「実績がなくても、 ライターとして仕事を始めることできますか」というご質問をいただきました。結論からいうと「始めることはできます。ただ、たくさん稼いだり、高い単価で書くには他のスキルも必要です」。
優秀なライターの需要はある
編集者をしている私の実感では、質の高い文章を書けるフリーライターは、いつでも募集中です。
編集プロダクションや出版社、広告代理店なども、実力のあるフリーライターが欲しいと思っていることでしょう。
私の古巣である編集プロダクション「青青編集」のHPにも、「外部スタッフ募集!」とあります。
実績がなくても「なる」ことはできる
実績がなくても、ライターに「なる」ことはできます。
「ライター募集」と検索すれば、さまざまなサイトなどで在宅ライターの募集を見つけることができるでしょう。
私自身が、在宅のコピーライターとしての仕事を始めたのも、川崎に住んでいてマスコミではない一般企業につとめていたとき、第二子の育休中に、とある出版社のHPで見つけた「ライター募集」の記事でした(久しぶりにサイトをチェックしたら、今も「外部スタッフ募集」とライターを募集していました)。
富山に帰ってきた13年前も、多少のライター経験はあるものの、富山の知り合いは幼馴染くらいという、無職の妊婦でした。
これといった実績も「人脈」もない、0・3・5歳の未就学児をもつ母である私が編集者になったきっかけは、ハローワークで編集プロダクションの求人を見つけて応募したことでした。普通です。
編集経験がないので、一番最初の仕事は、先輩編集者の指示を受けたライターでした。
こうした経験があるので、「実績のないとライターになれない」とは考えていません。
たくさん稼ぐためには別のスキルも
ただ、食べていけるほど稼げるかと質問されれば、
「ライターに限らずどんな仕事でも専門家でも、マーケティングやセールススキルの有無やブランディングの仕方などによって、食える人と食えない人がいます」
とお答えしています。
私が知っているフリーライターさんの中にも、ライター業一本で売れっ子の方もいれば、家事育児の合間に数万円稼げたらいいなという人もいれば、もっと稼ぎたいのに仕事がないと嘆いている人もいます。
不思議な感じがしますが、お客さまの経済状況や経営にアドバイスするファイナンシャル・プランナーや中小企業診断士にも、稼げない方はいます。
マーケティングやセールスのスキルは、また別問題だからです。
私自身も、次女の育休中に初めて書いた原稿は、1本500円とか1,000円という小さなものでした。
「なる」が叶ったあと、そこからどう稼ぐかは、本人次第です。
始めれば始まる
ライターに限らず、「なりたい」と考えているなら、始めてしまいましょう。
ITが発達した今は、アマとプロの境目も曖昧です。なんだって始めなければ始まりません。
ライターや著者になりたいなら、まずは書かないと始まりません。起業したいなら、副業で始めたらいいんです。
書くことなら、ブログに記事をアップしていくのもいいでしょう。PTAの広報委員に立候補すればよろこばれます。ライター募集に問い合わせして、詳しい条件を確認するのもいいでしょう。
小さいことからでいいのです。何かしらの行動をおこして、何かを始めてみましょう。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!