時間と場所が自由なら、実はできることがけっこう多い。自宅しごとでキャリアを生かす「シェア秘書(在宅秘書)」事業がスタート

いろんな仕事を経験して「時間と場所が自由なら育児や介護があってもけっこう働ける」と感じています。そこで、在宅で働く「シェア秘書(在宅秘書)」事業に取り組んでいます。

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目次

子育てとは両立できなかった「シフト勤務」と「営業事務」

私が「シェア秘書(在宅秘書)」事業に関わることになった経緯をご紹介します。

まずは、自分自身の出産後の挫折です。

私は18年前に長女を出産したとき、フィットネスクラブに勤務し、シフト勤務でした。

前職の新聞記者が不規則&長時間労働で、子供をもって続けられる気が全くしなかったため「子供を持つなら、時間になるときちんと終わる仕事がよいだろう」と考えて、この仕事を選びました。

シフトは9時からの早番と23時までの遅番があり、その日ごとに「清掃」「開店準備」「朝礼」「内勤」「フロント業務」「ショップ接客」「入会説明会担当」「閉店業務」「終礼」などと、毎日の時間割がその日ごとに立てられていました。

子供を持ったあとは、早番でしか働けないうえ、遅刻・欠勤も増えることが予想されました。

早番限定のスタッフがいると、遅番ばかりの人も必要になります。遅刻や欠勤の際には、時間ごとシフト業務を代わってくれる人探し必要です。これが職場の負担と考えられました。

そこで、大好きだったフィットネスクラブ運営業務から、サプリメント販売部署の営業事務に異動となりました。営業事務の担当は、社員の私と子育て中で時短派遣社員の女性の2人です。

事務職なら子育てと両立できるだろう…という考えが甘いことは、すぐに分かりました。

子供の病気による遅刻や欠勤で、営業事務として毎日行う必要があるルーティン業務ができません。問い合わせ電話にも、事務所にいないため出られません。

セキュリティの関係で、仕事の持ち帰りも、土日や夜間に出勤して取り戻すこともできません。

時短派遣社員の女性も、お子さんの病気でたびたび休むのに、社員としてそのフォローもできません。

できない尽くしの私は、あっという間に、仕事のできないお荷物社員になり、最終的に退職を選びました。

在宅勤務アリなら働けた

このふたつの仕事の共通点は、「その場所に行かないとできない」「その時間にやらないといけない」ということです。

そこで、次の仕事は、場所と時間の自由が効く在宅で働くことを意識し、かつての記者や雑誌編集者の経験を生かし、フリーランスのコピーライターとして自宅で仕事を始めました。

その後、再就職した編集プロダクションでは、フレックス制の他、会議をコアタイムである午前中に行うこと、在宅勤務の導入などを提案し、受け入れていただきました。

直行直帰や、子供由来の非常時には、外注のサポートスタッフや出社している社員にフォローしてもらうとことも、OKしていただきました。

こうした会社側と同僚たちの柔軟な対応により、子供の病気や行事などのときにも、業務を止めることなく遂行できました。

おかげで、私は自分の力を発揮することができ、自分の力なりではありますが、会社に貢献させていただくことかできました。

独立後も、私は在宅での仕事を基本に、家事や育児、両親対応なども、その実行時間を最適になるよう調整しながら、日々をこなしています。

こうした経験から分かったのは、

「時間と場所が自由なら、家事や育児・介護などの家族ケアがあっても、けっこう働ける」

ことです。

そして、育児や介護で職場を去った仕事仲間を見てきて、仕事能力が低いから退職するわけではないことも実感しています。

彼ら彼女らは仕事の能力が低いわけではなく、ご家族の中で家族ケアの「最後(多くの方は唯一)の砦」だっただけなのです。

「自宅しごと」はいいが起業は難しい

こうした思いからつくった講座が、2017年から開催している「時間と収入を増やす『自宅しごと情報発信セミナー』」、2019年の「収入と時間のゆとりを両立するための 情報発信&ブランディング講座」です。

「自宅で働くことで、仕事と家事・育児・介護の両方が可能だ」という可能性を感じてほしくて始めました。

ただ、その中で、こんな声も聞かれました。

「ライティングやデザインなどの専門技術がないから、自宅しごとはできない」

「起業したいわけではないし、起業するネタもない」

「事務しか経験がない」

「ネットで見つけたライターの仕事をしているが、単価が安すぎる」

「子供が小さいため外出して人脈を広げることもできず、営業もできない」

「在宅勤務したいが、理解ある会社がどこか分からない」

…なるほど、「誰かをサポートする業務が好き」とか「内向的で、コツコツ取り組む業務が好き」という方には、「起業して、自分で営業して、自宅でしごとする」は、ハードルが高く、ストレスが大きすぎます。

もちろん、サポート業務やコツコツ業務も、大事な仕事です。低く見ているわけではありません。

私は編集プロダクション時代、コツコツ型スタッフの皆さんのサポートがあったからこそ、自分の能力を自分の仕事に集中させることができたので、その重要性をとても実感しています。

「シェア秘書(在宅秘書)」で解決

これまでの経験から、レジ打ちに代表される「シフト勤務」も、サポート系コツコツ業務の「事務職」も、家事・育児・介護との両立が予想以上に難しいことをよくわかっています。

出産育児で職場を離れた人が就職したくても、「子供が病気のときはあなたが休むの?(では、不採用)」「ご両親と同居ということは、介護はゆくゆくあなたが?(では、不採用)」となった人の話も聞きます。

一方で、育児や介護などのために職場を離れた方の中には、働きたい気持ちを持っている方も多く、求人情報でも事務職の応募の倍率はとても高いそうです。

この状況をなんとかしたいと、多様な働き方を応援したいと考える仲間たちと一緒に取り組みだしたのが、

「シェア秘書(在宅秘書)」

の普及です。

企業や事業者の方の中には、人手は欲しいがフルタイムで雇うのは難しいということもありますよね。

こうした企業・事業者と、働きたいけれど、フルタイムで出勤することが叶わない人をつなげば、その双方の課題が解決できる!と発案された働き方が「シェア秘書(在宅秘書)」です。

なお、「シェア秘書」という名称は、シェアハウスやカーシェアリングのように、一人の有能な「在宅秘書」を複数の事業者でシェアするという発想から名付けられました。

反対に、一つの事業者は複数の在宅秘書でシェアし、家族の事情などで秘書の一人が働けないときもカバーしあえる仕組みとしています。

「シェア秘書(在宅秘書)」として働くひとを募集

事業の企画を固め、このほど「シェア秘書(在宅秘書)」の募集を始めることになりました。

書類選考を経て採用となった方には、在宅で働くための「在宅秘書検定講座」が用意されているので、在宅で働くのが初めての方も安心してください。

また、秘書に仕事を発注する事業者さまには、部下を不快にしてやる気をそいだりしないよう「上司検定講座」を必須としています。これまでに子育て中であることが理由でイヤなことを言われて傷ついた方や、仕事が思うようにできないあなたへの上司の暴言を不快に思ってきた方も、ご安心ください。

興味を持ってくださった方は、こちらの募集ページから、詳細をご確認いだけるので、ご一読いただけると幸いです。この情報を必要としている方へのシェアもぜひぜひ。

自宅でいきいき働くあなたの姿をお子さんやご家族に見せながら、仕事を通じて成長し、その成長を社会に還元していきましょう!

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