「どうやったら、ご主人が許してくれるんですか」
私が仕事をしてきたことについて、
「どうやったら、ご主人が許してくれるんですか」
と尋ねられることがあります。
その質問をいただくと、
「なぜ、一人前の大人が、自分がやりたいことをするときに、他の誰かに許してもらわないといけないのですか」
と違和感をもち、
「『許してもらう』というよりは、『助けてくれて、ありがとう』『一緒に頑張ってくれて、ありがとう』と感謝されるべきでは」
という疑問が去来します。
家事育児も家計を支えるのも、男親・女親両方の務め
私がそんなふうに感じる理由はいくつかあります。
ひとつは祖母が戦争で働けなくなった夫の変わりに教師をして家族を養ったこと。
ふたつは私の母がずっと自営業をしていたこと。
みっつめに、母親が病弱で父親が家事を担うという家庭で育った夫の考え方が大きいと思います。
そんな夫の考えが、本日の朝日新聞富山版に紹介されました。
「十分な不労所得がないなら、夫婦ともに稼げる方がどちらかが働けないときのリスクヘッジになる」
「自分も家事ができれば、妻が頑張りたいときに応援できる」
「夫婦は人生の運命協力体で、助け合える幸せな関係」
といった考えは私も大いに賛同するところです。
デンマークで学んだ「価値観の合うパートナー」の大切さ
デンマークで女性が活躍するために必要なことを取材したとき、イキイキした女性たちが口を揃えていったのが、
「価値観の合うパートナーを選び、日々対話すること」
ということです。
そんなことを改めて感じた夫の文章でした。
著作権に関わるため、全文の転載や画像掲載はいたしませんが、興味のある方はぜひご一読いただけると幸いです。
古新聞は、図書館でも読むことができます。そのときは「朝日新聞、富山版5月31日付」と、ご指定ください。
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