腰椎椎間板ヘルニアで急遽入院。足の麻痺から初めての全身麻酔、手術、13日間の入院生活

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2021年6月は人生初の全身麻酔、手術、入院を経験しました。原因は腰椎椎間板ヘルニアです。

目次

腰椎椎間板ヘルニアで足の麻痺

私が今回、入院・手術となった理由は、腰椎の椎間板ヘルニアです。

「ヘルニア」とは、体内のある臓器が本来の位置から飛び出した状態。でべそは、臍ヘルニアといいます。

腰椎とは、背骨の腰のあたりの部分です。椎間板は背骨のクッションにあたるもので、ここで起きたヘルニアを「椎間板ヘルニア」といいます。

腰椎椎間板ヘルニアの症状は、腰痛のほか、下半身の痛み、痺れ、足が上手く動かせなくなる運動麻痺、感覚が鈍くなる感覚麻痺などがあります。

私は、腰痛はそれほどでもなかったのですが、左の尻から左足の先までにかけて、ほかの症状が出現しました。

退院までの経緯

退院までの経緯は以下のとおりです。

  • 5月25日頃 くしゃみが響いたり、前かがみの姿勢で腰に痛みを感じる
  • 5月28日(金) A病院受診。 痛み止めと湿布を処方される(痛み止めを飲み、痛みは軽減)
  • 6月6日(日) 左足にだるさ、上がりにくい感じを覚える
  • 6月7日(月) 夜、左足に眠れないほどの強い痛み。足首と指に力が入りにくいことを感じる
  • 6月12日(土) B病院受診。MRIやレントゲンを撮影し、椎間板ヘルニアと診断。16日入院、17日手術の予定で、そのまま術前検査
  • 6月16日(水) 入院。コルセットの型取り、麻酔医の診察など。入浴などしてリラックスに努める
  • 6月17日(木) 朝から絶食。14時30分から手術
  • 6月18日(金) 尻から足の痛みが増す。座薬と静脈注射で痛み止め
  • 6月19日(土) お小水や傷口から血を抜く管が抜ける。歩行器を利用。発熱
  • 6月20日(日) リハビリスタート
  • 6月26日(土) 抜糸
  • 6月28日(月) 退院

手術するか様子を見るか、迷う時間はない?!

椎間板ヘルニアは必ず手術をするわけではありません。痛みを処置しているうちに、ヘルニアが軽くなっていくケースも多いそうです。

しかし、私の場合は足が動かないことが問題とのこと。神経がヘルニアで圧迫され、麻痺が起こり、これは放置すると神経の機能が戻らなくなるそうです。

手術前は、同じように足首や足の指を立てているつもりでも、左が動きませんでした。

左のスネが青いのは、足の麻痺により、何度もつまづいたからです……。

大きな怪我も病気もしたことのない私は、全身麻酔が必要な腰の手術がとても怖かったのですが、様子を見る時間はない、とのことで手術を決めました。

急な話でかなり動揺しましたが、病院のマニュアルがしっかりしているよう。手術や準備・経過についてとても分かりやすく説明いただけたことや、スタッフの方々の対応が丁寧だったことが、手術しようと決心できた一因でした。

全身麻酔や手術の怖さの解消

初めての手術ということで、分からないことだらけでした。全身麻酔の経験者がいかに辛いか体験談を教えてくれたり、手術が失敗してもっとひどくなった話や車椅子になった人の話を教えてくれたりします。心配と親切心からとは思いますが、恐怖は募るばかりです。

しかし、麻酔医や看護師の方々に質問すると、キチンと説明していただけたことが大きな安心材料となりました。

今回の病院はポケットWi-Fiやパソコンの持ち込みがOKだったため、入院した手術前夜からは、音楽を聞いて心を落ち着かせました。

ちなみに私はこちらのWi-Fiを持参。

手術当日の午前中、手術担当の看護師さんから、手術室での流れの説明を受けました。

それから12時すぎに術衣に着替え、13時ごろから点滴スタート。

術前の緊張したワタクシ

手術室でも音楽をかけてくださるということで、クラシックや久石譲さんが好きであることを伝えていたところ、全身麻酔が入るときSummerをかけてくださいました。

手術から全身麻酔が切れるまで

全身麻酔が効いてしまえば、あとの意識はありません。手術自体は1時間足らずで終わるとのことでした。
次の私の感覚は、夢うつつの寝ぼけた感覚の中、検温や血圧測定がされていたことです。

「晩年寝たきりになった祖母たちの感覚ってこんな感じだったのかなあ。起こされると子供や孫やひ孫がいて、案外気持ちよかったのかもしれないなあ……」などと考えておりました。

