価値観について考える3冊・その1『フランクリン自伝』

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「やりたいこと」をやり、できないこと、やりたくないことは「やらない」。そんなふうに「やる」「やらない」をきっぱりと判断できていますか。

もし、あなたが判断できずにいて、判断できるようになりたいとしたら、何が必要だと思いますか。

私は、人生で、日々の暮らしで何を大切にしているかという自分の「価値観」を認識しているかが、判断できるか否かに、大きく影響していると考えています。

例えば、誰かにとっては羨ましい状況が、別の誰かにとっては苦痛でしかない。こんなことが起こるのは、その人が大切にしている価値観とそぐわない状態に立たされているからではないでしょうか。

「私の価値観とあっている(違う)」と認識することが、「やりたい(やりたくない)」という判断につながります。

それでは、「あなたは、人生で、日々の暮らしで何を、どんな価値観を大切にしていますか」という質問に即答できますか。もしかすると、意識していない人が多いかもしれません。

自分の「価値観」を認識するには、どうしたらいいのでしょうか。

私の場合は、読書が役に立ちました。そこで、私が「価値観」について考えるときに役立った本を何冊かご紹介させていただきます。

まず、今日は1冊目。こちらです。

ベンジャミン・フランクリンといえば、避雷針を発明したことで知られますが、アメリカ建国の父のひとりとして有名な政治家でもあります。アメリカの紙幣にも肖像が描かれています。

この自伝は、冒頭で執筆の意図を紹介しています。貧しい家に生まれたフランクリンは、後に印刷業で財を成し政界にも進出しました。

自分でも「富裕の人となった」と言うくらいなので相当なものだと思われますが、
「子孫から見ると、どうやってそんなに成功したんだろう…と疑問に思うだろうから、有益な手段を知らせてやりたい」
というのが自伝執筆の理由でした。

この自伝で紹介されている成功するための有益な手段が「13の徳目」と呼ばれる価値観を意識して過ごすことです。

フランクリンは以下のような徳目を掲げています。

以下引用************

1.節制
飽きるほど食べてはいけない。酔うまで飲んではいけない。

2.沈黙
自他に益なきことを語るな。駄弁を弄してはいけない。

3.規律
物はすべて所を定めて置くように。仕事はすべて時を定めてなすように。

4.決断
なすべきをなさんと決心すること。決心したることは必ず実行すること。

5.節約
自他に益なきことに金銭を費やしてはいけない。すなわち、浪費するなということ。

6.勤勉
時間を空費するな。つねに何か益あることに従うべきだ。無用の行いはすべて断つこと。

7.誠実
詐りを用いて人を害してはいけない。心事は無邪気に公正に保つこと。口に出ですこともまた同じである。

8.正義
他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼしてはいけない。

9.中庸
極端を避ける。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むように。

10.清潔
身体、衣服、住居を不潔にしてはいけない。

11.平静
小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に、平静を失わないように。

12.純潔
性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし、信用を傷つけるがごときことがあってはいけない。

13.謙譲
イエスおよびソクラテスに見習うべし

引用ここまで******************

こういう風に定めて、「やる」または「やらない」ことを決めていたんですね。

ちなみに、フランクリンはこの徳目について、守れないことも多かったと白状しています。それでも、決めないよりはよくなったと思う、と自身の人生を振り返っています。

もしもあなたが自分の「13の徳目」を作るとしたら、どんな言葉を選びますか。

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フランクリン自伝 (岩波文庫)

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