自分史づくりの第一歩。素年表で自分の歩みを振り返る。

「ときどき振り返ることも大事だね。自分がどれだけ頑張って登ってきたか、自分の進歩が分かるよ」

先日、静岡の久能山東照宮で、石鳥居から続く1159段の段数を登った途中に、中2次女が言った言葉です。

そう、自分の歩み、つまり自分史をときどき振り返ることは、自分の頑張りや進歩を認め、自信をもつことにつながります。

ただ、いきなり「自分史執筆」となると、何から書けばいいやらちょっと大変そう。まずは、「自分史年表」から始めてはいかがでしょうか。

 

【久能山東照宮への石段909段目「一の門」から、歩いてきた階段と駿河湾を望む】

目次

自分史の「素」となる年表「素年表」

この「自分史年表づくり」は、自分史をつくる工程全体のなかでは、はじめに行う

「素年表づくり」

にあたります。

 

素年表とは、年史や記念誌、自分史を作る時のもとになる年表です。この年表に、いろんな資料に点在する情報をひとつにまとめます。

この素年表は、これをもとに自分史の編成案や仮目次を作ったり、取材や記憶をたどる際の参考にしたりします。また、巻末に年表を掲載するときは、その元原稿にもなります。

素年表をつくることで、人生の転機など自分史全体の流れがつかみやすくなります。また、年表を作成している最中に、記憶がより掘り起こされ、記述内容に厚みが出るというメリットもあります。

素年表づくりの材料

素年表を作るとき、まずは、素年表づくりの材料となる資料を集め、出来事の日付や正式名称、関係人物の名前、何があったかなどを確認します。

素年表の材料となる資料には、自分史の場合は、例えば以下のようなものがあります。

  • 戸籍
  • 家系図
  • 日記
  • アルバム
  • 文集
  • 賞状
  • 卒業証書
  • 結婚式など招待状
  • 資格証明書
  • 手紙、メール
  • SNSにアップした記事
  • 叙勲褒章の推薦書

などなど。

こうした資料は、引っ越しなどのときに処分することもあるでしょう。そのときは、PDFなどのデータにしておくことをオススメします。

また、時代背景が確認できる新聞や雑誌の記事も、自分史の材料になります。

 

Excelで自分史の素年表をまとめておく

素材が揃ったら、自分史の素年表を作っていきます。

そのときは、Excelで作るのがオススメです。Excelだと、出来事の追加や挿入、年月日の間違いを発見したときの入れ替えなど、年表の管理が簡単だからです。

1行目には、例えば以下のような項目を設けます。

  • 「西暦」
  • 「和暦」
  • 「月」
  • 「日」
  • 「年齢」
  • 「出来事」
  • 「備考」
  • 「参考資料」

そして、資料を確認しながら、日付や出来事を書き込んでいきます。

日付のはっきりしない事柄や思い出は、分かる範囲で、だいたいの年や月などを書いておきます。あとから分かれば、正確な日付を追加しましょう。

私も自分の素年表をExcelで作り、新たな出来事や詳しい日付などが分かったときには、その情報を追記しています。1年の終わりには、その年に転機となった出来事や自分にとって大切な思い出を追加しています。

 

このようにしておくと、プロフィールの提出を求められたり、知り合いや子供たちに、これまでの体験などについて質問されたときも答えやすいので重宝しています。

遅々とではありますが自分が成長してきたこと、前進していること、過去の出来事が現在に与えて意味などを再発見し、過去の自分に励まされることもあります。

自分史の素年表を少しずつ作っていってみてはいかがでしょうか。

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