編集者が教える「チラシ」をうまくつくるコツ。まずはコレを深く考えること!

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「イベントのチラシをうまくつくれません。どうやったらおしゃれなチラシをつくれますか」というご質問をいただきました。こうした質問をいただく場合、解決すべき問題は「おしゃれ」以前にあることがほとんどです。

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【おしゃれなハイヒール 2016年10月29日、デンマーク・コペンハーゲンにて】

チラシの存在意義は何か

まず、考えておきたいのは、チラシをつくる「目的」です。

多くの場合、チラシをつくるのは、何かしらのイベントやお店などへお客様に足を運んでいただいたり、購入したりしてもらうためでしょう。

何をいいたいかというと、「うまくつくる」「おしゃれにつくる」ことが、チラシの目的ではありません。見た人に「足を運ぶ」「申し込む」「買う」などのアクションを起こしてもらうのが、チラシの目的です。

もっと言えば、「うまく」なくても「おしゃれ」でなくても、見た人に伝わり、見た人を動かせば、よいチラシといえます。※もちろん、おしゃれなことにこしたことはありません。

文章が書けないわけ

「うまくチラシがつくれない」という方に具体的にお話を伺うと、「何を書けばいいのかがわからない」ということがよくあります。

文章が書けないのは、ほとんどの場合、情報不足です。イベントなどの目的や呼びたい対象、訴えたい内容など、チラシで紹介する企画の詳細が決まっていないから、わからないと言われることもあります。

「イベントの内容を軽く書きたい」と思っても、イベントの中身が決まってないなら、書けません。どんな人に来てほしいか決まっていなければ、対象に刺さるキャッチコピーなど考えられません。まずはここをしっかりと考えましょう。

企画の対象とウリと内容を決めよう

特に、チラシなどの文言やデザインを考えるうえで、前提として確認しておきたいのは、以下のようなことです。

  • どんな人に来てほしいのか(対象)
  • なぜこのイベントやお店がオススメなのか(ウリ)
  • イベントのテーマの意義(ウリ)
  • 来ると何がわかる、何が買えるのか(内容)

あとは当然のことながら、

  • 主催者
  • 日時
  • 場所
  • 申込み方法
  • 申込先、お問い合わせ先

などの情報が必要です。

読んだ人に電話で問い合わせしてほしければ電話番号を目立たせます。来場してほしいなら、地図やランドマークの情報を載せるか?となります。

お年を召した方が対象なら、老眼を考慮して字は大きめに、白内障など色文字が読みづらい方も増えるので色文字は明度低めにする必要があります。

というふうに、対象とウリと内容が決まれば、必要な情報の要素やデザインの基本方針が決められます。

テキトーな文章と写真を用意するだけでも、見栄えよくレイアウトしてくれるサービスはいくらでもありますが、それでチラシとしての効果が出せるとは思えません。

狙いによって「よいデザイン」は変わる

ネットには、イベントチラシなどのテンプレートも数多く配布されています。そうしたテンプレートに当てはめようと思っても、うまくいかないことがありませんか。

それは、例えば同じ「講演会」だったとしても、その内容や狙いによって、必要な情報もそれを伝えるための文量もレイアウトも異なるからです。

講師が有名人で主催者もよく知られた団体なら、話す内容がよくわからなくても、例えば「堀江貴文講演会」というイベントタイトルの文字が目立てば人を呼べるでしょう。

ですから、イベントタイトルをドーン! ホリエモンの写真をドーン! 日付や会場、申し込み先は、来たい人がちゃんと見るだろうから小さめ、主催者はよく知られているからロゴと小さく連絡先……というデザインで作ることができます。

一方、あるニッチなテーマについて、みんなが知らない人(主催者にとってはすごい人)が、みんなの知らないこと(主催者が知ってもらいたいこと)について話すなら、テーマに関心がありそうな人を惹きつけたり、講師やテーマに関心を持ってもらえるような説明が必要です。チラシを置く場所にも、工夫が必要でしょう。

聴いてほしい対象の目を引きそうなキャッチコピーや画像を置いて、なぜこのテーマが大事なのか、聞くとどんな役に立つのか、主催者はどういう団体なのかなどを伝え、講師の顔写真は小さめでいいからプロフィールも掲載するといった具合です。「関心を持ってもらい、信用してもらい、申し込んでもらう」という流れを作るように狙って情報を配置します。

このあたりまで決まれば、限られた紙面に何をどう配置するか、迷わず考えることができます。ここまで考えてから紙面に載せられる文字数に必要な情報を載せるための文章を作れば、「何を書けばいいかわからない」ということはないでしょう。

ライターが文章を書くのは、最後の1~2割です。デザイナーはセンスももちろんありますが、それ以上に対象や見られるシーン、目にした人にとってほしい行動などを考慮してデザインを考えます。

制作以前にどれだけ目的を確認したり、情報収集や整理ができているかによって、文章もデザインも完成度が違ってきます。

効果を出せるチラシをつくりたいなら、いきなり作り始めず、まずは情報集めとイベントそのもののテーマや目的を深く考えるところから始めましょう。

商店日報

来週と来月に講師を務めさせていただくセミナーの内容を検討。昨日は北日本新聞「コノコト」の影響か、セミナーのご依頼を新たに1ついただきました。

夕方には、最寄りの小学校のお子さん方に陸上のコーチをしてきました。一緒に走ったら、100mは15秒44。長かった……。

GOOD&NEW

父の畑で採れた玉ねぎを使ってオニオングラタンスープを作りました。スチームオーブンを使うと飴色玉ねぎも、放っておきっぱなしでつくれます。

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