ご質問「シングルマザー家庭です。お金がないので、子供の進学はあきらめるしかないでしょうか」

ご質問をいただきました。「シングルマザー家庭です。お金がないので、子供の進学はあきらめるしかないでしょうか」。そんなことありません! 支援制度をうまく利用しましょう。分からないときは、市町村の相談窓口にいってください! 

※今回の記事内容は、シングルマザー・林原りかの知見に基づくものです。正確な情報は市町村窓口やサイト等をご確認ください。

目次

お金持ちではないひとり親への支援は意外に多い

シングルマザーのご家庭から、お子さんの進学についてご質問をいただきました。ご本人の収入が低いため、子供には進学させることができないですよね……というものです。

以前から気になっていたことがあります。それは、マスコミの報道やドラマ・漫画などで描かれるシングルマザーが、ものすごく悲惨で辛い状況なことです。

ダブルワークで朝から晩まで働いている(子供はひとりで眠るとか)、子供に秘密で熟女パブ・ソープなど風俗で生活費を稼いでいる、子供の服が粗末で学校でいじめられているなどなど。

もちろん、そうした状況の方もいらっしゃることは問題で、解決すべき課題です。

それなのに「こういう手がありますよ」「支援制度をうまく活用して、なんとかやっています」というニュースをちっとも聞きません。

社会のムードとして、シンママの不幸や辛さにクローズアップし、「離婚するような女性は不幸になりますよ」というメッセージが送られているように感じます……。

しかし、ひとり親を支援する制度や応援してくれる人は意外に多いんですよね。

申請しないと支援を受けられないことが多いのでまずは情報集め

とはいえ、支援は申請しないと受けられないことが多いもの。まずは情報集めをしましょう。

富山県はこんなサイトを開設しています。

特に、進学に関するものでしたら、以下の制度はご存じでしょうか。

「高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化制度)」は要チェック

とくに確認をオススメしたいのは、「高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化制度)」です。

こちらは、支給条件を満たした家庭で認定を受けた教育機関であれば、授業料が免除されるうえ、生活費に使える返還義務のない給付型の奨学金が支給されます。

注意点は、「施設使用料」のような授業料以外の費用は免除にならないこと。私立大学や音楽大学などは、施設利用料が高額の学校もあるので気を付けましょう。

また、次年度の認定の決定が8月ごろのようです。前年度の情報で進学を考えていか学校の認定が取り消しになると、授業料がかかるうえに、奨学金ももらえなくなります。ネット上の記事は古いことがあるので、学校に確認すれば確実です。

こちらのサイトでも詳しく紹介されています。

ちなみに、この無償化制度は利用があまり進んでいないそうです。

その理由は「親が制度を知らない」「教員が制度を知らない」「親が、親の家計負担を軽くするため、子供に就職を望む」といったことがあるようです。

私も「学校の先生がこの制度を知らない」は実際に体験しました。親が情報収集して動く必要性を実感します。

また、よそのご家庭で、高時給という理由で、親が娘に水商売のアルバイトを勧めたという話も聞きました。

女性の若さを原資とした目先の高時給よりも、そこにある支援制度を活用した生涯収入アップを見越した教育・ドバイスをしてやりたいものだと感じています。親こそ、学ばねば!

ひとり親向けの貸付も確認しよう

また、私が住む富山県の場合「母子父子寡婦福祉資金貸付金」という貸付制度があります。同様の制度は他県もあるかと思います。

こちらの制度も利用を考えてはいかがでしょうか。

これは、ひとり親などが子供の就学や就業、住宅購入や結婚にあたって、親と子供でどちらかが借りる人、どちらかが保証人となって資金を無利子で借りられる制度です。

金額は自由に決められるわけではなく、根拠となる品目や価格の証明などの書類が必要となり、書類を作って申請・許可とあり、手続き完了までけっこうな手間と時間がかかります。※平日の日中に何度も呼び出されるのはなかなか辛いので改善を求めたい!

利用を考えている場合は、早めに市町村窓口の担当者に伝えておくことをオススメします。

「借金は怖い」と思う方もいるかもしれませんが、借金が怖いのは利子がついて増える場合と、貸し手がウシジマくんのような怖いところの場合です。

無利子なら、一時期に集中しやすい出費を長期間で平均してならす効果がありますし、教育費の支払いを後ろ倒しにすることで、家庭内に少しだとしても現金を残すことができます。

病気や事故など予想できない出費もあるでしょうから、手持ち現金を残しておくと安心感がもてますよね。

今は子供なお子さんも、就職すれば一人前の収入を得るはず。それから親子で一緒に返済することもできるでしょう。

なお、高等教育無償化制度を利用している場合は、免除されている授業料を借りることはできません。何が資金に含まれるかは細かいので、窓口の職員さんに確認するの確実かと存じます。

通塾支援もあります

そうは言っても、塾にいくお金もないし……という場合は、通塾支援の活動もチェックしてみては。

富山では、共笑基金という通塾支援活動がありますよ。

ややこしいと思ったら相談窓口へ

役所の手続きや文部科学省のサイトなどは、言葉が難しく、よく分からないからとあきらめてしまう人も少なくないようです。

そういう場合は、とにかく相談窓口や支援団体に困っていることを伝えてみてください。

とくに今は少子化時代。数少ない子供たちは、ひとり親だろうと貧乏だろうと、社会全体でしっかり育むのが先進国のあるべき姿ではないでしょうか。

とにかく! ひとりで抱え込まないでくださいね!

富山県のひとり親支援サイトで「全プレ」やってますよ!

先ほどの富山県のサイトで面白い記事を発見しました。

こんな企画やっています。全員プレゼント企画のようですよ! とりあえず、コレ、申し込んでみましょうか(笑)

あなたは、ひとりで子育てしているわけではありません。

子供は社会の宝です。子育て中のあなたが、ひとりで辛い思いをしないといけない理由がありません。むしろ、ちやほやされてもいいくらいです。

応援してくれている人や機関、制度を頼り、社会の支援を活用し、子育てを楽しんでいきましょうね!

個別のケースに関するご相談はこちらをどうぞ

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