伊勢神宮・五十鈴川での水行体験。「禊」にトライアスロンとの共通点を感じ、勇気づけと仲間の大切さを実感

伊勢神宮・五十鈴川で禊を体験しました。水行に参加するのは初めて。水行とトライアスロンの共通点を発見しました。

目次

伊勢神宮・五十鈴川での禊を体験

今回参加した「神話を体感する会(主催 神話を体感する会)2022年」は、12月に伊勢神宮で行われる月次祭(つきなみさい)に合わせた講習会です。
神宮近くの五十鈴川で水行を行い身心を清めて、月次祭を奉観するという企画です。

残念ながら、月次祭の奉観は、新型コロナウイルス流行の影響で取りやめとなりました。しかし、五十鈴川での禊は、行われました。

伊勢神宮すぐそば伊勢青少年研修センターで研修

禊に先立ち、公益財団法人修養団伊勢青少年研修センターで研修が行われました。

公益財団法人とは、公益目的事業を行い社会貢献することを目的とした団体です。ボーイスカウトや青井奨学会、日本ボディビル・フィットネス連盟、日本ユニセフ協会なども公益財団法人ですね。

修養団は1906(明治39)年、東京師範学校(現在の東京学芸大学)在学中だった蓮沼門三氏によって作られた社会教育活動団体です。渋沢栄一や松下幸之助らの支援を受けたことでも知られ、現在も多くの企業・団体の研修が行われています。

社会教育活動の団体というと分かりにくいかもしれませんが、人間性を高めたり、人生を充実させたり、社会を豊かにするための研修や啓蒙をしている…という感じでしょうか。※詳しくは修養団のHPをご覧ください

さて、この研修センターは伊勢神宮から徒歩1分程度?目の前にあります。

中は、学生のときに宿泊学習で利用した青少年の家を思い出します。

学生のときとの違いとしては、ご飯が豪華で美味しかった!

食事も研修のひとつということで、食べられないものがある場合、箸を付ける前に周りの人に取ってもらい、お残し厳禁とのことでした。

冬の、夜の、水行にトライ!

水行に先立ち、伊勢神宮や月次祭について、神話や日本人の原点といったテーマで講演が行われました。それから、水行の説明。

夜21時ごろ、12月の川に首まで入ろうというのですから、通常ではなかなかない体験です。慌てないよう、作法や呼吸法などを教わり、予行演習もしました。

なお、水行の際は、男性はふんどし、女性は白い装束のみで入水します。装束が配布され、いよいよとドキドキ。

禊にはカメラは持っていけないので私の撮影した写真はありませんが、地元・伊勢志摩経済新聞にそのときの様子が紹介されています。ご興味ある方はこちらもどうぞ。

自然の水で穢れを洗い清める禊

水行とは、心身の鍛練や神仏への祈願などのためのの苦行です。禊は、身に罪や穢 (けが) れのある者、また神事に従事しようとする者が、川や海の水でからだを洗い清めることを指します。

本来は12月の月次祭を観る前に清らかな心身になっておく……ということで、真冬の禊が用意されていました。しかし「御祓(みそぎ)」は夏の季語。冷たい水に浸かることは、禊の必須項目ではありません。

禊の必須は、川や海、滝など「自然の水」に入ることだそうです。

日本神話でも、黄泉の国から帰ったイザナギがその穢れを落とすために川で禊する場面がありますね。

トライアスロンは禊だった?!

事前の説明で、「自然とひとつになることで、人間の力を感じたり、大自然への畏敬の念や周囲への感謝の気持ちが自然と沸き起こる。禊が終わると、困難を乗り越え、できないと思っていたことができる達成感や清々しさを感じる」といった意味あいの説明がありました。

これを聴いて、なにかデジャヴュ……それってトライアスロンではありませんか!!

トライアスロンでは、自然の水に入るのが普通です。

海でスイム練習

終わったときの達成感ときたら!

ゴールからそのまま海にドボン。クールダウンです

海で泳ぐのは本当に気持ちがスッキリします。以前から「禊」と例えていたのですが、これはけっこう正しかった!

私は大会でも、練習でも、豊かで清らかな自然への愛や丈夫で動くカラダをもたらしてくれた両親はじめとするご先祖様や、平和な空であることなどに感謝しています。大会の場合は、運営の皆様や応援してくれる地元の方々にもありがたい気持ちでいっぱいです。

……これって、禊と同じ効果効能ではないでしょうか。

そうかそうか、トライアスロンは禊だったのか! 心身の健康効果は実感していましたが、そこにさらに穢れを落として清らかになる効果も感じて、トライアスロンの素敵さをますます実感したのでした。

真冬の禊。励ましと仲間のおかげでできました!

そして肝心の禊はどうだったかというと……意外にも入れるものですね。

経験者によると今年は例年より暖かかったそう。「周りに合わせているうちに終わってしまった」というのが、正直なところです。

他の参加者でも「怖い」「大丈夫かしら」「風邪ひきそう」と不安がっていた方たちも、講義で修養団のスタッフの皆さんに励まされ、周りもやるぞ!となると、トライする人がほとんど(辞退者0だったのでは)のようでした。※体調に合わせて、足だけ、見学のみなどの対応もしていただけます。無理強いはされませんので、ご安心ください。

励ましてくれる人と仲間がいれば、困難にも立ち向かい乗り越えることができるのだと実感。

同時に、洗脳や同調圧力によって、普通なら考えられないこともやってしまえる人の心の不確実さも感じました。

私もコーチングやコンサルティングを通して、他者を説得したり、励ましたり、勇気づけたりする立場です。そのスキルも学んでいます。悪用厳禁で、世の中のため、人のためになっていきたいと感じた禊体験でした。

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