フリーランスや中小企業の名刺は受注につながる「ひと工夫」を

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有名企業の名刺を真似てはいけない

あなたは、名刺交換が好きですか。私はとても苦手でした。今から思えば、原因は「名刺」にあったのではないかと考えています。


◆ずっと使っている名刺ケース◆

以前使っていた名刺にはこんなふうに書いてありました。

表面:
林原商店
編集者・ライター
林原りか
(連絡先)

裏面:
企画・取材・執筆・講演

取材先以外でお渡しした相手は、
「ライターさんなんですか? すごいですね」
とはおっしゃるものの、そのあとが続かない。

きっと「自分と関係ない人」とは思われていたと、考えています。

誰もが知っているような有名企業や大企業、公務員の場合は、社名と連絡先があれば十分です。

しかし、フリーランスや中小企業の名刺は、上記のような人たちと同じように作ると
「よくわからない」「で、何やってるの?」「自分とは関係あるのか分からないなあ」
となってしまいます。そこからトークでうまくいく場合もあるでしょうが、私は苦手でした。

そこで考えました。せっかく相手の手元に残る名刺をそのままにしておくのは、とてももったいないことです。

相手とのコミュニケーションツールになるよう、ひと工夫を施しましょう。

名刺は有能な営業ツール

名刺をひと工夫すべきなのは、名刺があなたの仕事やひととなりを紹介するのにピッタリなツールだからです。

お渡ししたお相手に、
「話をもっと聞かせてください」
「これはどんなことをやっているんですか」
などと言われたいと思いませんか。

名刺交換のあとしばらくたってからも
「あのときのあの人は、どんなひとだっけな」
と思い出してもらったときに
「そうだ、そうだ、この人だ」
と記憶を引き出すツールなってほしいものです。

名刺は、作りようによっては、
「あなたに仕事を頼みたい」
と思ってもらうツールになりえます。

そのためには、名刺に以下のような工夫が必要です。

1,あなたが仕事を発注してほしいと思う方の「ベネフィット」を提示する

「ベネフィット」とは、製品やサービスを利用することでお客が得られる価値のことです。あなたに仕事を頼むと、どんないいことがあるのかを示しておきましょう。

私の手元にある名刺からいくつかご紹介すると……

「健康で楽しく美しくゴルフをしましょう!」(ゴルフの先生)
「最初の35秒で身体が変化する」(整体院)
「お片付けで、心を自由に」(ライフオーガナイザー・整理収納アドバイザー)

この方にお願いすると、自分がどうなるのか、イメージできますね。
「ほんとにそんなにいいものなんですか?」
と思わず聞き返したくなります。

2,顔写真を載せる

何人もと名刺交換をされた方は、あとで名刺を見直しても、顔を思い出してもらえないこともしばしばです。

「顔を載せるなんて自意識過剰では?」というためらう方もいらっしゃいます。

しかし、「顔が思い出せる人」と「顔が思い出せない人」のどちらに仕事を頼みやすいかといえば、顔が思い出せる方です。顔が思い出せるほうが、親近感がわくからです。

3,商品やサービスを認識したり、見てもらえるように誘導

あとから見返したときに、何ができる人間かも認識してもらえるよう、商品やサービスメニューなどを記載しておきましょう。

また、ホームページやツイッターやフェイスブック、インスタグラム、LINE@などSNSで、活動の様子やプロフィール、ポートフォリオ(作品集、制作事例集)などを公開しているなら、そのことを記載したり、アドレスやQRコードなどアクセスしやすい導線を作っておくのがオススメです。

私は上記のように名刺を変えてから、名刺をお渡ししたときに、こんなふうに声をかけていだくことが増えました。
「中小企業の経営者向けのセミナーはできますか」
「この肩書では、どんな活動をされていますか。自分も参加させてください」
「今度改めて、当社でゆっくりお話しましょう。いつ空いてらっしゃいますか」

先方から質問してくださることが多くなり、名刺交換への苦手意識がなくなりました。

反響を見ながら修正していこう

「いろいろ書き込むのは自己PRしているようで格好悪い」「文字が多いとダサい。シンプルが一番」という見方もあるかもしれません。

しかし、ここで目標にしているのは「きれいな名刺」「おしゃれな名刺」ではありません。「受注につながる名刺」です。※「きれい」とか「おしゃれ」なことが受注につながる方は、もちろんそれもOKです。

フリーランスや中小企業が自分を伝える努力をしなかったら、見知らぬ人はどうやってあなた魅力を知れるでしょうか。あなたを見つければいいのでしょうか。あなたにに発注しようと判断するための情報をどこから得られるでしょか。※口コミだけでOKなら、素晴らしい。PRしなくても大丈夫ですね(ただし、他の弊害もあります。それはまた別の回にご紹介します)

せっかく作る名刺です。あなたの魅力とあなたの商品やサービスのベネフィットをしっかりと理解してもらえるものにしましょう。

作ってからも、それで終わりではありません。

自分自身の成長や、重点的な業務が変化するなどして、一度つくった名刺が名刺がしっくりこなくなることがあります。また、工夫した名刺も反応がいまひとつということもあるでしょう。

そんなときは、内容を見直し、よりぴったりくる表現や伝わる内容に、改善していきましょう。

「まだあるから使う」ではなく、名刺を何枚もお渡しするような機会や商談の前などに、「この名刺は今の自分にぴったりか」という視点で見返すことをオススメします。

名刺は離れてからも働いてくれる素敵な営業マン。しっかり働いてくれるように、手塩にかけて育てたいものですね。

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