シャルル・ド・ゴール空港の乗り換えで天国と地獄。「はじめてのおつかい」は苦い味でした

 2018年3月の子連れイタリア旅は、上海を出発しパリのシャルルドゴール空港で2回目の乗り換え。美味しい朝ごはんをいただき、出発ロビーへ。子供たちだけで初めて買い物をさせてみました。その結果は……

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【ラデュレ 、シャルル・ ド・ ゴール国際空港店のショーケース】

目次

夢のような朝食にうっとり

3月2日の0時10分に上海浦東国際空港を出発した中国東方航空は、エールフランスが共同運行で、同日5時55分にパリのシャルルドゴール国際空港に到着しました。

この後はまた乗り換えです。

次の飛行機は、午前11時にシャルルドゴール国際空港を出発し、13時05分にローマのフィウミチーノ空港に到着の予定。この便はアリタリア航空であるため、荷物を一旦受け取り、もう一度チェックインしなおします。

シャルルドゴール空港では、

「フランスらしい朝食をとろう」

というのがお楽しみ。

私のイメージする「フランスらしい朝食」といえば、ベタですが、「クロワッサンとカフェオレ」です!

そこでチェックインが始まるまでの時間に、美味しそうなお店を探して朝ごはんをいただくことにしました。

すると、すぐに可愛らしいお店が見つかりました。ラデュレのシャルル ド ゴール国際空港店です!

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ラデュレは1862年、パリ創業のパティスリー。マカロンの間にガナッシュを挟む「マカロン・パリジャン」発祥のお店です。

フレンチトーストが有名だそうですが、私は美味しそうにディスプレイされていたクロワッサンで決まり!

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飲み物は、やっぱりカフェオレをお願いしました。娘たちはまだお腹がすいていないのと、店頭のディスプレイに惹かれマカロンをチョイス。

マカロンは1個3ユーロくらい。ケーキは7ユーロくらい。なかなかのお値段です。

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こちらでは、お店がきれいで雰囲気がよいうえに、接客も感じよく、お皿や飲み物が各自の前に丁寧にサーブされました。お値段にも納得。

先程の上海での接客との違いを思い出し、世界は広いし、いろいろだね。と笑っちゃう娘たち。

あんまり美味しくて、心地よい空間だったので、中2次女はサービスでいただいたチョコレートの包み紙を折って、感謝を表現していました。

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中国で「怖い」って言ってたもんね……

娘たち、「初めてのおつかい」に挑戦!

朝食後はチェックインを済ませ、セキュリティチェックを受けてから、出発ロビーへと向かいました。

このころ、時刻は10時くらい。朝食からしばらくたち、次の便では食事が出ません。そこで、ロビー内の売店に立ち寄り、機内に持ち込むペットボトルの飲み物や軽食を買うことにしました。

空港の売店ならよほどのこともないだろうと考えた私は、ここで子供たちだけで買い物に挑戦することを提案しました。

私は店内のテーブルと椅子を確保しつつ、買い物する様子を見守ることに。ユーロの入った旅行用財布は高1長女に託しました。

娘たちは3人で商品を選び、レジに並びました。私の待つ場所から、すぐそこです。

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3人とも背伸びをして、店員さんとやりとりしつつ、お金を出している様子。なんとかなっているらしい子供たちの後ろ姿に、成長を感じます。

しばらくして3人は、

「買えた~!」

と誇らしげな笑顔で戻ってきました。

金額、高すぎじゃありませんか?!

娘たちが買ってきたのは、各自ジュースやお水のペットボトルを1本ずつ。それに小5三女が餃子入りのスープ、高1長女がサラダです。

「いくらだった?」

と質問すると

「72ユーロだよ」

との答え。

……72ユーロ???

72ユーロといえば、1ユーロ130円で換算して9,360円。ジュースとサラダとスープにしては、いくら空港でも高すぎではありませんか?!

そこで、ショーケースで価格を確認してみました。合計すると、30数ユーロです(それだって十分高い)。おかしい!

娘たちに再度、いくらだったかを確認しましたが、3人ともやっぱり72ユーロとの答え。渡した紙幣とお釣りを確認しても、75ユーロ渡して3ユーロのお釣りだったという認識です。

レシートは渡されなかったと言います。娘たちの認識違いか、お釣りの渡し間違いか、価格を故意にごまかしたのか。

いずれにしても、確認のしようがありません。

「売店で普通に買い物できたたつもりが、40ユーロ(約5,200円)も価格が間違っていた。さらに、それに気づかず支払いを済ませてしまった」

という日本では絶対にやらないミスを犯してしまった娘たち。「海外旅行あるある」な洗礼を受け、得意満面の笑みはすっかり消えていました。

「海外旅行では、日本でのように無意識に支払うと、痛い目を見ることがある」

と教えてもらった授業料だと受け止めるしかありません。

落ち込んでいる娘たちには、私のこれまでの「ぼったくられ失敗談」を話してやりました。ええ、いろいろありましたとも。

「自分で気をつける」が予防策

旅行中、ユーロの感覚にだんだんと慣れてきてからは

「今なら、あの買い物で72ユーロと言われたら、絶対に気付くのに……」

と悔しがっていた娘たち。

私も、自分が買い物する際に気を付けていることを教えないうちに行かせたのが敗因だったと反省しました。

以下は、改めておさらいした、支払い時の注意点です。

商品の金額は計算しておく

暗算でざっくりの金額だけでも出しておけば、今回の支払いミスは防げました。

お金は額面を確認しながら出す

外国のお金は金額を間違いやすいため、額面を店員さんや周りのお客さんと確認してもらうと、支払い金額をごまかされたり勘違いされることが防げます。※クレジットカード支払いなら、額面を確認するだけでOKですね。

レシートはもらい、その場で品目と金額を確認する

別の商品を入力されたり、別の人の金額だったりしないかチェックします。

おつりは忘れずにもらう

旅行中はカフェで「お釣りをくれない」ということが何回かありました。「○○円のお釣りですよね」

と伝えると、

「あらごめんなさい、忘れてたわ」

という様子でくれました。もう。

お釣りをくれても金額が間違っていることもあるようなので、金額は確認しましょう。※これもクレジットカード払いなら防げますね。

おかしいと思ったら、その場ですぐ伝える

「アレ?おかしいぞ」

と気づいたら、そのとき伝えましょう。レシートもなしに支払いが終了してしまったら、今回のように確認のしようがありません。

 

外国では気を引き締めて

日本ではなかなか遭遇しない「レジでお金をごまかされる(と感じた)」体験。娘たちは「海外では、誰も信用できない」という教訓を得たと言っておりました。

騙されたり、お金のトラブルに巻き込まれたりしていては、せっかくの旅にケチがついてしまいます。その国や人々への印象が悪くなり、トラブルの規模によっては、旅を切り上げなくてはいけない場合もあるでしょう。

また、外国では「日本人は素直で騙しやすい」という評判だとか。同胞に迷惑をかけないためにも、気を引き締めて歩きたいものだと感じました。

娘たちが大人になり自分で海外旅行をするときには、もっと悪質な輩に狙われることがあるかもしれません。高い授業料にはなりましたが、今後に活かしてほしいものだと思います。

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