまうことを防ぐ効果もあります。

絶対にやりたくないことをリストアップする

やりたくないことも認識しておきましょう。例えば「値下げ」「徹夜」「無料のコンペ参加」「飛び込み営業」などなど。

体力のあるなし、メンタルのタフさ、価値観などにより、やりたくないことも人によってさまざまです。

仕事で追い詰められたり、心を病んだりするのは、長時間労働のせいではなく、やりたくないことを嫌々やらされるからです。

好きなこと、夢中なことなら、いくら打ち込んでもメンタルは病まず、むしろワクワク。

心身の健康を維持しながら、パフォーマンスを最大限に発揮するために、「やりたくないこと」を把握して、なるべく避けられるようにビジネスを組み立てましょう。

「強み」と「弱み」を認識する

あなたや会社の強みと弱みはなんでしょうか。

「やりたくないこと」も弱みの一部。自身を客観的に認識しましょう。

社会的意義と掛け合わせ「大義名分」の旗を振ろう

「やりたいこと」「やりたくないこと」が分かりました。

それだけを主張していては、自分本位な趣味だと受け取られてしまう可能性も。

例えば「大好きなパンをずっと作っていたい」「どんどん拡大してまずは年商1億を目指します」のような調子ですと、「そうですか、勝手にどうぞ。がんばってね」と言われかねません。

そこで、考えるのが社会的意義(社会の役に立つ)ことです。

自分の「強み」を生かして「社会的意義があることをする(世の中の役に立つ)!」と言うことで、みんなが応援・賛同してくれる「姿勢」や「考え方」にふさわしいものとなります。

先の例でいうと、「美味しいパンを通して(強み)、日本の食卓をより楽しく、より幸せに(社会的意義)」とか「富山を代表する企業となり(やりたいこと)、富山の皆様から頼りにされる存在を目指します(社会的意義)」みたいな感じですね。

ちなみに、この「社会的意義があることをする(世の中の役に立つ)!」が最終的には、先に考えた「ありたい姿・やりたいこと」と両立。「やりたくないこと」を避けることにつながります。

そしたら、働く人もお客さまも社会もハッピーという「三方よし」が実現します。

ただ、経営理念などとして明文化するときは、自分や自社のエゴや欲求については心に秘めていてOK。

対外的には、賛同・応援したくなる「大義名分」のほうが大切です。

しっくりくる言葉で表現

ここからは文章表現の課題です。

伝えたい基本的情報は「『強み』でビジネスを展開し、『社会的意義』あることを実現します」ということですね。

この「強み」や「社会的意義」の部分が、それぞれの会社の背景や価値観によって変わります。

誰もに分かりやすくて誤解を与えず、ありきたりでなく、かつ、自分たちにしっくりくる言葉で、表現していきます。

例えばユニクロのファーストリテイリング。

服を変え、常識を変え、世界を変えていく

https://www.fastretailing.com/jp/about/frway/

ソフトバンク

情報革命で人々を幸せに

https://group.softbank/philosophy

リクルートホールディングス

私たちは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。

https://www.recruit.co.jp/company/philosophy/

ただし、他社のものや他人の意見を参考にするのはいいのですが、影響されすぎないように注意しましょうね。

言葉を探すときには、キーワードを書き出す、類義語を調べる、比較してピタっとくるものを決めるといった方法があります。

言っている言葉はかっこいいけど内容が薄い…といったことにならないよう、あきらめずに言葉を探しましょう!

見直す

10年先まで使うぞ!と決めた経営理念も、企業活動を進めていくなかでしっくりこなくなることもあることでしょう。

それは、あなたや会社が変化・成長した証。また、自分を見つめ直し、言葉を練り直しましょう。

言語化に取り組もう

自分の想いを言葉にすることは大変です。長くビジネスをしていても、うまく言えないという方も珍しくありません。

しかし、思いや目指す将来像を言語化するメリットは多く、自信や誇り、考え方や判断の軸をもつことにつながります。

ぜひ取り組んでいきたいものですね!

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