フリーランスや起業家の方、店舗・施設の広報ご担当者さまから「ブログやSNSなどの情報発信をやらないといけないのは分かっているけど、何を書けばいいかわからない」…というお話をよく伺います。
ブログのネタに悩んでいませんか
ブログやSNSなどで、自ら情報発信…はいまや当たり前。とはいえ、ここ10数年のことですから、未経験の方には「やらないといけないのは分かっているけれど、何を書けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
ひとり社長やフリーランスの方はこれに加え、「時間がなくてあれこれ考えていられない」といったお悩みが加わります。スタッフさんの場合は「自分の文章が、組織を代表していいのか。会社全体のことが分かっているわけでもなく、何を書いていいのか……」といったお悩みもよく伺います。
なぜこうしたことが起こるのかといえば「目的」が明確になっていないためではないでしょうか。
目的がわからないから、あれこれと迷ったり、書くのが怖くなったりするのです。
「目的」から逆算すると発信することに迷わない
これを解決するためには、何が目的かを明確にすることです。
例えば、売上げアップが「目的」とします。
そこを一歩ツッコんだ目標を考えてみましょう。
「売上アップ」につなげるために…
- どんな人に届け、発信元に対してどんなイメージを抱いてほしいのか
- 読んだ人に、どんな行動(購入・問い合わせ・訪問など)を起こしてほしいのか
といった目標を考えて、決めておけば、どんな情報を発信するかも見えてきます。
いろんなスタッフが記事を書いても、内容がぶれません。
さらに、ここから、ネタを考えましょう。
例えば…
- 商品を購入してほしいなら、その商品を使っていかに毎日が豊かになるか、具体的なエピソードを取りあげる
- 社長など「人」に信頼感をもってもらいたいなら、その社長の信頼に足る人柄を紹介する
- 施設にきてほしいなら、空間の快適さの秘訣を語る
- コーチやコンサルなら、対象のクライアントの悩みを解決する記事を書く
…といった具合です。ここまでできていれば、書くための時間を短縮することができます。
誰に伝え、誰の気持ちを動かしたいのか
目標を明確にしたら、次は「誰に何をどう伝えるべきか」をさらに砕いて考えてみましょう。
この「誰に」がわかれば、どんな情報が響くのか、利用するべき媒体(SNS・ブログ・新聞/雑誌など)はなにかなどもはっきりしてきます。
この方針にそって考えれば、文体や写真も伝える相手にふさわしく工夫することができます。
この順番で考えると「気がつけば、情報発信の目的がなんだかわからなくなる」が防げます。
達成すべきことや達成度が明確になる
さらに、達成目標を数値で示すことができれば、達成すべき事柄や達成度を明確に認識することができます。
とくにWEB媒体は、アクセス数やそのあとのクリック数など、効果がはっきりと現れますね。
電話や来店時に呼びかけられる「〇〇を見たとお伝えください」は、どの媒体や記事が効果があったかを確認する意味もあります。
やりがいが生まれる
目的・目標を明確にし、それを叶えるために工夫して執筆・発信し、その達成度が明確になると、その情報発信に対して評価が可能になります。
評価が可能になると、情報発信にやりがいが生まれます。
特にスタッフの方が情報発信の担当者のときによくあるのが、アクセスログもとっておらず、自分の情報発信がどういう効果をもたらしているか不明瞭だという場合があります。
評価はないのに情報発信に関するプラスαの仕事は増える…では、やる気がなくなり後回しになるのも当然です。
情報発信のネタは目的や目標から逆算して考え、狙いにふさわしい内容を届け、成果をチェックし改善していきましょう!
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