『学び効率が最大化する インプット大全』 ( 樺沢紫苑著)「人生を好転させるには、アウトプットが重要」【書評】

Pocket

勉強しているのに今ひとつ成果につながらない?という方に、オススメの書籍をご紹介します。タイトルは『学び効率が最大化する インプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版、2019年)です。

68469822_2992930004113979_6810236273526046720_o

作者は精神科医の樺沢紫苑さん

樺沢紫苑さんは精神科医で作家です。1991年に札幌医科大学の医学部を卒業し、2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学し、帰国後に樺沢心理学研究所を設立されました。

書籍のほかSNS やメールマガジン YouTube などをフル活用し、精神医学や心理学脳科学の知識や情報をわかりやすく発信しています。

今度の書籍では、そんな樺沢さんのインプットの技術について紹介しています。

関連記事

インプットはスキマ時間の読書と1日1時間以下のネット

あれだけのアウトプットをする樺沢さんのインプットはさぞや膨大だろう……と思いきや、インプットはこれだけしかないそう。

読書(スキマ時間のみ) 20~30冊/月

スマホ使用時間 30分以下/日

ネットからの情報収集 15~20分/日

読書の冊数こそ多いものの、ネットからの情報収集が短いことに驚きです。

この理由は、本文中に書かれていました。

私たちは、ネットでニュースや情報の97%を忘れてしまうそう(確かに思いあたります……)。確かに「今日見た情報を教えてください」と言われたら、そんなに思いだせません。

この書籍では、こうした「忘れてしまうだけの情報収集」をやめて、「インプットの精度を高める」ことを推奨しており、そのための具体的な手法を紹介しています。

触れない情報を決める

ここで、1番印象に残ったのは、「触れない情報を決める」ことの重要性です。

例えば、「ニュース」。樺沢さんはテレビのニュースも新聞も見ないそう。理由は、ネガティブなニュースや自分に関係ない情報が多すぎるから。

無駄な情報が入ってくることで、必要な情報が入ってくるのを妨げてしまうからです。

実は、私もニュースはネガティブ情報が多すぎること、プロ野球情報など興味のない情報が多いことが気になり、避けるようにしていました。

また、スマホの使用についても、集中力や効率を低下させ、幸福度を下げると警告しています。

この点もうっすら感じていたことだったので、研究結果とともに解説され、納得がいきました。

アウトプット前提のインプット

この書籍で、強く推奨されているのが、「アウトプット前提のインプット」です。教えたり、書いたりするといった目標のために学ぶ、ということですね。

ここで思い出したのが、アメリカでも活躍する役者・渡辺謙さんの英語学習の話です。

もともと英語は話せなかった謙さんですが、映画「ラスト・サムライ」で英語が堪能な武士の役を演じることになり、それから英語を学んだそうです。

自分にとって必要な情報をアウトプット前提で集中して学ぶことで、短時間で濃いインプットが可能になるということですね。

というわけで、なにかの情報に触れるときは、本でも映画でも展覧会でも「感想をアップする」と決めてから見ることで、インプット効果がぐっと上がるとのことです。

関連記事

インプット効果を高めるあれこれ

この書籍では、インプット方法を具体的に「読む」「聞く」「見る」「インターネット活用」「学び方」などに分けて紹介しています。

「学び方」などでは、「人と会うこと」「1対1で学ぶ」「メンターに学ぶ」「自分を知る」「語学を学ぶ」「旅」「食べる」「料理」「運動」「場所を変える」など、私が日頃心がけていることも多く、自分のやり方の正しい部分も再確認できました。

記憶力が低下したらどうなるの?

読後、ひとつ、疑問に感じていることがあります。

それは、「インプット」と記憶力の関係です。

インプットは「in」と「put」であるべきはずが、今まで紹介されてきたインプット法は「in」を重視して「put」できていないという樺沢さん。

情報を入れたら、それを「記憶」にとどめておき、いつでも取り出せる状態になっていることが大切といいます。

本を1冊読んだら何も見ずに10分くらい話せてこそ深読であり、インプットだと。

そこで生じた疑問は、「では、記憶力の低下は、イン『プット』の質を落とし、アウトプットの質を下げ、自己成長できなくなっていくのか」ということです。

そうなると、中高年は成長できないのか、それとも「経験値」や「人間性」など年齢を重ねることで得られる能力により補われるのか、はたまたITやAIなどの最新技術でカバーできるものなのかなどと疑問が生まれます。

かつて、私が学生のとき、教授が「情報化社会では、記憶や記録はコンピ-タにまかせ、人間はそれがどこにあ書いてあるかくらい覚えればOK」とおっしゃるのをきき、高校までの暗記教育しか知らない私は、「大学とはすごいところだ」と、度肝を抜かれました。

でも、内容も記憶して取り出せないと、ダメなのかな??……と、そのあたりをどうお考えか、機会があれば質問してみたいものだと感じました。

*****

書いてある内容はもちろん、構成やデザインなど編集も分かりやすいです。オススメの1冊。

学び効率が最大化するインプット大全

著者の樺沢さんが8月18日(日)まで「『インプット大全』感想キャンペーン」を行っています。本の感想を「アウトプット」してみてはいかがでしょうか。

『インプット大全』感想キャンペーン>>

https://www.event-form.jp/event/5836/qGpc8bQmpQQ1

メルマガ登録はこちらから。ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届けしてから、「情報発信で人生を充実させるヒント」などお伝えしています。返信もOK! メルマガ読者登録へ

 林原商店メニュー 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする