2018年10月25日(木)、射水市未来創造課さま主催のセミナーで射水市各課の広報担当職員の皆さまを対象に「広報力向上講座」と題して、お話しさせていただきました。
情報発信や記事づくりのポイントと楽しさをお伝えする
今回のセミナーでは、「こんなことが知りたい」と「いくつかのお題をいただいておりました。
- 伝わる文書の書き方
- ポスターやチラシの作り方の基本
- 著作権について
- 公用文と広報文の違い
公文書を貼り付けるだけでは読んでもらえない
今回、市役所職員の方々を前にお話するにあたり、下調べしたところ、公務員の皆さまが普段つくっている「公文書」には、書き方に厳密なルールがあるらしい。
それは、正しいこと、誤解や誤読を引き起こさないためのものですが、ややもすれば非常に堅苦しく、分かりにくい文章になりがちです。
それでも、公文書は読むのも公務員かその分野の専門家かサービスの受け手か、とにかく「難しそうな文章でも読む」という前提の方々です。
一方、不特定多数の市民はどうでしょう。もともと関心がない事柄もあるなか、知ってほしいことがあるなら、公文書の文言を貼りつけるだけでは、なかなか読んでもらません。
そのため、広くものごとを伝える広報文には、「読んでみよう」「役に立つ」 「面白い」内容にするための工夫が必要です。
この工夫には正解がありません。伝わる文章や記事に正解があれば、本は売れるし、ブログはバズるし、商品は売れまくるわけですが、そうならないことでもおわかりいただけるでしょう。
だから、広報マンには、
誰に何をどのように伝えれば「伝わる」のかを追求し続ける
という姿勢が必要です。
正解のない問いへの追求は、ときに苦しいものですが、それでも
「あの記事のおかげで助かりました」
とか
「あの本、大好きなんです」
とか
「あの商品を知ることができてよかった」
といった読者の反応がとても嬉しい。その一言で、苦労も疲れもふっとびます。
そんな広報の楽しさを職員の皆さんにも感じていただければと思って、お話させていただきました。
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