手術翌日に目が覚めたときには、点滴やお小水の管と傷に溜まった血を抜く管がつながり、足には静脈の流れを促すフットポンプ付き。

18日の朝食は小さいおむすびをいただきました。美味しかった……。

術後ぐったりのワタクシ

私のヘルニアはかなり大きかったそう。見せてくださいました。

こんなに飛び出していたら、不具合も起こりそうなものです。

術後の回復とリハビリ

6月19日に管が外れてからは、歩行器で歩くことになりました。

腰を守るためコルセットも装着します。

このコルセットは、手術前日に型とりをして自分の体型にあったものを作りました。手術後3ヶ月ほどは夜寝るとき以外つけるようにと指示をうけています。

リハビリは始めはベッドの中で足首や指を動かすところからスタート。

血栓を防ぐ「弾性ストッキング」を履いています

手術直後ですでに足首が以前より立つようになったことが分かります。しかし、前と同じとはいきません。私の場合は、流れが滞った神経の機能が、これから少しずつ回復することが待たれます。

リハビリ初日は左足での片足立ちが全くできず、涙が出てしまいました。

筋力は筋トレで力が付きますが、神経は念を入れたら通るわけでもない。というわけで、リハビリは骨盤の角度や骨盤底筋の使い方、姿勢を整えることが中心でした。

歩く姿勢については、腕と足だけではなく腸腰筋や肩甲骨周りを動かすこと……など、ランニングのフォームづくりと共通する事柄も多く、とても興味深くリハビリに取り組むことができました。

そうするうちに、片足立ちは15秒をキープ。退院前には、エアロバイクも利用できました。15分ほど軽めの負荷でこいで汗だく。

それでも、久しぶりの有酸素運動は気持ち良かった!!

アレやコレやと質問する私に、丁寧に説明してくださった理学療法士の皆さんにも感謝するばかりです。

今は歩いても違和感が残っています。走るのは最低でも3ヶ月後とのことです。それも前と同じようには走れないかもしれません。

それでもまた練習会や大会に参加できる日を夢見て、体力増進に努めていきます!

入院中の時間の過ごし方と食生活

今回の入院は、コロナということでお見舞いはNGでした。

入院中は基本的に回診で傷と体調のチェック、リハビリ、食事、シャワーしか予定がありません。

手術直後は痛みが悪化したり(神経が開通した影響でよくあるそうです)、発熱したりでヒマを感じるゆとりがありませんでしたが、ある程度回復してくると…ヒマでした。

差し入れいただいた雑誌を読んだり、Kindleで電子書籍を読んだり、アマゾン・プライム・ビデオで映画を見たり、前から見逃した大河ドラマ「真田丸」を一気見したりした過ごしました。ここで見た作品レビューも後日、紹介したいと思います。

それから楽しみはなんと言っても食事ですね。こちらの病院のご飯はとても美味しかった!

ご飯や椀物には蓋があったり、献立が選べる日があったり(ひと手間でしょうに)など、気遣いや心配りが感じられるお食事でした。ごちそうさまでした。

それから、差し入れはOKということで家族や友人からの差し入れも、入院生活に彩りを添えてくれました。

食の楽しみって、大事だなとつくづく感じました。

椎間板ヘルニアは、誰でもなりうる

私は椎間板ヘルニアの診断を受けてから、ずっと先生に質問できないでいたことがありました。

それは「何が原因だったのでしょうか」という質問です。

もしもこの質問に、「35年のバク転歴、32年間の陸上競技歴や21年のトライアスロン歴が原因。年甲斐もなくそんなことやっているから足が麻痺する羽目になるんだよ」と言われてしまったら、私の人生は間違いだったのか……と立ち直れないほど打ちひしがれてしまうことが予想できたからです。

しかし、かといってこの疑問を抱えたまま退院しては、今後の活動への不安が解消できません。

そこで退院前日に、勇気を出して質問しました。

すると先生の答えは「スポーツとヘルニアの相関性はない」とのことでした。運動していてもしていなくても椎間板ヘルニアにはなり、その原因はまだはっきりしないそうです。※腰痛(腰の痛み)には、生活習慣や競技の動きがけっこ影響しているそう。

重いものをもったり、くしゃみをしてヘルニアになる場合もあるので「スポーツしてたから」とは言えませんよ、とのこと。また特定の運動が原因で悪化したなら、その動作の直後からものすごく痛くなるはず。私はそうではないので、特定の動作が原因とは考えにくいとのことでした。

となると、予防のしようもないのかもしれませんが、今回のことから得た教訓は、まず「おかしい?」と思ったら病院へ行こう! ということですね。

また、前のレントゲン写真で診断してもらい痛み止めをもらって帰るのではなく、「今の状態を診てほしいから、新たにレントゲンとMRIを撮ってください」と頼むべきだったと反省しています。

それから、動く身体への感謝です。身体は緻密なバランスできちんと動いていたのだとつくづく感じました。今は前に比べると不自由はありますが、いっときは歩けなくなることも覚悟しました。今、動く部分に感謝して、これからも健康スポーツを楽しんできいたいと思います。

そして、自分が歳をとること、いつ誰に何が起こるか分からないことを実感しました。何があっても後悔しない毎日を送ろうと、肝に命じました。この経験を糧によりよい人生にしていきます!

病院関係者の皆さま、相談に乗って励ましてくださった方々、仕事はいいから治療に専念するようにと勧めてくださったお客様、入院中に自分たち家事に取り組んだ娘たち、支えてくれた家族や友人たちに、心から感謝しています。ありがとうございます!

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