コミュニケーションツールの編集や、ブランディングのプロデュースをしていると、写真撮影に立ち会う仕事があります。「林原さんは、写真撮影は何もやることがないでしょう」と言われたことがあるので、撮影に関連して何をするかをご紹介します。ちゃんと働いてますよ(笑)。
【撮影が行われた写真事務所】
事前準備は企画と企画の共有
今回の撮影は、とある新商品(食品)のイメージ写真撮影です。
私はこの商品の企画とブランディング、それにまつわるツールの企画編集を担当させていただいています。撮影本番までに、以下のようなことをしてきました。
- 商品の企画(新商品開発の目的の確認、主な顧客層の設定、販売チャネルの提案、PRツールの企画提案、パッケージのブランディング企画など)
- ブランディングの方針を企画書にまとめ、フォトグラファー・フードスタイリストらと共有し、撮影が必要な写真の内容と構図、ライティングや色味などイメージを説明
関わる人たち全員が、同じイメージと目的を共有できるようにします。
それから、撮影間際には…
- フードスタイリストの試作品の確認とOK出し
- 完成した商品見本の引き取り
さあ、商品をもっていざ! 写真スタジオに向かいます。
撮影前の準備
撮影を担当いただいたフォトグラファーは、舘写真事務所の舘健志代表です。
ここではまずフォトグラファーとスタイリストで、撮影する写真の内容を再度確認し、各自準備にはいります。
私とフォトグラファーは、ライティングや構図の最終確認し、まずはイメージに合わせた敷物選びです。
このような板や…
布地などの中から選びます。
ちなみに、手前の輪っかがたくさん書いてある布地はこの時の写真の敷物ですね!
【出典 徳永食品HP レシピ】
この時は「40~50代の人たちにとって懐かしい感じがするご家庭のテーブルクロス」のイメージで、この布を選びました。
今回は、目指しているナチュラルで優しいイメージに合わせて、金色の生地の裏側の革風テクスチャーがあるベージュの布地を選びました。
さらに、スタイリストとは盛り付け方をチェック。
今回スタイリングを担当してくださったのは、ma-mano(ままあの)の土肥薫さんです。
盛り付けたものをフォトグラファーが試し撮り。盛り付け方や撮影の角度、ライティングなどを 最終調整をします。
撮影は私がOKしないと終わりません(笑)
ライティングと構図が定まりいよいよ撮影がスタート。
私は撮れた写真をモニターで確認し、バランスを確認したり、要望を伝えたりします。
微調整して撮影…を繰り返します。
今回は後ろをぼかしたイメージ重視の写真と、切り抜いても使える全体にピントが合った写真、真上から俯瞰した写真の3パターンをお願いしています。
依頼通りの内容と完成度の写真が撮影できたか、私が確認してOKを出したら、撮影終了です! お疲れ様でした!
指示出しと確認、OKの判断
フォトグラファーは撮影のプロなので、さまざまなイメージの写真が撮影できます。しかし、「どんな写真がほしいか」「この写真がOK」と決めるのは依頼主です。
と、いうわけで撮影現場でも、やることはけっこうあります。
写真の商品が発表されたら、このとき撮影した写真もご紹介いたしますね! お楽しみに!
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!