発表する文章に自信が持てないなら、プロの助けを借りるのもアリ

IT技術などの発達により、インターネットでの情報発信や個人で印刷物を作ることが、以前よりも簡単にできるようになりました。

HPやブログ、パンフレットやチラシづくりを専門の会社に頼まず、自分で作ることも珍しいことではなくなりました。

さて、ここで質問です。

あなたは、自分の文章に、自信がありますか?

 

目次

編集者は文章を書くのが得意か

さて、質問の答えはいかがでしたか?

……私はありません。

文章を書いたりチェックしたりする仕事をしているじゃないか!? とおしかりを受けるかもしれません。

でも、編集者の中には、「他人の文章はチェックできても自分では書けない」という人もけっこういます。校正者や校閲者も「書くより読むのが得意だからやっている」という方もいらっしゃいます。

私自身も、作家でも、ライター専門でもなく、「編集者」になったのは、「文章を書くのが得意」だとは思っていないから、というところもあります。

私達が目にしてきた文章は多くの人に磨かれていた

これまで書店などで販売されている出版物の場合、通常は編集者の企画に沿って、著者やライターが文章を書き、その文章は校閲者や校正者チェックを受けます。

校閲は、文章の誤りや不備をチェックしたり、事実確認したりする工程です。

校正は、原稿と校正紙、前の校正紙と次の校正紙を比べ、修正指示箇所が直っているか、制作物としておかしなことになっていないかをチェックする工程です。

私は普段、編集者やライターとして原稿をチェックしたり、されたりしているので、ひとりの人間だけで取材し執筆した原稿が、独りよがりで分かりにくいものになりがちであることを承知しています。

私が編集者としてライターの文章に疑問出しや修正指示を入れることは当たり前です。私がライターとして書いた文章に担当編集者や校閲者から赤入れ(指摘を赤字で書くことが多い)がたっぷり入っていることも当たり前です。

私達が書店などで目にする出版物は、こうした疑問出しや誤字脱字のチェック、体裁のチェックを受け、修正を繰り返して、見た目と内容の精度を上げていくのです。

こうした常識の中で仕事をしていた私は、ブログなどで校閲や校正を経ていない文章を公開することについて、当初は「絶対に間違ったことを書いてしまう。分かりにくいことを書いてしまう」と、ものすごい恐怖を感じておりました。

自分でチェックして文章の精度を高める方法

と怖気づいていても、今ではこうしてブログで、校閲も校正も受けることなく、書いた文章をアップするようになりました。(印刷物とは違い、間違いが分かればあとから直せるというのは、ありがたいことですね)

ブログやSNS、HPなどで、企業や個人が情報発信できる時代となり、著者やライターでなくても、文章を書いてアップすることが、どんどん増えています。

もちろん、Web以外の紙媒体で、寄稿や発表などをなさる方も、相変わらずいらっしゃることでしょう。

プロの校正者や校閲者に、原稿チェックを頼む予算や時間がない場合、文章の精度を上げるためには、以下のような方法があります。

推敲する

国語の時間でも習った「推敲」です。分かりにくくはないか、もっと言いたいことを表現した言い回しはないか、論理的に矛盾がないかなど、見返して考えましょう。

自分で校正する

少し時間を置いて、頭をフレッシュにしてから、他人が書いた文章を見るような客観的な視点で読んでみましょう。誤字は、プリントアウトして紙で読んだほうがを見つけやすいと言われています。

校正者・校閲者なしで完璧に正しい文章が簡単に書けるなら、それらの仕事はとっくになくなっているでしょう。自分でチェックすることがほとんどのブログの場合、誤字脱字はもう、ある程度はもうどうしようもないと、どこかで踏ん切りをつけることも必要です。

他人に読んでもらう

企業のサイトなら、論調やテイストが会社としてOKかどうかというのもチェックする必要がありますよね。そんなときは、職場の仲間や上司に読んでもらうのがオススメです。

また、一般の方向けの文章なら、家族に読んでもらうのもいいでしょう。専門分野をお持ちの方の文章は、一般に向けて書こうとしても、専門外の方に分かりにくくなってしまう傾向があります。専門外である家族が「すんなり読めて理解できた」「なるほど~と思った」と言ってくれれば、みんなにとって分かりやすいということですね。

※私も時々、当ブログを中学生の娘に読んでもらっています。

プロにチェックを頼めば安心

自分でチェックしたり、職場の仲間や家族などに頼む時間がない場合もあるでしょう。また、不完全な文章を親しい人たちに見られることに、抵抗感があるお立場の方もいらっしゃるかもしれません。

また、同じ人が客観的に見ようとするだけではなく、本当に客観的にチェックしてほしいと思う場合もあるかもしれません。(プロが出版物を作る場合も、ずっと同じ人が同じ文章や校正紙を見ているとミスを見落としやすくなるので、複数の校正・校閲者、編集者の目でチェックしています)

あるいは、文章の専門家からの意見や太鼓判がほしいということもあるでしょう。

こうした場合は、プロに校正・校閲をチェックしてもらうのがオススメです。料金や得意分野などが事業者ごとに異なるので、HPなどで確認してから依頼すると安心ですね。

林原商店でも、編集業務を承っており、校正だけ、校閲だけというスポット的なお手伝いも可能です。

また、そもそも、何を書けばいいのか悩む…といったお悩みをお持ちの方には、書く題材は表現の仕方に関するご相談も承っております。

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