子供のころ「みんなと違うことはしないこと」と怒られたことはありますか。また、大人になっても「みなさんに〇〇していただいています」と「同じようにする」ことが「善」と言われたことはないでしょうか。(写真 入学式の着物姿は1人だけ)
「違い」は善!
学校でも会社でも地域でも、社会生活においては、「みんなと同じ」がよいとされることが一般的です。
なにか違うことをやろうとしたとき(またはやろうとしている人に対して)「みなさんに同じようにお願いしていますので(あなたも同じようにしてください)」と声をかけられた(または、声をかけた)ことがある方も多いのではないでしょうか。
みんなが同じようにすることを強要する「同調圧力」という言葉もあるくらいです。
しかし、他人と違うのは、そんなにいけないことでしょうか。
ちなみに私は先生から先のような声がけをされたときに、「全員が同じようにしないといけない理由を教えてください」と口答えしたタイプです笑。
とくに、ビジネスをしているなら、「違い」はむしろ「善」です。「ウリ」「長所」の素であり、営業にも役立ちます。
「周囲と違う」ことを恐れず、その違いをどんどん発信していきましょう!
「違い」で覚えてもらえる
なぜ「違い」がいいのでしょうか。
それは、周囲と区別して記憶してもらえるからです。
例えばあなたが袋にたくさん入ったジャガイモのなかのひとつだったら、「このじゃがいも」と覚えてもらうのは難しいでしょう。
しかし、あなたが同じ袋の中にひとつだけ混ざったレモンだったどうでしょう。「あのレモンね。あったあった」と区別して記憶されます。
では、なぜ区別して記憶されるのがいいことなのでしょうか。
それは、区別して記憶されることが、選ばれることの大前提だからです。
つまり、あなたビジネスをしていて、あなたの商品・サービスを選んで買ってもらいたいなら、まずは「区別して記憶される」という準備が必要。そのためには、「違い」(もっと言えば「特長」)は分かりやすいほうがいいということです。
「ちょっと形が違うジャガイモ」ではなくて「ジャガイモの中に混ざったレモン」くらい目立っていいんです。それからやっと「いい商品・サービスなのかしら」と検討してもらえるフェーズに入ります。
または「私はレモンではなくて、今日はジャガイモがほしいの」という人は、あなたのお客ではない、ということも早い段階で分かります。これもまた大事なことです。
ちなみに、ビジネスをしていなくても「違い」を出すことの効果はあるんですよ。
例えば、何か違うことをしていても「あの人はそういう人だから」と気にされなくなります。すると、生きるのがとても楽になります笑
「違い」をかけ合わせるとさらに希少人材に
と、いうわけで、「違い」は恐れず、出していきましょう。
また、ふたつ以上の違いを掛け合わせると、さらにレアな人材になれます。例えば私がお仕事につながった「違い」といえば……
- 都会生活中もプランターで野菜を作るのが趣味×ウェブ制作の知識がある→家庭菜園サイトの企画・編集
- 子どもを3回出産した経験がある×編集者→妊娠ハンドブック兼ダイアリーの企画・編集
- 未就学児育児中×編集者→育児情報誌の編集長、短大の保育科で授業
- 教員免許保持×編集者→教育委員会が制作する新聞や副読本などの企画・編集、公立中学校の講師
- 母親×独立×自宅で仕事→女性活躍に関する講演やパネリスト、フリーランスママの働き方に関するコンサル
- 地方へUターン×自宅で仕事→海外赴任中の方から、ふるさとにUターンしたいというコンサル
- トライアスロン愛好家×編集者→トライアスロン協会の年史の企画・編集、フィットネス系のHP制作
- 料理好き×編集者→食品商品の企画、料理記事のレシピ制作・調理・撮影、イベントの料理制作
- 祖母・母から大量の着物を引き継ぐ×コラムニスト→着物関連店舗を取材したり、着物を着ることに関するコラム執筆
- ブランディングコンサルタント×編集者・ライター×コーチングのコーチ→富山県信用保証協会や商工会の専門家派遣事業の専門家
- 女性×セルフネイル×グレイヘアや白髪を生かしたカラーリング×ブランドコンサルタント→美容系のお店のブランドコンサル
- 不登校児の母×自宅で仕事→不登校のお子さんを持つ方からのコンサル
などなど。
また、仕事ではありませんが、以下のようなものもあります。
- 家族にメンタル疾患や不登校があった×元気に明るくやっています→自殺を防ぐ活動「とやまcocolo会」の代表
- 情報発信に詳しい×トライアスロン愛好家→トライアスロン協会の広報委員
- ロードバイク乗り×子育て世代→射水市自転車活用推進会議の委員
- ブランドコンサルタント×射水市民×母親→射水市学生ビジネスコンテスト審査員、射水市の施設売却先の企画コンペ審査員
- 射水市民×三世代同居→いみず地域共生プラン策定委員
- 射水市民×育児情報誌の編集長経験者→市長と対談
仕事に直接つながらなくても、「ああ、あの人」と区別して記憶に残りやすい特徴は、とくに「トライアスロン」「着物」「 グレイヘア(今はお客さまのサロンでカラーリングしていただいていますが)」でしょうか。
娘の友達は私がジャージでいることや、大会観戦の空き時間にジョギングすることをまったく疑問に思わないそうです。「そういう人」と認定されたんでしょうね。(ジョギング中にすれ違うと、挨拶してくれます。やさしい……)
先日は、娘の入学式に着物を着ていったら、着物は私ひとり。その後、偶然出会った女性が娘の同級生のお母様であることが判明したとき「あ、あの着物を着ていた人!」とすぐに思い出していただけました笑
「違い」はコツコツ発信しよう
上記のような違いや特徴のかけ合わせで、仕事をいただいたり、「そういう人」認定で生きやすくなったり、関心のある分野の役割をオファーしていただくには、その「違い」を知っていただく必要があります。
そう、情報発信です。
ブログやSNSで、その「違い」について発信しているから、家族や友達以外にもその「違い」に気づいてもらえます。何かあったときに「そういえばあの人なら……」と思い出していただけます。
と、いうわけで、他人と違うことを恐れず、むしろ楽しみ、どんどん発信していきましょう。
そして、自分の好きな仕事や、気の合う活動や仲間を引き寄せ、自分が生きやすい環境を自ら作っていきましょう!
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