働く主婦の夕食作り簡略化を目指して。ドイツ流「冷たい夕食」を試してみた

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【こちらは外食でいただいた和定食】

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日本の働く主婦の夕飯作りは専業主婦と同じくらいの時間

象印マホービン株式会社が2014年、首都圏の20歳以上の既婚男女8,694名を対象に行ったアンケート調査によると、専業主婦が夕食づくりにかける時間は平均45分40秒、仕事をもつ主婦は約41分30秒、専業主婦は約48分40秒とのことです。

その差は、わずか7分10秒。「働いていても、夕飯は専業主婦並みに……」という女性たちの負担感の大きさを感じます。夕飯作りに時間がかかるということは、複雑な工程の料理を作っているということ。おそらく後片付けにも、時間がかかることでしょう。

この夕飯作りの負担は、「日本の働く女性の睡眠時間は世界一短い」と言われる一因かもしれません。

複雑な日本の家庭料理が主婦の負担に

現代の日本の家庭料理はとても複雑です。鍋やフライパンのほか、天ぷら鍋や蒸し器など調理器具も種類が多く、和食はもちろん、洋食、中華となんでもござれ。

栄養をバランス良くとりましょうと「一汁三菜」を意識すれば、品数は「主菜、副菜2品、汁物、ご飯」と5品も揃えたいところです……って、けっこう大変じゃありません?! だから夕飯作りに45分もかかるんですよね。

私自身は、平日の夕飯作りは30分以内を心がけています。とはいえ、帰宅が遅いときなど、クタクタのまま外出着のまま、夕飯作りを始めることもあり、そんなときはけっこうな負担を感じます。

海外の主婦は夕飯づくりで、ラクしている?!

一方、海外の普通の家庭の普段の夕飯ってどうでしょう。

シンプルな夕飯といえば、まず思いつくのがドイツの冷たい夕食「カルテスエッセン」です。共働きが多いドイツでは、平日の夕飯は、パンとハム、チーズなどの「切って出すだけ」というメニューで済ますことが一般的だそう。

美食のイメージが強いフランスでも、ドイツ同様に火を使わないメニューのほか、塩コショウして焼いただけの肉や魚に温野菜や袋から出すだけの生野菜などを添えるだけなど、平日の夕飯はシンプルなようです。日本人のように和洋中の料理を作ることもないので、調味料も料理道具も食器もシンプルなんでしょうね。

一方、アジアの国々では、外食するのが当たり前という国も少なくないよう。

たとえば台湾やシンガポールでは、3食外食も珍しくなく、一人暮らしの家にキッチンがない場合もあるそうです。家政婦がいて夕飯は作ってもらえることも多いとか。ベトナムも夜、屋台や定食屋に、家族連れを多く見かけました。

よくあるアドバイスは「夕飯は手が込んでいる」前提

「常備菜を作り置きすればいい」「下ごしらえは朝するといい」など、いろんな工夫はありますが、それはどれも

「夕飯はしっかり品数を揃えるべき」
「複雑な工程の料理を作る」

という前提に基づくアドバイスですよね。

「しっかり作らなくてもいいんじゃない?」というグローバルスタンダードに基づくと、日本の家庭料理はどう変わるのでしょうか。

ドイツ流冷たい夕飯を良質素材で試してみた

考える前に、「はたして、冷たい夕食はつまらなくないのか」を検証するために、ドイツ流「カルテスエッセン」を作ってみました。

 

冷たいんだからと、せめて良質な食材を揃えてみました

ライ麦入りカンパーニュパン、全粒粉のフランスパン、ナッツとドライフルーツのパンは、ブーランジェリー・イマムラさんのもの、コンビーフとビアシンケンはメツゲライイケダさんのもの、ヨーグルトは自家製、コーヒーは引網香月堂さんと自家焙煎珈琲[AlpacaCoffee]さんのコラボブレンドです。レタスは富山県の婦中で水耕栽培された無農薬野菜、柿は庭の木からもいだものです。

さて、このご飯の評判は……。

間違いなく美味しいです。

すごく美味しい。

朝ごはんなら最高!

……やっぱり、夕飯には温かいものが食べたくなるのは、私たちのなかにある日本人のDNAのせいなのでしょうか。おまけに量が足りない。子供たちもイマイチの様子です。

というわけで、ヨーロッパや東南アジアのように「働く主婦の食事づくりの負担は、そんなに大きくなくてもいいんじゃない?」という考えをベースに、かつ家族も自分も満足いく夕飯を作るにはどうしたらいいか。研究してみることにしました。

次回はその後談をご紹介します! (つづく)

参考:

夫と妻の料理に関する意識調査

日本の働く女性は眠れない 睡眠時間の男女差について

平日はシンプルな家事でいい。ストレスの少ない、ドイツの合理的な食生活

フランス女性の「食事観」は日本人と全く違う

なぜ台湾人の女の子は料理ができないのか

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