ブログに書く題材に困ったら

ブログのネタがない?

先日、フリーランスのママの集まりで、
「集客のためにブログを書いていますが、ブログに書くことがない」
というお嘆きを何人かから伺いました。

お話を伺っていると、
「あなたの職種は、ネタの宝庫じゃないですか?!」
という方も、やっぱり困ってらっしゃいます。

そこで、今回は「ブログのネタをどう作るか」ということについて考えてみます。

まずは、記事の目的を考える

私が編集者として、何かしらの記事を作るときにまず考えるのは、こんなことです。

・読んでもらいたい読者はどんな人か

・読んだ後にどんな感想を持ってほしいか

・読んだ後にどんな行動を取って欲しいか

つまり、その記事の「目的」です。今回のように、もしも、ご自身の商品・サービスについて、集客するためにブログを書いていらっしゃるなら……

読者=集めたい「理想のお客さま」「こういう方の役に立ちたい!というお相手」

となりますよね。

では、「どんな感想を持ってほしいか」については、もう少し色んなバリエーションが考えられます。

・自分に親しみを感じてほしい
・自分を信用してほしい
・面白いと笑ってほしい
・元気を出してほしい
・商品、サービスについて理解してほしい
もっといえば、
・「この人から買おう!」と思ってほしい
などですよね。

「どんな行動を取って欲しいか」については、
・お問い合わせしてほしい
・セミナーに申し込んでほしい
・もっとほかの記事も読んでほしい
・記事をシェアしてほしい
・来店してほしい
・購入してほしい

などがありますね。

目的を叶えるために必要な情報は?

ではつぎに、「読者=理想のお客さま、こういう方の役に立ちたい!というお相手」が、「自分に親しみを感じる」としたら、どんな情報が必要なのでしょうか。

「元気が出る」には、どんな情報があるといいでしょうか。「信頼してもらう」には、どんなエピソードが有効でしょうか。「買おうと判断してもらう」ためには、どんな情報が必要でしょうか。

こんなふうに自分に質問することで、「あ、このエピソードは使える」とか「この情報は役にたつはず」というネタが出てきませんか?

「役に立つ情報」は喜ばれます

基本的には、「役に立つ情報」は、読者に喜ばれます。ただ、何が役に立つかは、「読者」をどう想定するかによって異なります。

あなたの理想のお客さまにとって、役に立つ情報はどんなものですか。

あなたにとって当たり前のことでも、他の人にとって「へえ~」「なるほど!」「目からウロコが落ちました!」というネタはたくさんあります。あなたの読者にとってプラスになると思う情報を紹介してあげてください。

「ブログに書くと、セミナーや教室で提供する情報がなくなる」
と心配される方もいらっしゃいますが、その心配は不要です。

まず、読者も全ブログを記憶しているわけではありません。そんなに読まれてないと思って間違いないでしょう(失礼)。

また、ブログとセミナーや教室は、その役割や特長が違います。

ブログは比較的、一般論的な内容になりますが、対面でセミナーや教室をされるなら、もっと濃い内容にしたり、その人にあうようアレンジしてお伝えすることもできます。質問を受けることもできます。

もちろん、あなたに会うことそのものが、参加者にとっての価値です。

例えば、あなたの好きなアーティストを思い浮かべてください。プロモーションビデオをYouTubeで流して、テレビで歌っても、CDは売れますよね。CDを売り出しても、ライブは別物として、またチケットが売れますよね。

そのことを考えれば、あなたの知識をブログに書くこととが、誰かがあなたに会いたいと行動することを妨げるとは考えにくいことがおわかりいただけると思います。

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【デンマークで取材したときのことは、ブログやFacebookで紹介していましたが、セミナーにも多くの方がご参加くださいました】

「人柄を伝える」ことで親近感を生む

親近感の醸成を目指すなら、「人柄を伝える」のが効果的です。

あなたの大切にしている価値観やものの見方、その仕事をしているからこそある、他の方とちょっと違った視点を紹介するのです。

こうした意見や思いを書くことをオススメすると、多くの方が「周りから反感を買わないか」と不安を訴えられます。

でも、反感を持つ人を思い浮かべてみてください。その人は、あなたの「読者=理想のお客さま、こういう方の役に立ちたい!というお相手」でしょうか。

おそらく、あなたの商品やサービスにお金を使ってくださらない方だと推測します。

あなたは今、「集客」のために記事を書こうとしているのですから、意識は大切なお客さまの方を向きましょう。

意見や考えを表明すると、反感を買うかもしれないリスクと同時に、あなたの価値観に共感した人が集まってくるというメリットがあります。

価値観に共感している方は、あなたの商品やサービスを購入したり、よさを広めてくださったりする可能性の高い方です。この方との関係を大事にしていきたいですね。

ちなみに、ただ出来事を連ねるような日記を書くのはオススメしません。

なんでもない日常の話が面白いのは、芸能人など、その人そのものが興味の対象の場合。海老蔵さんのブログは、お手本にしないほうが無難です。

渡辺直美さんくらい有名な方ですら、
「私が食べたものなんて、だれも面白くない」
と、「ただ食べたもの」のような投稿をしないように心がけているそうです。

「仕事への姿勢を表す」ことで信頼感を育む

読者の方に信頼してもらいたいときは、仕事への思いやこれまでの頑張り、仕事に向かう姿勢について書いてみてはいかがでしょうか。

客さまとのちょっといいエピソードや、これまでのご苦労なども面白い題材です。教室やセミナーを主宰されている方は、その教室やセミナーの様子、お客さまの声を紹介するのもいいですね。

お客さまは自分以外のお客について、意外に知りたいものです。「こんな感じのサービスなら申し込んでみよう」「こんな人もやれるくらいなんだから、自分もやろう」と、申込への背中を押してくれることもあります。

今の日本は、その気になれば誰もが無料でブログを作ることができ、情報発信ができる時代です。自分を文章で表すことをおそれず、トライしてみることをオススメします。

読者に伝えたいこと、読者に分かってもらいたいことなどを、考えて書くうちに、ネタに困らない自分になっていることに気付くことでしょう。

そうそう、書けることは話せます(話せても書けないことはよくあります)。書く量を増やすと、話せることも増えるという嬉しい副産物もありますよ。

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