「ブランディングについて聞きたい」「情報発信といわれても何を書くかわからない」「チラシの作り方を教えて」など、ブランディングのコンサルでお話を伺うと、ブランディングをする前の、前提部分の検討が不十分なことがあります。
※写真は昭和62年にできた「越前大仏」。どんな経緯と検討の後、この大仏をつくることになったのでしょうね。
まずは「経営戦略」は言葉にできているか
プランディングに取り組むとき、前提となるもの。それは「経営戦略」と「マーケティング戦略」です。
経営戦略とは、「経営目的・経営目標を達成するための方針や計画」を指し、企業の存在意義や、リソース(人・物・お金)活用の方向性を明文化したものです。
つまり「どうやって社会に貢献するか」ということですね。「ビジョン」や「ミッション」「コンセプト」などの言葉でも表現されます。
ビジネスに付随して行われる情報発信やブランディングは、経営戦略を土台に行われるべきもの。
それがいいか悪いかも、経営戦略に沿っているかで判断できますよね。
マーケティング戦略を具現化するブランディング
一方、マーケティング戦略は、経営戦略をかなえるために、何を、どんな人に、どこで、いくらで……「どう売るか」の方針です。
同じ服を売るにしても、「コスパ重視のシンプルな服を子育て中のママにネットショップで売る」か「上質なオーダーメイドスーツを隠れ家的なこじんまりとした店舗で経営者に売る」かなどなど、マーケティングの方針が異なれば、見込顧客に伝えるべきウリ情報や文体、デザインなど見せ方が違いますよね。
で、その情報発信や見せ方全般が「ブランディング」です。
だから、ブランディングの前にマーケティング戦略、さらにその前に経営戦略を仮置きでもいいから、決めることが必要なんです。
「とりあえずブランディング」では成果はでない
もしも、マーケティング戦略がぼやぼやしたままでブランディングのツールを作ろうとしたらどうなるでしょうか。
例えば、デザイナーやコピーライターがパッケージデザインやウエブデザイン、コピーライティングなどを依頼したとします。
マーケティング情報があやふやだと、クリエイティブサイドはどんな風にどう作っていいかの判断ができず、適当なもの、無難なものを作ることになります。
それで、反応や成果がでない制作物ができてしまうというわけです。
イベントやキャンペーンも同様です。
マーケティング戦略があいまいなまま企画しても、どんな人にアプローチするのか、どの切り口で商品・サービスのウリを伝えるかがはっきりしなければ、成果の出るイベントやキャンペーンにならず、成果も測定しようがないでしょうね。
「とりあえずブランディング」では、手間や費用をかけたわりに成果が出ず、無駄が多くなってしまうので気を付けましょう。
自分ひとりで考えられないときは人と話す
とはいえ、自分の頭の中のアイディアや思いを言語化するのは、ひとりでは意外に難しいものです。
その場合は、まずはビジネスアイディアを信頼できる人に聞いてもらうのもいいですね。話すうちに考えがまとまることもあります。※なんでも否定・邪魔するドリームキラーに注意しましょう。
相談したくても、相手にビジネス経験がないと的外れなアドバイスをいただくこともあるなど、友人知人には言いづらいという場合もありますよね。
もしも、相談する相手がいないときは、私がいます(笑)。そういうときは、林原商店にご依頼ください。
林原商店では、コーチングの手法を用いて思いや引き出し、考えを整理し、文章執筆のプロが明文化をサポートしています。
ぼんやりしていた経営戦略やマーケティング戦略がはっきと適切な言葉になると、みなさま自身のビジネスにすごく自信をもたれ、情報発信にも積極的になられます。
何かするときの判断・決断も早くなるとのことですよ!
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