毎日を精一杯生きよう。髪は整え、紅をさそう。【 「夏の美術館へようこそ 幽霊と地獄展」レビュー】

「富山県水墨美術館開館20周年記念 夏の美術館へようこそ 幽霊と地獄」を見ました。生きていることのありがたさや、外見とイメージの関連について考えさせられました。

目次

毎日を精一杯生きよう

この展覧会の紹介文は、ホームページから以下の通りです。

人間はむかしから、「生」と背中あわせにある「死」と向かい合ってきました。そして、のがれることのできない不安や恐怖を心に抱きながら、これらの気持ちを、妖怪や幽霊、地獄のような異界の情景に造形化してきました。
日本では、千年以上も前、仏教が伝来した時から死後の世界観がさまざまに論じられてきました。脈々と語り継がれ、そして描き継がれてきた地獄絵は実に個性豊かです。一方、幽霊もまた仏教の説話により誕生したといわれます。芝居などにも度々登場し、この世に想いを残した亡者が描かれた幽霊画は、多彩な姿で現代に伝わっています。
これらは、目には見えない力や祈りや想いを、伝え、守り、感じるものであるといえるでしょう。この展覧会では、幽霊や地獄の表現が、どのように受け入れられ、戒めや教えとして受け継がれてきたかを紹介します。

会期 2019年7月26日(金曜)から9月1日(日曜)まで

主催 富山県水墨美術館、北日本新聞社、チューリップテレビ

全国から多くの幽霊画が集まる福島県金性寺蔵の所蔵品のほか、三代歌川豊国の描いた錦絵、寺院に伝わる曼荼羅など、多くの幽霊画と地獄絵が展示されました。

 

毎日を精一杯生きよう

地獄絵や曼荼羅は時々見る機会がありますが、幽霊画をじっくり見るのはたぶん初めてです。

描かれた幽霊の多くは、青い顔をして、髪は乱れ、苦しい形相をしています。「千の風になる」のような、死の美しいイメージは吹き飛んでしまいます。

おそらく昔は、行き倒れて放置された死体を目にしたり、 遺体を死化粧で整える習慣もなかったりして、死に対するイメージが今よりもっと痛ましさを感じるものだったのではないかと推察しました。 

幽霊画のモチーフの中で一番グッときたのは、「妊娠中に亡くなったお母さんが四十九日まで幽霊となり、赤ん坊をあちこちの授乳中の女性のところへ連れて行って乳を飲ませた」というエピソードです。母の子供を思う気持ち思い、切なくなりました。

生きている間にできることをしよう、一生懸命生きようと考えさせられました。

髪は整えてチークをいれよう

ずらりと並んだ幽霊画や地獄画を気がついたこと。

それは、恐ろしい幽霊、恨みをのこした幽霊、閻魔様や鬼、鬼にやっつけられる罪深き人たちの共通点です。

それは、

  • 髪がボサボサ
  • 顔色が悪い

ということ。

つまり、ボサボサの髪、血色の悪い顔は、恐ろしげに、死人っぽく、苦しんでいるように、見えるということです。

反対に、極楽から死者のお迎えにくる阿弥陀さまや天女の髪は、美しく整えられ、頬にはほんのり紅がさされています。

先日みたミュシャの女性陣も、髪と顔色がいい

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