先日、学生時代の後輩と2泊3日のドライブ旅行に出かけました。「なんにもしない自由」と「地元グルメ」を楽しむのがテーマです。3日目は、道後温泉を出て最後の目的地、金比羅宮に向かいました。
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1368段の階段で感じるお互いの年月
「さぬきこんぴらさん」の愛称で知られる金刀比羅宮。海の神様や五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛など、さまざまなご利益を謳います。香川県の象頭山(ぞうずさん)の中腹に位置し、そこに向かう参道の段のハードさでも有名です。
我が家では、長女と次女が修学旅行で訪れました。そのときの土産話を聞いていたこともあり、ぜひ立ち寄りたいと希望していた場所でした。
足が痛くならないようランニングシューズに履き替えて臨みます。
参道入口から御本宮までの石段は785段。さらに先の奥社までは1368段の石段を上ります。
参道の入口にはお店が立ち並びますが、上るに連れて店はなくなり、代わりに木々が増えていきます。木漏れ日の中歩くとまるでトレッキングのよう。この場所のせいか、空気がとても清らかに感じられます。
ハードだとは聞いていましたが、急坂ではないので、ゆっくり登ればいつかは本宮に着けるかと思います。
しんどい方には、ふたりがかりでかつぐ「石段かご」もありました。大門前までの365段を運んでもらえます。料金は往復6,800円。一段9円くらい。
本宮についたあとはさらに、奥社へとむかいました。奥社は本宮からさらに約1キロ先。583段の石段を上がります。
高台から市街地を見下ろせます。また、岩壁には天狗面も。
ここでもおみくじを見つけ、厳島神社の「末吉」を払拭すべく、また引いてみました。結果は……
また末吉! それも、厳島神社と違い、内容もかなり末吉チック……とほほ。心を柔らかに、焦らないよう、気をつけます。
40代の体力に実年齢差は関係ない
こんぴらさんに登って興味深かったのは、私と後輩2人の「辛い度」です。
私44歳、後輩1は42歳、後輩2が40歳。1番ゼイゼイ言っていたのは、1番若い後輩2でした。
40代に入ると、体力や身体的な若さは実年齢よりも、日々の生活・運動・食などの習慣が影響することを実感します。
また、マラソンやトライアスリートあるあるな石段の捉え方にも気づきました。
それは、「体力的にキツイ」が「辛い」とイコールではないこと。
むしろ「体力的にキツイ」で「ウキウキ感」のスイッチが入ることです。筋肉痛はむしろうれしい、みたいな。
「状況(キツイ)」とそれをどう評価するか(辛い、楽しいなど)は、体力面に限らず、切り離して考えるといいですね。
それにしても、石段は下りが以外に響きます。膝には十分気をつけて!
お待ちかねの讃岐うどんと地ビール!
この日は朝からコーヒーと菓子パンのみ。奥社にいるときから、お腹がぐーぐー言っていました。
そんなとき、お土産物屋とおぼしき小田象麓堂さんの店頭に、「コーヒー あま酒 地ビール」の文字を発見!
喉も乾いていたので、まずはさぬきビール! それも、酵母がいきてる生ビールです。わーい!
さぬきビールは、ドイツビールをベースに、日本の気候でも美味しく飲めるよう製法を工夫されているとか。コクがあって美味しくいただきました。
空きっ腹にお酒は良くないので、食べ物もほしいところです。いい匂いがしている紀ノ国屋さんに入りました。
清水の次郎長親分の命でこんぴらに刀を納めた森の石松にちなんだ「石松まんじゅう」です。
焼き立てを1個から買えるので、食べ歩きにぴったりです。苦いビールにも合います。
お土産を見ていたら、もうお昼も近いので、この参道でお昼ごはんにすることにしました。この日のランチは、うどん!と決めていました。
数件のお店から、こちら「こんぴらうどん」をチョイス。
歴史を感じさせる佇まい。
建物は築百数十年で登録文化財だとか。以前は旅籠として使われていたそうです。
お店に入ってまずは「かんぱーい」。(またか)
昼からビールをいただける贅沢も、今日まで。寂しいけど、たまにだからいいんですよね。飲んでいいですよ~とにっこり微笑む後輩1に感謝!
初めての讃岐うどん。独特の食べ方である「しょうゆうどん」を注文しました。
しょうゆは、店員さんがかけてくれました。
エビの天ぷらをのせた「しょうゆ天」です。天ぷら、揚げたてでサクサク!
しょうゆはしょっぱいのでは?と心配していましたが、予想に反して甘い。かつお節・さば節・昆布などのだしをくわえたしょうゆでした。美味しい!
歩いたあとは温泉!
食事を終えたら、いよいよ帰路につきます。その前に、こんぴらでかいた汗を流してから帰ろうとなりました。帰宅後は寝るだけにしようという作戦です。
向かったのは、こんぴらさんから自動車で約20分ほどのところにある 「たからだの里 環の湯」です。
芝生の広場を囲んで、建物が配置されています。
回りに緑が多くて気持ちのいいお風呂でした。1泊3日で3回目の温泉は、温泉好きの私には嬉しいかぎりです。
もう、四国に思い残すことはありません。さあ、帰りましょう!
スポット・お店情報
※詳しくはホームページなどでご確認のうえおでかけください
金比羅宮
住所 香川県仲多度郡琴平町892番地1
御本宮 御扉開・御扉閉時刻
4月〜9月 御扉開 午前6時、御扉閉 午後6時
10月〜3月 御扉開 午前6時、御扉閉 午後5時
紀ノ国屋
住所 香川県仲多度郡琴平町983
こんぴらうこんぴらうどん
住所 香川県仲多度郡琴平町810-3
営業時間 8:00~17:00
定休日 年中無休
電話 0877-73-5785
たからだの里 環の湯
香川県三豊市財田町財田上1110-8
0875-67-2614
営業時間 9:30~21:00
定休日 月曜、年末年始
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