オートクチュール宝飾サロンJ.C.BAR・嶋直樹さんに学ぶ情報発信を続ける大切さ【伝える流儀5】

オートクチュール宝飾サロンJ.C.BAR・嶋直樹さんが、私の所属する業種交流会で「ブランディング」や「プレゼン」をテーマに講演されるということで、お話を伺いに行ってきました。

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目次

J.C.BARの嶋さんとの出会い

嶋さんと私は、北日本新聞が2010年11月にオープンした地元の「プロ」を紹介するサイト「マイベストプロ富山」のスタート時の登録プロでした。

山崎育三郎を彷彿とするおしゃれでスマートな雰囲気。どんなお仕事をされている方かしらと思ったら宝石商。それも、全国約8500名のジュエリーコーディネーターのうち0.3%しかいないジュエリーコーディネーター1級の資格をもつジュエリーの専門家でいらっしゃいました。

登録プロの皆さんが「時間がない」「書くことがない」「文章を書くのが苦手」などと、コラムが書けない苦労を口にされる中、情報発信に自ら積極的に取り組んでらっしゃる姿が印象に残っていました。

その後もテレビ出演されたとかミス・ユニバース富山大会関係の講師をなさったとか、「王子」とあだ名がついているとか、ご活躍のお噂はかねがね。

そんな嶋さんが、 私の所属する業種交流会で「ブランディング」や「プレゼン」をテーマに講演されるということで、お話を伺いに行ってきました。

もりだくさんの1時間プレゼン

嶋さんのお話は1時間程度。タイトルは、「大人の宝石講座 & 明日から使えるプレゼンの極意」です。

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「大人の宝石」と「プレゼンの極意」という面白い取り合わせですよね。

内容は、嶋さんならではの宝石に関するエピソードを縦糸に、横糸として以下のようなテーマが散りばめられていました。

  • 自分を商品にふさわしく整える大切さ
  • 情報発信を続ける効果
  • 伝わるプレゼンができるようになる方法
  • 日本の文化を伝える意義
  • 天然宝石と環境問題

今回の集まりは、年齢性別職業ともバラバラな職業人が集まっています。

宝石の話だけだと「自分には関係ない」思う方もいらっしゃるかもしれませんが、散りばめられたテーマが多岐にわたり、様々な関心を持つビジネスパーソンたち誰もが興味を持てる構成になっていました。

お話の中では、嶋さん自らスリランカやオーストラリアなど各国で取材した宝石を掘る様子などを動画で見せていただいたり……

※プレゼン時に流された動画と同じではないかも

嶋さんのチャンネルを見ていると、動画でこそ伝わりものがあると感じます。宝石採掘の様子などを見ていると、宝石が高価なのもさもありなんというのが理解できました。

私も気になることがあると、海外であっても見に行くようにしています。

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「現場を見る」って、やっぱり大事ですね。

ほかにも、ブラックライトで、宝石によって異なる蛍光性(内部に含まれる蛍光物質がブラックライトを当てると光る)を目の当たりにしたり……

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宝石鑑定士さんのルーペで宝石を見る見方を教えていただいたり……

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宝石の「面白さ」を体感できる内容でした(見本のジュエリーの値札に、価格も実感できました……)。

「宝石商らしく生きる」ということ

お話の中で特に印象に残った言葉がありました。

それは「宝石商らしく生きる」という言葉です。

高額商品であるジュエリーを扱うものとして、「この人から買いたい」と思われるような、人としてのあり方を心がけているという嶋さん。

宝石のプロとして信頼してもらうために、知識の向上(採掘現場まで見に行く方は珍しいそう)はもとより、心を美しくし、外見も整えるよう努めているとのこと 。

「宝石のように、自分という原石を磨き、自分を高めていきたい」という生き方に感銘を受けました。

この日も誰に対しても、紳士な受け答えだったり(「王子」のあだ名に納得)……

プロジェクターも乗った台にアクセサリーを並べるとき、まずは赤いレザーの敷物…というあたりにも、高い美意識やジュエリーと制作に関わる人たちへのリスペクトを感じました。

私は「編集者らしく生きているだろうか」と考えさせられるとともに、「私もいつの日か、ジュエリーにふさわしい人間になりたい(つまり、買いたい!)」と思わせられました。

王子の魔法にかけられてますね?!

情報発信を継続することの効果

嶋さんは、19年前に東京から富山にUターンして、お父様が営む宝石店に入社されました。

J.C.BARのことを世の中に発信する必要性を感じながらも、高い広告費は捻出できない。そこで「富山からジュエリーを発信する」という目標のもと、「J.C.BARの広報マンになる」と決意し、SNSなどを使った情報発信とプレスリリースなどマスコミへのPRに取り組んだといいます。

そのかいあり、Twitterなどの発信を評価した世界最大級のショッピングチャンネル「QVC」から、カラーストーンの専門家としてゲストコメンテーター出演の依頼を受け、2015年から出演を続けています。

5時間ぶっとおし、生放送など、緊張と難易度の高い対応を求められるこの「場」が、嶋さんのプレゼン技術を高めたのだろうと拝察しました。

その後もフジテレビの情報番組「とくダネ!」やラジオ・J-WAVEの「TOKYO MORNING RADIO」から取材依頼を受けるなど、全国的なメディアから注目されるまでに至ります。

ご活躍の経緯を伺い、ブランディングを意識した情報発信を続けることの威力を改めて実感しました。

情報発信の効果は複利でやってくる

情報発信のコンサルをしていると、「本業が忙しくて、情報発信するようなヒマはない」とよく伺います。

しかし、情報発信は、嶋さんの事例を見てわかるように「ヒマになったらやる」という類の業務ではありません。

「PR(広報)」という仕事として、見せるべきもの、伝えるべきものはなにかを考えた情報発信が、売上と利益の向上や、やりがいある仕事や、いいお客を引き寄せる効果を発揮します。

情報発信は何回か投稿しただけでバーンと効果がでるものではありません。

しかし、続けていると複利のように効果が大きくなっていくことも、再認識しました。

嶋直樹さんとオートクチュール宝飾サロンJ.C.BARの情報発信

以下に、嶋直樹さんとオートクチュール宝飾サロンJ.C.BAR関連のリンクを貼っておきます。ご参考にどうぞ。

嶋直樹さん

オートクチュール宝飾サロンJ.C.BARの営業部長で1級ジュエリーコーディネーター。得意料理はパスタ

オートクチュール宝飾サロンJ.C.BAR

素材の石から現地買い付け。社内のデザイナーがデザインするオンリーワンのオリジナルジュエリーが人気

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