B&Bの「ローマのおじさん」に再会。お互い白髪が増えました

子連れイタリア旅はようやくローマに到着しました。懐かしいお顔とも再会。お宿では、久しぶりに遭遇した、イタリアならではの設備を使ってみました。

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【ローマ・フィウミチーノ空港】

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私たちが乗った飛行機はパリを出発し、3月2日の13時10分、ローマのフィウミチーノ空港に到着しました。

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目次

再会のきっかけはFacebook

ローマ・フィウミチーノ国際空港は、フィウミチーノという町にあります。※別名はレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港というそうですが、この呼名は使ったことがありません。

ローマ市中心部からの距離は約30キロ。空港からローマ市街地へのアクセスは、電車やシャトルバス、タクシーなどがあります。タクシーは空港からローマのテルミニ駅まで、48ユーロの一律定額制になっています※正規のタクシー乗り場から乗りましょう。

私たちは、ローマのB&Bのご主人、マウロさんが迎えに来てくれることになっていました。

マウロさんは16年前、当時生後6か月の長女とのイタリアふたり旅の際、ローマで宿泊したB&Bのご主人です。

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【16年前の私・長女とマウロさん、奥さんのジーナさん。帰国のタクシーを待つ】

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1年ほど前からFacebookを始められ、私を見つけたことがきっかけで、今回の再訪が実現しました。

実はマウロさん、英語を全く話さず、イタリア語オンリー。当時は、スマホもない時代です。互いにこんな感じの和伊・伊和辞典を引きながら、コミュニケーションを図っていました。

ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典

帰国後は何度か手紙をお出ししたことはありました。しかし、最近は連絡も途絶え、アルバムを見ながら

「またいつか行きたいね」

と語り合うぐらいでした。

ただ、開設されていたホームページを時々チェックし、B&Bは続けていらっしゃるんだろうなと心に止めておりました。

そんなマウロさんと、再度連絡を取るようになったきっかけはFacebookです。Facebookを始めたマウロさんが、私を見つけてメッセージを送られたのです。

マウロさんはイタリア語でしたが、私のほうがGoogle翻訳を使うことで、メッセージのやりとりは何とかできました。

「なんとか」というのは、何度かお願いしても、マウロさんが文章をシンプルに書けず、翻訳された文章の意味が分からないことがしばしばあったからです。

とはいえ、大意は理解できます。ITの進化とその進化についていくことで得られるメリットをつくづく感じます。

「ローマのおじさん」と空港で再会

到着出口に着くと、マウロさんがいらっしゃいました!

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名前のつづりはちょっとだけ違いますが、ウェルカムボードを作ってくれていたそのお気持ちが嬉しい。お互い白髪が増えましたね。

子供たちは写真でしか見たことのなかった「ローマのおじさん」に照れながら挨拶。小5三女は、『旅の指さし会話帳6イタリア』で練習したイタリア語で挨拶しました。


「Buongiorno. Mi chiamo ~」(こんには。私の名前は~です)

笑顔になるマウロさん。イタリア語ですが、喜んでいらっしゃることは伝わってきます。

ここからはマウロさんの知人のタクシードライバーさんの運転で、バチカン近くにあるB&Bに向かいます。タクシーだと45分~1時間程度で到着します。

マウロさんは、相変わらずイタリア語でどんどん話しかけてきます。私が

「non capito(わかってないよ)」

と返事するのも、16年前と同じです。

空港からローマのB&Bまでタクシーで

タクシーの中から、子供たちは真剣に窓の外の風景を眺めています。

イタリアの町並みは、意外に雑然としたところがあり、ゴミも多く、自動車は汚れっぱなし。私がこれまで訪れたことのある街では、ベトナムのホーチミンが1番似た雰囲気だと、前回訪れたときに感じていました。

今回の車窓からの光景も同じような感じで、娘たちのイメージしているイタリア像を裏切っていないか心配していました。が、それは杞憂だったよう。写真撮影が好きな高1長女は

「どこを見ても絵になる……」

と感激している様子でした。

そうこうしているうちに、サン・ピエトロ大聖堂が見えてきましたよ!

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本当に、また、子供たちと一緒にローマに来たんだ……と胸が熱くなります。

懐かしい宿に到着

タクシーを降りると、マウロさんが早足でB&Bがあるマンションの扉に向かい、開けて手招き。子供たちが続きます。

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ちなみに、長女の背に負われたザックは、16年前は私の背にあり、イタリアを一緒に旅したものです。

電車と赤ちゃん穂波

【電車に乗る前、ナポリ駅にて。2012年撮影】

お部屋は壁を塗り直すなど、リフォームされていましたが、雰囲気は以前のままでした。

なぞだった「ビデ」にも挑戦

トイレとシャワールームはリフォームされて、キレイになっていました。

左が便器、右がイタリアで特に普及率が高いという設備「ビデ」です。

蛇口からは水~お湯が出て、下の水栓を閉めれば水を貯められるようになっています。洗面器と仕組みは似ていますが、つけられているのは便器の隣と決まっています。

このビデは、ワタクシ実はこれまで使ったことがありませんでした。

というのは、使い方が分からなくて。ネットなどで調べても、その存在が謎めいています。wikipediaによると

ビデ(仏: bidet)とは、足を含めた下半身や、モップなどを洗浄するための器具である。南欧、特にイタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、マルタ、クロアチア、キプロス、アルバニアの一般家庭のバスルームにはシャワー、便器と並んで必ず設置してあり、日常生活において必須の設備といわれている。

他のサイトなどでも調べると、「下着を洗う」「ペットを洗う」「赤ちゃんを洗う」などいろんな用途で使われるようです。

「下半身」と「モップ」と「ペット」と「赤ちゃん」……全部一緒でいいのか?という違和感を持たずにはいられません。

座る向きは便座とは逆。ただし、洗いたい部位によっては反対むきでもOKです。またがって使用するため、フランス語の子馬を語源とした「ビデ(bidet)」と名付けられたそうです。

今回は事前に、このあたりを調べてからきたので、ビデにも早速トライしてみましたよ。

最初は水量と温度の調節がうまくできず、「熱っ!」と飛び退いたり、水の勢いが強くて下着まで濡らしたりしてしまいました。慣れるまではちょっと注意が必要ですね。

日本のシャワートイレに比べると、ザバザバと大胆な感じですが、さっぱり快適です。なるほど、なるほど、これは意外によいのかも。(しかし、ここで赤ちゃんも洗うのか……)

なお、娘たちはビデにあっさり慣れて、使いこなしていました。ただ、座り変えなくてもOK、勢いや場所を繊細に調節できる日本のシャワートイレの便利さを再認識しておりました。

未経験のこと、新しいことを選ぶ習慣

「『やったことがあること』と『やったことないこと』の2つで迷ったら、『やったことないこと』を選ぶ」

が今はモットーの私。でも、16年前はビデを前に

「分からないから触らない」

という選択をしていたんですね。

イタリアのトイレでビデに座りながら、自分自身の16年間の変化と成長を感じていました。

参照

マウロさんのB&B 「domus san pietro 」

※マウロさんはとても親切なオーナーですが、日本語と英語は話さず、イタリア語オンリーです。宿泊問合せなどの際は、その点ご注意ください。

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